睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

「司馬遼太郎が考えたこと」司馬遼太郎

意識した訳ではないけれど、今年の夏、二大東照宮に立て続けに行ってしまった。本当にたまたま。

日光東照宮久能山東照宮

祀る神は東照大権現言わずと知れた徳川家康である。将軍様

徳川家康は自分の亡骸をまず、久能山に葬った後、日光に小堂を造営するよう遺言したという。(京都の金地院にも小堂を造るように遺言)

日光に小堂…。小さいのかな、あれ?家光くんと天海僧正派手にしすぎたような気がする…。

それはともかく、日本全国に東照宮は数多あれど、(ウィキペディアによると現在は約130社だそうだ)この2つの東照宮は別格。徳川将軍家が江戸時代中、維持費をつぎ込んだおかげで(?)、現在でもとにかく絢爛豪華できらびやか。彫刻が細部まで施されていて「は~結構ですな~」とやっぱりつぶやいてしまう。

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日光東照宮の陽明門。扁額の文字は後水尾天皇だそうです。

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こちらは久能山東照宮。写真ではわからないけど、見晴らしサイコー。

 

この二つを二大東照宮とだけ言っていればそれでいいと思うが、どうも日本人は「三大●●」にしたくてたまらないらしく、全国各地の東照宮が「我こそは三つめの東照宮」と名乗りをあげているらしい。

…狭い世界で、狭い争い…。

いいじゃん、2つでも…。

 

そのうちの1つが、我がG県にある。その名も「世良田東照宮」。

この名を聞いてぴんと来る人はかなりの家康ラヴァーであろう。

このあたりには「徳川」という地名があり、「徳川家発祥の地」とされているからなのだ。別に、現代の地元民が「うちの地名、将軍家と同じじゃん!だから、ここが発祥の地に違いねえ!」との薄い根拠で、発祥の地を名乗っている訳では無い。家康自らが、この地を発祥の地としたのだ!

 

司馬遼太郎が考えたこと」は歴史小説の大家、司馬遼太郎の論評やエッセイなどの雑記を集めたものだが、その中に収録されている「徳川家康」という文章の中で、家康の祖先に触れている。

 

家康の数代前、北国のほうをうろうろしていた乞食坊主が、松平郷にやってきた。(中略)

その男も、松平郷の松平家に長逗留していたが、やがて当家の後家さんとできてしまって子がうまれた。(中略)

その子が、家康の祖である。(中略)

家康はえらくなってから家門をかざるために「じつはその乞食坊主が新田義貞の子孫であり、従ってわが家は源氏の名門になる」などというようになった。

 

世良田東照宮のホームページの由緒によると、その新田義貞の子孫は、新田(徳川)義季。その後、9代目の親氏の代に、領地を追われて出奔。これが、司馬遼太郎のいうところの「うろうろしていた乞食坊主」のようだ。(婿に入り、松平親氏と称する)そして、その7代後が家康だそうだ。

 

遠いな…。

無理矢理感、半端ね~。

まあ、当時の人も、現代の人も(多分家康本人も)、信じてないね。

司馬氏も「そういう家ではない」と言い切っている。

しかし、徳川家の皆さんはそうも言っていられないようで、家光くん&天海僧正ペアにより、1644年に日光東照宮からの遷宮が行われ、世良田東照宮が誕生したとのこと。家光くんにとってもご先祖の地だしね…。

一応、由緒正しいので、世良田東照宮は「三大東照宮」を名乗っている、ということなのだ。(何でも、久能山と日光を一直線に結ぶ位置、云々もHPには書いてあったけど、私、そういうの好きじゃ無いな…

 

世良田東照宮には数年前に参拝した。

二大東照宮に比べると明らかに格が違いすぎるが、まあ、G県の片隅にしてはそこそこ立派。

御駕籠の顔はめパネルが楽しかった…。(日光東照宮にも久能山東照宮にも顔はめパネル、結構あった…。東照宮一門、顔はめ好き…??

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前の駕籠かきさん、辛そう…。顔を出す部分はカットしました。写真を見返したら、これしかなかった…。

 

これで、私は三大東照宮を制覇したことになる。

わーい!嬉しい。

なんだろう。やっぱり、私も日本人だから「三大●●」がしっくりくるのよね。代表選手は3人まで!

しかし、他にも三大東照宮の名乗る神社はある…。

それどころか、日本国内には他にも100を超える東照宮があるのだ。

うーむ、一生かかってもすべてに参拝するのは無理だな。いや、コンプリートを目指す気はさらさらないけど!

 

江戸時代には、東照宮は500社とか700社とかあったらしい。

やっぱり、徳川家康のご威光はすごいな~。

司馬氏は、家康は「だまさない人」だと言う。

天才ではないが、義理堅さ、律儀さがすぐれていて、この性格に対する信用が天下を取らせた、としている。

しかし、晩年の「まるで死にものぐるいのように秀頼をいじめ、だまし、ついにその家を覆滅した」ことから「たぬきおやじ」になってしまった、と同情する。

 

東照宮にはだいたい、「家康公遺訓」が掲げてあった。

(遺訓自体はどうやら偽物の疑い濃厚らしいが…)

 

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

 

確かに司馬氏のいう「だまさない人」らしい、堅忍質直などっしりとした貫禄を感じるお言葉。

どんな人物だったのか、今となってはもうわからない。ただ、推測するだけ。

最後に行った、久能山東照宮で、富士山を眺めていたら、「徳川家康という人がいて、ここに眠っているんだな~」という妙な実感が今更湧いてきて、なんだか不思議な気分だった。

歴史と現代は地続きなんだな~。

 

ちなみに、司馬氏によると、徳川家先祖の乞食坊主は隣村の酒井家の後家さんともできて、子どもがうまれた。その子は徳川家の譜代大名の筆頭になった酒井家の祖だそうだ。

…世良田東照宮は、酒井家の発祥の地でもあるね…。

 

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御朱印ゲットだぜ!

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 浜松城にいた徳川家康。出世前なのかな…?

 

司馬遼太郎が考えたこと〈2〉エッセイ1961.10~1964.10 (新潮文庫)

司馬遼太郎が考えたこと〈2〉エッセイ1961.10~1964.10 (新潮文庫)

 

 「徳川家康」は2に収録。

日光男体山~奇跡の晴れ~

日光男体山に登ってきました。

同行者は学生時代の友人、キキちゃん。

私とキキちゃんのコンビは伝説の雨女コンビ。ここ数年、一緒に出かけた山はだいたい雨…。尾瀬屋久島も立山も雨…。キキちゃんは「山で撮った写真はほぼゴアテックス」と肩を落とすほどの強烈な雨パワーを秘めているのだ。

それでもめげずに、今年の訪問先として選んだ山は日光!関西在住のキキちゃんの「日光を見て、結構と言いたい!」との意向による。東照宮の陽明門、修復終わったしね~。

「よし!男体山以外の観光資源が豊富だ!今年も雨だったら、温泉巡りに変更も可!」と勢い込んで、男体山に決定。

当日までとにかく天気予報を毎日欠かさずチェックする。なんと、奇跡的に晴れ予報(ただし、午後は雷雨)。ついに、私たちに晴れの登山チャーンス(アタックチャンスの感じで読んでください)が巡って来たようだ。やった~!

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中禅寺湖からの男体山。にょきっと綺麗な形。直登の登山道も見える…。

 

前日は日光市内に宿泊して、東照宮やら輪王寺やらを堪能。

翌朝、7:00に宿を出発。快晴!とまではいかないけれど、天気は晴れ。暑くなりそう。やった~!

いろは坂を通り、7:45くらいに登山口である二荒山神社中宮祠到着。駐車場がよくわからなくてちょっと離れた市営駐車場に駐めてしまった。鳥居の中に入って行くと神社の中に無料駐車場があったらしい…。しまった…。

8:00くらいに二荒山神社で受付し、登拝料500円を納めて、説明を受ける。男体山二荒山神社のご神体で神社内のため、山に登ることは「登拝」なのだ。説明によると、この日は130人くらい登っているそうな。多いのかな…?多分、多いんだろうな…。

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登拝料を納めるとお守りもらえます。首から下げて登るのが正解?

 

神社脇の石段をがつがつ登るとしばらくして、ようやく現れる1合目の標識。ここから登山(いや登拝)スタート!だいたい8:40ころ。

林の中をとにかく一直線に登る。これが直登ってやつか~!

男体山ただひたすら登るのみ!体力勝負の山!と聞いていたので、ある程度覚悟はしていたけど、のっけから結構辛い…。

そして気温は下界に比べれば相当低いはずだけど、湿度が高くて、蒸し暑い!汗が滝のよう。晴れなのは嬉しいけど、体力消耗する…。

 

黙々と登ることおよそ40分。3合目到着。ここからは工事用道路(アスファルト舗装)を歩く。

…あれ?2合目どこだったんだろう…?

男体山は富士山のように頂上まで●合目と分けられているので、どこまで登ったかの目安がわかりやすくなっている。

今回はコースタイムをちゃんと記録するために、標識の写真を撮っておくんだ~と意気込んでいたけれど、すでに2合目をロスト…。あかん…。

 

唯一の心安まる区間(?)工事用道路をだらだら歩いて4合目到着。9:40。

工事用の小屋(?)の影で水を飲んで休憩。

水、染みる!うますぎる!」と感動の叫び。

なんだろう、序盤戦からいつになく体が水を欲している。蒸し暑さにやられているのかな…。(この後、休憩の度に、水の美味しさを叫ぶ私に、キキちゃんは不審の目を向けていた…)

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工事用道路からの中禅寺湖。まだ近い。

 

4合目からは本格的な山道、という感じ。

なんか山らしくなって来たな~と俄然元気を増す私。頑張って登るぞ~!

5合目着 10:10

6合目着 10:30

7合目着 11:10

登ってるときは、「うーん、次の●合目はいつ来るのだ。もう、かなり登ったぞ!」と思っていたけど、後から時間を見ると30分弱なんだな~。そんなもんだったのか。

6合目からは本格的な岩場。

私、岩場好き!

両手も使って、登っていると、なんか楽しい。一歩一歩進んでいく感じが良いのよね~。心の中にある言葉は「三点支持」!(私の山の相棒ノムさんによると「登山する人の好きな四字熟語は「森林限界」と「三点支持」の2つ、だそうです)

岩場で振り返ると、後ろに中禅寺湖

高いとこまで来たな~!

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大分上がってまいりました。

 

8合目からは防御ネットゾーン。というか、何というか…。11:45くらい。

多分、雨が降ると真ん中を水が流れて土が流れちゃうので、それを防ぐために(?)防御ネットが地面にがっつり張られている。かなりの頻度で木の杭が打っているので、躓かないように注意が必要。

岩場じゃないので、もしかすると登りやすい箇所なのかもしれない。でも、私は前半の無理がたたったのか、とにかくここが一番キツかった。

そして、ここで私は気づいた。

キキちゃん、体力半端ねぇ!!

過去に一緒に山に登った時はだいたい雨だったので気づかなかったけど、明らかに私と速度が違う。

岩場は私の好きな箇所なのでそれほど差がつかなかったけど、8合目からの土ゾーンになったとたんに、もうアカン。キキちゃんについて行ったら、私、息が上がって倒れるかもしんない。

この時、私の頭をよぎったのはアメトーークの草野球芸人で語られていた事。

曰く「草野球チームには2つパターンがある。1つは勝利を目指してガチに野球をするチームで、もう1つは勝利とかどうでもよくて、みんなで楽しくやるチーム

私、後者だった~!「キノコが3ニョッキ!」とか「あっちの山、キレてるね!カッコいいよ!」とくだらないことを言いながら、だらだら登るのが楽しいタイプだったんだ。今ごろ気づく事実!

そういえば尾瀬でも、バスの時間が迫る中、ノムさんアホ写真ばかり撮っていてゴマちゃんに呆れられたな…。

キキちゃんは「1面クリア、2面クリア、という感じでどんどん登るのが楽しい」と言っていたので、かなり前者に近いタイプかと…。ストイック。一緒にアホ写真は撮ってくれるけどね…。

そして、キキちゃんは自他共に認める超マイペースで、人に合わせることが苦手め、途中からあきらかに私が遅れても、決して待っていてはくれないのだった…。いや、9合目の休憩ポイントとかでは待っててくれたけど。

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8合目の印だけ手書き…。他は石碑とかだったのに。

 

9合目着 12:30

私がペースを落としたので、遅くなってる。

もう、すっかり開き直って自分のペースで登ることにしたので、ほぼ1人だけど、楽しい登山。中禅寺湖を眺めたり、他の登山者の方と「もうちょっとですね」と挨拶したり。るーん♪

私もキキちゃんと同様マイペースなのだ。だからこそ、長い間、友情が続いているのであろう。

ここからは噴火の火山礫のザレ場。ザクザク登る。

一面真っ赤なので、心の中で「地獄のレッドゾーン」と名付ける。私、ザレ場も苦手なので…。ここが最後の危険地帯!って感じを込めて命名。

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地獄のレッドゾーン。森林限界もほぼ突破。

 

12:50くらいに登頂!やった~!

キキちゃんにはだいぶ頂上で待たせてしまった。すまんすまん。

そうだ、登頂じゃなくて、登拝だった!ということで、二荒山神社奥宮にお参り。

そして、二荒山大神やら剣やらを見物。鐘があったり、写真用の「霊峰 男体山頂 2486m」の看板もあったりと、なかなかエンターテイメント性に富んでいる。登拝料が支えているのかしら?

頂上をうろうろ楽しんでいる時の私の頭には、なぜか、NHK大河ドラマ西郷どん」のテーマソングがずっと鳴り響いていた。…オープニング映像からの連想かな…?鼻歌が止らない…。

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剣。なんか、すごいな、コレ。

 

そして、頂上からの中禅寺湖の眺めは最高!

方向を転じれば、我がソウルマウンテン赤城山男体山が戦ったという戦場ヶ原も一望。…負けたのよね、赤城山が…。ちぇっ。

やっぱり、登山は晴れの日だよね~。キキちゃんの登山の歴史上、初めての晴れ!

「真っ白じゃ無い景色、初めて~」と言ってた。…どんだけ雨女なんだ、あなたは!

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頂上からの中禅寺湖。遠い!

 

頂上を堪能して、14:00下山開始。ピストンで同じルート。

下山はキキちゃんに従って、黙々と下る。

あんなに辛かった8合目がどんどん下れる…。今日の上りの敗因は本当にペース配分だな…。

黙々と下ってはいるけれど、キキちゃんのペースに合わせない、と決めたので、やっぱりそこそこ差がつく。

6合目あたりで岩に足をちょっとぶつけて「痛った~」とつぶやいたときに「今、ここで滑落したら、救助頼んでくれるのはキキちゃんじゃなくて、偶然居合わせた登山者の方なんだな…」と思ったら、ちょっと寂しくなる…。

痛いとつぶやいても一人(by尾崎放哉)

いかん、この句のパロディはいかん!寂しすぎる!

こんなこと考えるくらいなら、黙々と下らないで、もうちょっと楽しみながら下ればよかったな~。

 

1合目到着が16:50くらい。2時間50分で下りた感じ。ヤマケイアルペンガイドの標準コースタイム(170分)とほぼ同じ。途中、休憩しているから結構早いペースだったんじゃないだろうか?

結局、キキちゃんのペースに合わせてしまったかも…。まだまだだな、私。

下山後、二荒山神社自動販売機でコーラで祝杯を挙げていたら、犬連れの登山者の方が犬のために水を買っていた。

「タロウ~(犬の名前:仮)お水だよ」との飼い主の声に即座に振り返り、ばっしゃばっしゃ水を飲むタロウ。

私とタロウの間に芽生える激しい共感。

お疲れ様、タロウ!暑くて疲れたね。でも、楽しかったね!

 

暑くても、やっぱり、登山は晴れの日だな~。この日は結局、夕方の雷雨も無く、最後までカッパの出番無し!ひゃっほう!

キキちゃんと私の雨女の呪いが解けたと思ってもいいかしら?

次の登山の時、そこで答えが出る…かも。晴れを願う!

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帰り道の大谷インターで購入した黄鮒(宇都宮の郷土玩具)のぬいぐるみ。かわいすぎる!

 

<コースタイム>※下りはほとんど写真を撮っていなかったため、よくわからず…

7:00日光市内…8:00二荒山神社(参拝、準備)…8:40一合目…9:40四合目…10:10五合目…10:35六合目…11:10七合目…11:45八合目…12:30九合目…12:50頂上(お昼休憩70分)…14:00下山開始…16:50二荒山神社

八ッ場ダム見放題

現在、首都圏唯一の建設中のダム八ッ場ダムを見学してきました。

実は、以前ブログにも書いたチャツボミゴケ公園に行った6月に、ついでにダム見学ツアー(解説付き)に参加。そして、つい先日、草津温泉に行ったついでにも見物したので、最近、やたら八ッ場ダムを見ているのである。

何故か、急に八ッ場ダムが気になりだしたのだ。私の野生の勘が「今、見とけ!」と告げている…。だって、もうすぐ完成しちゃうから!

 

八ッ場ダムは現在G長野原町に建設されているダムである。平成31年度(もう平成じゃないか…)完成予定。

利根川支流の吾妻川をせきとめる重力式コンクリートダム

建設中止をするとかしないとかで、一時期大きくクローズアップされたが、現在は着々と工事進行中。その辺りについて、私なりに思うところはあるが、とりあえず意見は控える。

いろいろ目立っているせいで「超巨大なダム!」だと思っていたが、完成後の大きさは関東で9番目だそうだ。あれ、意外と小さい…。

 

通常、建設中(=工事中)のダムは見物出来ないものだと思うが、八ッ場は違う。わざわざ、見学するためだけの高台、その名も「やんば見放台」(ナイスネーミング!)を作っちゃったのだ。ついでに、今年は毎日、予約必要無しの見学ツアー「ぷらっと見学会」も開催。

長い年月いろいろなことがあったから、国交省も気を遣ってるんだと思う…。

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 結構登ります。

 

知名度があがったせいなのか、私が行ったとき、「やんば見放題」はかなりの賑わい。

老いも若きもえっちらおっちら坂道を登り「おー、作ってるな~」「だいぶ出来てるじゃん!いつ完成なの?」と工事中のダムをわいわい眺めていた。

なんかね、面白いよね、工事現場って。途中が見られる、ということに「今だけ!」感をあおられる。限定ものに弱い日本人…。

 

やんば見放台はダムの東側、ぷらっと見学会はダムの西側から見学する。ちなみに、その両方を結ぶのが八ッ場大橋。この橋を通ると、ダムが正面からじっくり見られる。

私は東西両方から見学し、八ッ場大橋も当然通行した。三方向制覇!

ダムが完成すると、この八ッ場大橋の下が全部水で沈むのだ。橋桁に線が二本引かれていて、その下のラインが満水時の水のライン(標高583m)、上のラインがダムの天端のライン(標高586m)だそうだ。

かなり上まで水くるね…。すごい量だな。本当に、こんなに水がたまるのかなあ。こんなに水ためちゃったら、下流に流す分なくなっちゃわない?と、素朴な住民は思う…。(いや、頭では理解しているでごわす)

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 矢印のところまで水!望遠鏡で見ると、ライン上に標高が書かれている。スマホ限界の倍率で写真撮った…。

 

工事は平成29年12月に5割を突破!今は7~8割くらいまで来た感じに見えるな~。完成近そう。

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平成30年8月。見放台から。さすが、よく見えます!

 

ダムの東側にコンクリートプラントそのものを建設し、そこで、どんどこコンクリートを作り、ダム上空に張られたワイヤーでゴトゴト運搬。

遠くから眺めているので、ドラム缶(コンクリート入り)が空を飛んでるように見える!

面白い!

運ばれたコンクリートは無造作にどさ~っとダム天端にぶちまけられ、それをユンボで平らにならし、重機が締め固めていく。

アームの先が四本の歯になってる締め固め機が、天端のコンクリート歯をざくーっと刺しまくっていた。これで、締め固められるのか…。よくわかんないけど、やってることは結構アナログだな…。私が、鳥(オカメインコ)のエサを袋から瓶に移した後、割り箸でざくざく刺して沈ませるのと原理は一緒なんだろうな…。

ちなみに、重力式コンクリートダムでは、鉄筋は入れないんだって!コンクリートの自重で水を支える構造だから、ただひたすら大量のコンクリを積み上げるだけなんだそう。

そうなの!?それで大丈夫なの!?

巨大な建造物だけど、単純な作りなのね、ダムって…。

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ドラム缶で降ってきたコンクリを締め固め中。ざくーっ!! 

 

ついでに、上空に張られたワイヤーでは重機も運搬する。

ぷらっと見学会に参加した時、たまたま、この運搬に遭遇し「ああっ!珍しい!!皆さん、空飛ぶ重機です!!」と説明役の国交省の人(女性)が大興奮していた。

…こういうの、好きだから国交省に就職したんだろうな、この人…。

マニアの気配を嗅ぎ取り、一気に好感度UP彼女はダブルアーム重機(商品名「ア●タコ」。見た目はカニ)が好きだね、きっと。

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空飛ぶ重機。背景の色と区別がつきにくい…中央にいます。日●建機製を運んでくれれば目立ったのに…。

 

さて、ダム見学をしたならば、必ず語らねばならないことがある。

ダムカレー!

ダムカード!!

もちろん、私はどちらもしっかり獲得した。

 

ダムカレーは道の駅「八ッ場ふるさと館」で食することができる。辛口(舞茸)850円 甘口(野菜) 700円。

私はぷらっと見学会参加前に食べたため、「これからダムを見るんだぞ~!」というハイテンションで高い辛口(舞茸)をチョイス。後からよく考えると、150円も価格に差があった…。高級なんだなあ、舞茸。

こちらのダムカレーはカレー(水)をせき止めるダム堤体が陶器でできている。

邪道だ!」と憤る友人。しかも、「カレーはご飯と一緒に食べたいのよ!陶器が邪魔なのよ!」と、さらに痛恨の一打を浴びせる友人。…確かに!

しかし、この陶器堤体にも良い点がある。

堤体をそろりそろりと上に持ち上げると、ご飯側にカレーが流れ出るのだ!(ご飯にはあらかじめ放水用のくぼみが設置されている

放水、なんかリアルでイイ!

ご飯堤体を崩して、強引に決壊させるよりも、ゲートをあげる現実の放水に近い感じだ。

陶器堤体はお土産として売店で売っている。自宅でも簡単放水…。ううむ…。しばらく己の欲望と戦ったが、なんとか勝利を収めることに成功した。

ちなみに、ダムカレーを注文すると八ッ場ふるさと館のダムカードが貰える。

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じわり放水。

 

もう一種類の公式(?)ダムカードぷらっと見学会に参加すると貰える、とチラシなどに書いてあったけれど、特にそのアナウンスもなかったので、見学会終了後に聞いてみた。

「あ、それね!スタンプ3つ集めると贈呈です!この見学会で2つ押せるから、残り1個はふるさと館で貰ってね」と、ぱんぱーんとスタンプ押してくれた。(八ッ場見放題と資料館のスタンプ)

見学会で貰えるって、そういうことか!わーい、ありがとう!聞いて良かった。聞かなきゃわかんなかったよ。

「あとね、八ッ場大橋の上で、持ち寄りビールで乾杯の会(全然そんなタイトルじゃなかったけど、そういう内容のイベント)やるから、どうですか?」などと、見学会終了後の国交省の人々はとっても気さくで良い方々だった。乾杯の会行きたかったな…。

その後、八ッ場ふるさと館の情報コーナーにて、3個目のスタンプをゲットし、めでたく、公式(?)ダムカード八ッ場ダム(建設中) バージョン0.4(2018.1)」入手!

これ、だんだん出来上がるごとにバージョン(写真)が変わって行くのよね…。もっと早く気づいていれば、コンプリート目指したのに…!私の野生の勘は、何故もっと早く働かなかったのか…悔しいけれど、建設中のバージョンが入手できたので嬉しい~。

(ちなみに八ッ場ふるさと館のダムカードバージョンが変わるらしい。しまった…)

私のゆるーい趣味であるダムカード集め、着々と進行している。ふふふ。楽しい。

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 締め固め機君もカードに登場!

 

実は私には来月もこちらの方面に行く予定がある。

また、ダム見に行っちゃおうかな~。工事、どのくらい進んだかな?

そして、出来れば、夜間工事中(ライトアップされている感じで幻想的らしい)の見学をしたいな~。

移転した川原湯温泉にも入らないとね。

完成まで、機会を作って、できるだけ行くぞ~。(もちろん、完成後も行く!)

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ダムカレーパン(八ッ場ふるさと館)。堤体アーチ型なのが、ちょっと残念…。

「海がきこえる」氷室冴子

先日、友人のマーサと好きなジブリ作品は何か、という話題で盛り上がった。

私のベスト3を発表しよう!ぱんぱかぱーん

 

1 天空の城ラピュタ

2 海がきこえる

3 雲のように風のように

私は熱心なジブリファンではなく、見ていない作品も多いため、あくまで私個人のランキングだということを付け足しておく。

 

自分で言うのもなんだけど、渋いランキングだ…。

2位と3位、映画じゃないし…。

(というか、このブログを書く前に調べたら、「雲のように風のように」はジブリ作品ですらなかった…。近藤勝也さんがキャラクターデザインしてたから…。勘違いも甚だしいが、ランキングした時の自分を尊重して、強気に修正しない。ちなみに繰り上げるとしたら「千と千尋の神隠し」)

 

ちなみにマーサのベスト3は以下の通りだ。

1 風の谷のナウシカ

2 思ひ出ぽろぽろ

3 耳をすませば

 

マーサも割と渋いな…。

ちなみに、マーサは「女の子が主人公の作品が好き」だそうだ。なるほど。

でも、二人とも、1位は一応、超弩級メジャー作品持って来るあたり、性格似ているのかも…。

 

渋さの極み(かもしれない)「海がきこえるを私は2位にランクイン!

この作品、なんかイイ。私は、すごく好きだった。

映画ではない。テレビのスペシャルアニメだった。(日本テレビ開局40周年記念番組だったらしい)しかも、夕方4時からという、非常に見にくい時間に放送された。当時、夕方は学校帰りの子ども向けアニメが放送される時間帯だったからだろう。多分。

当時、リアルタイムで見られる年齢でよかったな~。ラッキーだった、私。

見終わった後、ずっと頭のどこかにこの作品が残っていて、しばらく後に原作を読み、猛烈に好きになった。思い返せば、私が氷室冴子を特別視するようになったのはこの作品からかもしれない。(集英社さん!前から言っていますが、氷室冴子全集の刊行を是非ともお願いします!)

 

実は、アニメは当時の放送しか見ていないので、もう今となっては、大分あやふや…。主人公拓が風呂場で寝るシーンが狭そうだったな…というあたりが鮮明に画像として残っているくらいだ。(それでもジブリベスト2に入れるぞ、私は!

これを機に見返してみようと思ったら…ネット上ではジブリ作品見られないのね…。(もちろん、お金払うつもりで検索しました!)DVD借りてくるまでの情熱は私には無かった…。

ので、原作を本棚の奥から引っ張り出して再読した。やっぱりイイ!以下、アニメの話題、ほとんど無しです。

 

舞台は高知県の高校。

東京からやってきた転校生武藤里伽子と地元の高校生である主人公杜崎拓の恋を描く青春小説だ。大学に進学した後、高校時代を思い出すという回顧スタイルで描かれている。(原作は東京の大学に進学した後の話もあるが、アニメはほぼ高校時代のみ)

内容をさらっと書くと、ちっとも読みたい気がしないな…。都会からの転校生の題材って昔から使い古されてる気もするし。(「風の又三郎」とか「ズッコケ㊙大作戦」←オススメ とか)

でも、この都会からの転校生、里伽子がイイのだ。

高知弁を馬鹿にしたり、行事に参加しなかったりで、田舎の女子高生の視点で見ると、お高くとまって、すごく感じの悪い転校生。でも、成績優秀、スポーツ万能で、田舎に混じらない態度が、田舎の男子高生の視点で見ると、目立って惹かれる存在になる。何より、美人だし。

拓も里伽子が授業でテニスをしているところを「カッコえいなぁ」と、他のクラスの男子達と眺めている。

ちぇっ、田舎の男子高生って馬鹿だな、と田舎の女子高生だった私は思う。あの子は、美人だけど、自己チューで性格悪いよ!(と言う方が性格悪いか…)

 

里伽子は両親の離婚によって、地方の高知に転校することになるが、本人はずっと東京に戻りたいと思っている。だから、高知に混じろうとしないし、高知が嫌い。

そういう態度の転校生を、地元の高校生はやっぱり受け入れない。だって、地元の高校生はなんだかんだ言って、地元を愛しているから。私もG県をプライドを持って愛してるから、里伽子が転校してきたら嫌いになるだろうな…

でも、東京の父親に会いに行って、そこに里伽子の居場所が無い(父親はすでに他の女性と一緒に住んでいた)と知った後の、拓のモノローグがすごくイイと思った。

 

里伽子が高知に戻ったら、いろんなところに連れて行ってやろう。

高知にもいいところはいっぱいある。

(中略)

ぼくの部屋からみえる浦戸湾や、そこをよぎる色とりどりのヨットや、手結やーー。

夏になれば四万十川のキャンプ場に、仲のいいやつらと行くんだけど、里伽子も小浜祐実と一緒に、誘っちゃろう。

(中略)

里伽子は都会の子だから、きっとおもしろいと思うだろう。

そうやって、ぼくらと楽しめばいいんだ。

 

そうだよ。

一緒に楽しめばいいのに。

田舎の女子高生だった私の気持ちそのまま!

東京もいいかもしれないけど、今、あなた住んでいる街を受け入れて、そこの良いところも楽しんで欲しい!

再読中に泣いたよ、この部分!里伽子の不幸についてじゃなくて、地方の高校生である拓の気持ちに共感して。私も、里伽子を地元の良いところ(……利根川とっさに浮かぶイイところが、それなのか、G県東部…)に連れて行ってあげたい。

でも、それができないからこそ、里伽子なんだな。

昔、萩尾望都先生が「美少年は不幸じゃないと!」と仰っていたが、美少女も不幸じゃないとね…。

 

それにしても、高知県イイなあ…。

タイトルにもあるとおり、海がきこえる」場所なのか…。

拓の家は高台にあり、家から土佐湾が綺麗に見渡せ、その海を見ると「あー、帰ってきたな」と思う、というのだ。

海見て、故郷を実感するのか~。

私でいうところのソウルマウンテン赤城山土佐湾なんだな。深Q!日本人はみんな「ふるさとの山」を持ってるって言ってたけど、海の人もいるみたいですよ!

 

 

海の無いGで生まれ育った私には、海のある生活というものがどんなもんだか全く想像できない。

ただし、G県民の海に対するあこがれは強く、たとえ一人で電車に乗っていたとしても、車窓に海が見えれば「あっ海だ」とつぶやいてしまう。海を見たら、その発見をいつ何時でも声に出して確認する。これはG県民あるあるだ。

G県を愛しているとさっき豪語した私も、「海」を出されると、もう頭を下げるよりない。(「心から尊敬の念を感じたときは、自然に頭が下がるのだ」(by十二国記))

 

 

海がきこえる」場所、高知県

すごくいい、キャッチフレーズじゃないか。ただひたすら、あこがれる。

坂本龍馬長宗我部元親もイイと思うけど、私の中の高知県のイメージはもう「海がきこえる」だ。

まだ、行ったことないので、是非とも本を片手に行きたいぞ!そして、鰹とか食べたいな!

 

最後に、文中に一度も書きませんでしたが、私は拓の親友の松野くんが好きです!(告白)

 

海がきこえる (徳間文庫)

海がきこえる (徳間文庫)

 

  

海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)

海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)

 

 

以前、こんなものも書きました。 

suishian.hatenadiary.jp

 

尾瀬 アヤメ平〜天上の楽園〜

夏が来れば思い出す~♪

夏が来たので、尾瀬に行って参りました!

しかも、今回は尾瀬の中でも初アヤメ平。山の相棒ノムさんの職場のおじさんのオススメ。

なんでも、昭和30年代後半の登山ブームの頃には、尾瀬といえばアヤメ平のことだったそうな。ただ、当時は木道も整備されておらず、マナーも確立していなかったため、ハイカーがどんどん湿原を踏み荒らし、激しく荒廃。現在は復元作業も進んでいるが、訪れる人はまばらになっているらしい。

でも、かつて「天上の楽園」と呼ばれた場所。おじさん情報によると、今でもけっこうイイらしい。それに、尾瀬ヶ原尾瀬沼は何度か行っているので、ここらでちょっと違うところに行ってみるか~と割と安易にアヤメ平行きを決定。人が少ない、というのもイイな~と。

 

今回はいつものノムさんに加えて、学生時代の同級生ゴマちゃんも同行。ゴマちゃんは登山はせいぜい高尾山の経験があるくらい。

尾瀬は平らだから大丈夫だよ~」と、とりあえず言っておく。アヤメ平は若干(?)登るらしいのだが、それは言わない…。

 

前日は老神温泉泊。ちょっと贅沢。 

旅館の方に無理を言って、当日朝食をおにぎりに変更してもらい(ありがとうございました!ごはん、おいしかったです!)、当日は朝7時発。

8時には戸倉第一駐車場からバスに乗って、鳩待峠へ。

天気は晴れ!多分、下界は相変わらず40度に迫る猛暑。でも、鳩待峠まで来ると、さわやかな風が吹いている。さわやか尾瀬サイコー!

今日も楽しい一日になりそうだ~。るんるん尾瀬の看板前で写真を撮る。

そして、最重要事項、バスの最終発車時間17:20を心に刻みこみ、目標は16:00着にしとこう!」と誓い合う。やっぱり、目標は高く持たないとね!多分無理だけど←歩き出す前から、こう思っているあたり…

 

ここでプチ情報。

尾瀬の看板の横にルートマップ(ポケットサイズに折りたためる)が置かれていて、無料でもらえる。便利なので、貰っておくと非常にありがたい存在になる。しかーし、人が多いこの時期はだいたいナッシング!売り切れ!

(私は以前もらったものを何回も持って行ってるので無問題)

 

準備体操をして、8:50頃、アヤメ平に向けて出発。

のっけから階段が登場する樹林帯の登り道。それほど急ではないので、「昨日の宿のお風呂にラックスのヘアパックがあって、感動したね〜」などと、くだらない話をしながら、だらだら登る。すれ違う人はほとんどいない。

 

1時間くらい林の中を歩くと、急に視界がひらけて横田代到着。9:50くらい。

ワタスゲさんがかわいく揺れてる!

そして黄色い花が咲き乱れてる!

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ワタスゲさん。ぽやんぽやん。

 

「この黄色い花はなんだ!」

「めっちゃ綺麗じゃないか〜」と興奮する私たち。

写真を撮る合間に、ガイドブック「大人の遠足BOOK  尾瀬と周辺の山を歩く」で花を調べる。

載ってた!

この黄色い花はキンコウカ!ナイスだ、大人の遠足BOOK!

なんでも、この花は8月上旬くらいのアヤメ平を黄色に染め上げるらしい。(実際に行ったのは7月下旬だが、今年は花が全体的に早いみたい)

わぁ!全然知らなかったけど、アヤメ平の最高の時期に来たみたい!ツイてる!ラッキーの神様にお礼を言わなくては!

 

横田代を抜け、また林の中をゆるーく登る。

トンボが飛びまくっていたり、出来立てほやほやの松ぼっくりが間近で見られたりで、登りは全く苦にならない。

横田代でテンションが上がっているので、何を見ても楽しいのだ。アドレナリン、ありがとう。

最高地点中原山(標識だけ。特に景色がいいわけでも何でも無い)を過ぎてほどなくアヤメ平到着~!1959m。結構、高い!時間は11:00くらい。

一面のキンコウカの黄色の海に池塘がきらきらと光を反射させ、背景には燧ヶ岳がどーんとその雄姿を現す。

なに、ここ、天国!?さすが、天上の楽園!

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 写真の腕が足りない…。少し加工してみたけど…。

 

この景色で思い出すのは、ナ●シカ!

その者蒼き衣を纏いて 金の野に降り立つべし…

私の耳には「らんらんらららんらんらん…」の音楽がどこからか聞こえてくる…

金の野だよ、ここ!

青い服着てくれば良かった!残念ながら、私の服はよしこちゃん(ガンバレルーヤ)と同じどピンク!(の上に、白いTシャツ。)

ふがいない自分に腹が立つ!バカヤロウ、自分。次は青い服だ!

 

やや青い服を着ているゴマちゃんは、初めての尾瀬でこの景色に感動ひとしきり。

天国のようだよ

こんな綺麗な場所に連れてきてくれて、ありがとう…

とつぶやいた後、

「しまった、今の発言で、天に召される感が増してしまった!あたし、まだ召されない!」と我に返る。

 

極めつけの発言をかましたのは、やはりノムさんであった。

「私、今まで生まれ変わったら、家猫になりたいと思ってたんだけどさ~、今日、考えを改めたよ。アヤメ平で飛んでるハエになりたい!

ハエ!

ノムさん、ハエでいいの!?

確かに、この花畑で気ままにぶんぶん飛んでるのは気持ちいいかも…。でも、ハエだよ、ノムさん!考え直して!

その後、ノムさんが考えを改めてくれたかどうかは定かではない…。

 

天国湿原を抜けると、片側が切れ落ちた尾根の様な道。

右手に遠く、山並みが一望できる。先日登った日光白根とか、G県ソウルマウンテン赤城山(多分…確信はない)とか。

尾瀬でこんな景色が見られるところがあると思わなかった。1900m超えてるんだもんね~。

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絶景なり!石川五右衛門どころではない。

 

尾根ゾーンを抜け、富士見峠手前の大きな池塘の前のベンチでお昼休憩。だいたい11:30。

尾瀬はあちこちにベンチがあって良いよね~。

カップラーメンの塩気が染みる…。

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3種類そろい踏み。景色にベストマッチ!3分待ってる最中です。

 

お昼休憩後は、欲張って尾瀬ヶ原へ。だいたい12:10頃、竜宮に向かって、樹林帯をどんどん下る。

地図には「急坂」と書かれていたので、どれだけの坂なんだ!?とちょっとびくびくしたけど、それほど急坂じゃなかったと私は思う。

しかし、登山経験がゼロに近いゴマちゃんは「岩が怖い…」とちょっと辛かったらしく、「尾瀬は平らって言ったよね!?平らじゃないじゃん!」と憤慨。

いやあ、大半は平らだよ。ちょっとだけ坂があるのよ。

ノムさんも「この先は平ら~。大丈夫、すぐよ~」などどテキトーな事を言い、「その「大丈夫」に根拠はあるのか~!」と怒られてた…。

ふふ、多分、根拠は無いね。

 

およそ14:00少し前に、坂を下りきり、尾瀬ヶ原へ。

ばーっと開ける視界。湿原の少し丈の長い草が風に揺れてる。

わあー、尾瀬だ~!

私の口からは「これが尾瀬 あれも尾瀬 たぶん尾瀬 きっと尾瀬」(by愛の水中歌)のフレーズが自然とこぼれ出る。我ながら、古い曲のチョイスだな…。

一面の湿原!どこまでも続く木道!

これが尾瀬!アヤメ平も良かったけど、やっぱり尾瀬ヶ原も好き!

山中ヒコ「500年の営み」というマンガ(一般向けマンガではない)で「尾瀬は世界で一番綺麗な場所」って言ってたな~。そのラストシーンは、この尾瀬ヶ原だったな~なんてことも思い出す。

 

本当に綺麗な場所。

東を見れば燧ヶ岳、西を見れば至仏山

どこにカメラを向けても 綺麗。フォトジェニック!今風に言うならインスタ映え

午後に入っての強い日差しが、陰影をはっきりさせて、それがまた夏らしくてイイ。夏が来れば思い出すのは尾瀬だもんね!

「こっちにもこれて良かったよ~」とゴマちゃんのご機嫌も急上昇。

3人で写真を撮り合い「木道を至仏山に向かっていく後ろ姿、召される感がスゴイ!」などとはしゃぐ。

 

しかし、この時期咲いているだろうと思っていたニッコウキスゲはほとんど姿を見ず。

時期がもう遅かったかな~?鹿の食害でだいぶ減っていると聞いているけど、尾瀬沼の方に行かないと、あまり見られないのかしら?

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咲いてた!レアキスゲ

 

その他にも結構いろんな花が咲いていて、大人の遠足BOOKのおかげで、お名前も判明。

大人の遠足BOOK、スバラシイ!ヤマケイポケットガイドとは大違いだよ。場所を限定するがどうかって、すごく大事なんだね…。

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ヒツジグサの群れ。

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コバギボウシ

 

牛首分岐で少し休憩。時間はおよそ15:00。

ここでゴマちゃんが気づいてしまう。

「ここで15:00だとさ。16:00にバスに乗るのは不可能なんじゃないの?

…そうっすね。

朝、そんな事、言ってましたね…。

でも、「ま、16:00は無理だろうな」と思いながら目標設定してたからね…。

「大丈夫よ。17:20には間に合うから」

と、のんきなノムさん

私とノムさんは毎度このテキトーな感じで時間設定をするので「最終に乗れなかったらどうなるの!?」「ヘッデンの登場なの!?」という切羽詰まった会話をすることになるのね…。

ゴマちゃん、ごめん。

でも、ここからなら本当に17:20には間に合うから大丈夫だ!16:00は間に合わないけどね!

 

牛首から山ノ鼻ビジターセンターまでは約40分。

山ノ鼻に着いたら、もう尾瀬ヶ原は終わり。

ああ~尾瀬が終わっちゃう~」とさみしい気持ちになる私。もうちょっと、この場所のさわやかな空気で遊んでいたいな~。

しかし、そんな訳にもいかず、15:40山ノ鼻ビジターセンター着。

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至仏山池塘に空が映ってステキ。

 

山ノ鼻からは樹林帯をおよそ1時間の登り。

ここの登りが疲れた体にダメ押しのように効く…。

しかし、割と段差の少ない木道だったり、石畳の段だったりするので、比較的登りやすいかも。尾瀬は整備が行き届いているからいいねえ。

ゴマちゃんも「これなら大丈夫」と言って、どんどん登っていった。…むしろ、多少登山経験がある私とノムさんの方がダメだった…。

車ばっかり乗らないで、これから鍛えよう…。

 

鳩待峠着は16:40くらい。

当初の予定からは40分遅れかな?いや、ある意味予定通りの到着時間。

ふふふ、ゴマちゃん、ちゃんと間に合ったぞ!(全然反省してない)

3人で健闘をたたえ合い、朝写真を撮った尾瀬の看板の前で再び写真を撮る。

わーい、楽しかったね~。

とりあえず、コーラで乾杯!は~炭酸、染みる!

 

今回の尾瀬本当に良かったな~

バス内で写真を眺めながら、感想を言い合う私たちなのであった。

秋の草紅葉も見たいな~。尾瀬沼の方も行きたいな~。

でも、次は至仏登山!

近いうちにまた来るぞ~と心に誓い、尾瀬を後にしたのだった。

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鳩待峠で出会った。…待っててくれたの?

 

<コースタイム>

7:00老神温泉発…7:50戸倉第一駐車場…(バス)…8:30鳩待峠(準備20分)…8:50鳩待峠発…10:00横田代(休憩15分)…11:00アヤメ平…11:30富士見峠前分岐(昼40分)…13:50竜宮小屋(休憩・お買い物15分)…15:00牛首…15:40山ノ鼻ビジターセンター…16:40鳩待峠…17:30戸倉第一駐車場

尾瀬と周辺の山をあるく (大人の遠足BOOK)

尾瀬と周辺の山をあるく (大人の遠足BOOK)

 

 あると便利な本。敢闘賞!

日光白根山〜涼を求めて〜

下界は40度に迫る暑さが連日続く中、日光白根山に行って来ました。

暑さには比較的慣れているG県東部の人間でもこの暑さには参った!逃げるには山の上に行くしかない。多分、山の上では涼しい風が吹いている!

日光白根山関東以北最高峰!2578m!

避暑登山♪

 

今回の同行メンバーはいつもの職場の山好きたち。総勢6名。わーい、グループ登山楽しい〜。

夏山は雷が怖いから、早い時間に下山した方がいい、という梅やん先生(元登山部)の指導のもと、丸沼高原8:30集合。

即座にロープウェイに乗り、9時には山頂駅、2000m地点へ。きびきび動くぜ!

ロープウェイの最終時刻16:30を心に刻む。いつも時間の読みが甘い私は「あかん、もう間に合わないかもしれん…」ということになるので…。でも、今回は梅やん先生が15:00には下山!と厳しく指導してくれるから大丈夫かも。心強いなあ。

 

ロープウェイを降りると爽やかな風が頬を撫でる。

おお!ここでも十分涼しい!空気が違う!さすが2000m!

今日はここからさらに500m上までいくからね〜。これは期待出来るぞ!

目指す日光白根山の山頂を眺め、高まる期待を抑えきれない私。まわりに人がいなかったら「ヤッホー」と叫んでいるところだ。すんでのところで堪えたぞ。

二荒山神社で登山の無事をお祈りして、いざ、山頂目指して出発。だいたい9時10分くらい。

 

登りはじめは道幅も広く、傾斜もほどんどなく楽な道。

「涼しいね~」「楽しいね~」と楽しくおしゃべりしながらずんずん進む。

途中、植物に詳しい梅やん先生や月子姉さんが「これはイワカガミ」とか「ヤマオダマキ」などと咲いている花を教えてくれた。

いろいろ咲いているのね~。歩いているときは、よし、覚えたぞ!と思ったけど、下山してしばらくたった今現在、覚えているのは、今書いた2つの花くらい…。他にもいろいろ教えてくれたのに…。スポンジみたいな頭でスミマセン…。

実は、記憶を定着させるべく、帰宅してすぐにヤマケイポケットガイド「山の花」買ったけど…これ見ても、全然思い出せない…写真まで撮ってるのに…。

新しい事を覚えるのが辛いのは年のせいだろうか…。

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唯一、ヤマケイポケットガイドでお名前判明。コオニユリ

 

 途中、大日如来で休憩。だいたい9:50くらい。

みんなで水を飲みながら「汗だくだけど、さわやかテイスティ!(byコ●コーラ)」「山で飲む水はうますぎる!」と口々に楽しさを訴える。

梅やん先生提供の黄金糖もおいしい!

は~山はいいね~。

 

このあたりから、だんだん道は上り坂。でも、急登というほどではなく、比較的登りやすい道。 

 

11時くらいに待ちに待った森林限界到達!好きな四字熟語は森林限界

樹林帯から一気に視界が開けて、目指す日光白根山山頂がどーんと姿を現わす。

わぁお!すごい!

人間がアリンコの様に登山道に連なってる!

「私たちも今からアリンコになるんですね〜」と興奮気味に語るハナちゃん。

なろう!アリンコになろう!

ここはテンション上がる場所だな〜

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森林限界。よく見ると、アリンコの様な人がいます。

 

ここから先はザレ場。砂の坂道なので、登りにくいよう…

足は動かしてるのに進まん!滑る!

「酸素!酸素が必要だー」とタケさんが後ろで呟いていた。同感だー、私も息切れが…

しかし、そんなキツさを乗り越えると、待ちに待った頂上!

ひゃっほー!11:40分頃到着!

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山頂付近からは男体山(中央)と中禅寺湖も見えた!ナイスビュー!

 

なんと登り始めからだいたい2時間半の標準コースタイムで登れたらしい。

すごい!だいたいいつもは1.5倍はかかるのに!

だからザレ場辛かったんだな〜。でも、やれば出来るのね、梅やん先生のご指導のたまもの!

 

頂上には温度計が設置されていて、気温はなんと23度。

涼しい!風も爽やか!

下界は多分クソ暑いであろうに、ここはこんなに快適。夏は高い山に限る、と実感。

達成感と共に風に吹かれて絶景を眺めていると、最高の気分になれる。

ヤッホー!

 

楽しいご飯タイムを経て、下山開始。13:00くらい。(「年賀状用だ!」というタケさんを先頭に、岩場でタイタニックポーズの写真を撮ったりして遊んでいたら、下山開始が遅くなってしまった…。でも、良い写真撮れた!

せっかくなので、座禅山を回って降りるルートを選択。

ここからは岩場の急坂をガツガツ下る。

ロープウェイでもらった地図に「急坂、岩場」と書いてあるけど、本当にそのとおり。

どんどこ降りていると、だんだん空気が変わってくるのがよくわかる。

「なんか、もわっとしてきたぞ!

「あ、暑い…!!下界の空気が近づいてきた!」

「やだ~!涼しい空気に包まれていたい!」

そうは言っても、下らない訳にはいかない。

岩場の坂道をだいだい下りきり、シャクナゲの群生地(咲いてなかった…)あたりでは、だいぶ暑い空気になっていた。それでも、下界よりは格段に涼しいんだろうけど…。

 

急坂を下りきると弥陀ヶ池。13:40くらい。

ちょっと足を伸ばせば池の畔を散策できるけれど、急坂下りで疲れちゃったのでパス。

 

座禅山の噴火口跡を横目にずんずん進み、樹林帯へ。

すると、前方から山伏姿の男性が…!!本格的!

しかも、しばらくすると「ぼぉぉ~、ぼぉぉ~」とホラ貝の音が森に響き渡る。

「や、山伏!!」

「さっきの人、ホンモノだ!!

と俄に沸き立つ私たち。

信仰の山でもあります、日光白根山

素朴な疑問なんだけど、ホラ貝って楽器店で売ってるのかな…?

 

森の中をずんずん進み、血の池地獄を通ルートを選択。

本当は七色平を通るルートを選択したかったけど、分岐で間違えた…。

ロープウェイの地図では破線になっていたので「あまり整備されていない道なのでは…?」とちょっと不安だったが、まったく無問題!よく整備された平らな道で、歩きやすかった。

しかし、その名もおどろおどろしい「血の池地獄」は「…水たまり??」としか言い様がないくらいショボい…池だった…。

これ、雨が少ない時期は枯れちゃうんじゃないかな…??

信仰の対象みたいだし、意外と底が深くて大丈夫なのかな?水たまりにしか見えないけど…。

(あまりにショボかったので写真撮らなかった…

 

血の池地獄から10分くらいで行きのルートに合流。14:30くらい。

後は元来た道を帰るだけ。

15:00くらいの予定通りにロープウェイ山頂駅に到着!

すごい。ほぼ標準コースタイム通り。

ロープウェイの最終を気にしなくていいなんて!梅やん先生、ありがとう!

ロープウェイを降りると一気に下界の空気。もわーん。

暑いよう…。

タケさんの知人は高校野球を観戦に行き「とても、試合なんて見てる気温じゃない…」というLINEを送ってきたそうな…。

なんか恐縮だわ。私たちだけ、山の上の涼しい風に吹かれちゃって。

 

楽しかったな~。

気持ちよかったな~。山の風。

早く下山できたので、のんびり丸山高原スキー場でお風呂に入りながら、満足な一日を振り返って帰路についた。

やっぱり、山はいいね~。

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あの山に登ってきた!ロープウェイ山頂駅から。三つこぶ。

 

<コースタイム>※写真を撮った時間からコースタイムがわかることに気づきました。(今頃…?)

8:30丸沼高原…(ロープウェイ)…9:00山頂駅…9:50大日如来…11:00森林限界…11:40山頂…(お昼休憩1時間+α)…13:00下山開始…13:40弥陀ヶ池…14:20血の池地獄…14:30ルート合流…15:00山頂駅…15:30丸沼高原

あこがれのチャツボミゴケ公園

数年前から行ってみたいと思っていたチャツボミゴケ公園に行ってきました。

チャツボミゴケとは酸性土壌に生える珍しい苔で、群生している場所は本州ではここだけ。わお!

写真を見ると、絨毯のような苔の間をせせらぎが流れていて、深い森の中のよう。ステキだ!

私は苔が好き!

もう、行くしかないでしょう!!

と数年前に思ったのだが、何しろ場所がかなり行きにくい場所。(旧六合村。現中之条町

そのうち行くぞ!と思っている間に時間はどんどん過ぎ、芳ヶ平湿原がラムサール条約に登録されたあたり(H27年5月)から、人気と知名度は急上昇。公園も着々と整備。現在では立派な観光地になっている。すごいぞ、中之条町

以前はかなりゆる~い感じだったので、近くまで車で行けて、苔にちょっとお触りしたりもできたらしい。(苔にお触りは本当はダメだと思う…)

…どうして、いつもの思い立ったが吉日の行動力を発揮しなかったんだ、私!?口惜しい…。

 

このままでは、いつまでたっても行けない、と思い詰めて、雪の中梅見を楽しんだ(?)友人達に「梅の敵を苔で取ろうではないか!」と声を掛け、ついにチャツボミゴケ公園行きが決定した!

時期は梅雨時。苔が一番イキイキする時期だ。わーいキトキト!(富山の方言)

待っててね、チャツボミー!(ニックネーム)

当日、天気は曇り。やや雨交じり。イマイチな気もするが、苔見物には最適なのではないだろうか、と自分に言い聞かせる。

G県東部からチャツボミゴケ公園まではだいたい3時間くらい。遠い…。県内なのに…。

今回は草津を通って行くルートをチョイス。

温泉の聖地、草津温泉を一顧だにせず、どんどん山方面に車を走らせると、いきなり幅員減少!!あかん、この道幅では、対向車が来たとき、絶対にすれ違えないぞ!

と、びくびくしながら運転するが……結果的に対向車、一台も来なかった…。

おかしいな。さっき、「人気と知名度は急上昇」って書いたけど、人の気配が感じられない…。

大丈夫か、チャツボミー!?

 

八ッ場ふるさと館から1時間くらい。草津温泉から30分くらいで到着。

杞憂でした!ここには人がたくさんいた!観光バスとかも来てた!

どうやら、チャツボミゴケ公園に至るには、野反湖方面から行く道の方がメインらしく、多分、そちらは道幅、まあまあ広いのでしょう(行ってないからわからないが…)

穴地獄・チャツボミゴケ|(一社)中之条町観光協会|群馬県

↑ 中之条町観光協会のHPに地図が載ってました。手書き…。ステキすぎる。

 

受付で入場料(500円)を払い、群生地までバス(協力金100円)に乗る。

バスに乗らずに歩いてもいいらしい。今回は大人しくバスをチョイス。足元サンダルだったし…

ちなみに、今年度から群生地までの車の乗り入れ制限が始まったらしい。昨年度までは空いていれば近くまで車で行けたのか!ちょっと遅かった…

バス内では謎の「なかのじょうの歌」の映像が流れていて、イイ感じ。

♪なかのじょうは~ 春には春の花々が咲き~ 夏には夏のそよ風が吹く~

谷を越え~ おいでなせこの町へ~♪

グッド!!ゆるい!いいところだね、中之条。(YouTubeで見られるみたいです)

 

バスは5分くらいで群生地着。

砂利敷きの遊歩道を穴地獄(公園最大の見所)までザクザク歩く。

戦前までこのあたりは群馬鉄山と呼ばれ、国内第2位の生産量を誇る鉱山だったらしい。

知らなかった~。G県に鉄鉱石があったのか!

現在でこそ、日本は地下資源の乏しい国という認識だけど、昔はいっぱいあったんだな~。佐渡とか石見とか三池とか。全部掘り尽くしちゃったのか…。

うーん…。いろいろ考えされられるなあ…。

 

しばらく歩くと、脇を流れる川にチャツボミーが登場!

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苔の島。モスアイランドと呼びたい。

 

おお!良い感じにもこもこしている!

しかし、気のせいか、川からほかほかと湯気が立ち上っているような気が…。

すると、横を行く家族連れから「温泉だよ~」との声が聞こえる。

パンフレットを見ると「湯滝」の名前が。

なんと!

この川は温泉!!

さすが、名湯草津温泉のすぐそば。浅間山の麓。

万座や草津の湯は強酸性!

チャツボミゴケは強酸性の土壌に生えるって、そういうことだったのか~!!

確かに珍しい苔だよ、チャツボミー!

そんでもって、この川に手足つけたら気持ちよさそうだな~。

余談だけど、このあたりのアジサイは真っ赤なんだろうな…。

 

すぐにこの公園最大の苔の群生地、その名も「穴地獄」に到着。

すごい景観! 

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 穴地獄。ネーミングセンスに乾杯!

 

穴地獄をぐるっと囲んで木道が整備されているので、そこを巡ってチャツボミーを堪能。

写真で見た時は、深い森の中、という雰囲気だったけど、実際は地獄だ…。

温泉だから湯気が立ってるし、黒茶けた岩に苔だけが青々していて、生き物が住めない感がある。

最果てっぽい。

面白いな~。山奥にこんなところがあるんだ~!

 

穴地獄の奥に強酸性のお湯の湧出地があって、じっと見ていると、ぽこぽこ泡が立ち上ってきて、「湧いてるね~」と友人達と楽しんだ。

きっと、ゆる~い時代なら、ここでちゃぽんと手を…。いかん、いかん。

穴地獄自体はそれほど大きくないので、20~30分で一周できる感じ。

チャツボミーじゃないスギゴケとかも生えていた。

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スギゴケさん。私の中の苔界のエース

 

チャツボミーを堪能した後、再びバスで受付周辺へ。

売店に寄ってみると、苔盆栽(チャツボミゴケではない)が売られていたので、衝動に駆られて購入!

だって、チャツボミー堪能しちゃったから、心が苔ラブモードになっちゃってたんだもん!苔、かわいい~!

前に枯らしてるけど、今度こそ!!

 

そのまま、売店を後にしようとしたところ、レジ横で売っているアイスの中に妙なものを見つける。

チャツボミゴケ味…

緑ベースの中に茶が混じり合っていて、確かに苔っぽい見た目!

友人達と「一体、あれは何だ」とざわざわしていたら、店員のおじさんが「食べてみる?普通は試食してないけどね。買わなくてもいいよ~」と怪しい笑みをたたえて、声を掛けてくれた。

いただきました。

ミント系だった…。絶対、緑は抹茶だと思ったのに。このミントがちょっと青臭くて、苔の味っぽい。完成度高いな!

「ふふふ。それだけじゃなくてね、ほうじ茶とかも入れてるの」と満足げな店員のおじさん。ちなみに、おじさんの意見によると「ほうじ茶が一番おいしい」とのこと。

おじさん、気さくでいい人だったので、アイス購入!

しかもおじさんの好意で、チャツボミゴケ味とほうじ茶味のハーフ&ハーフにしてくれました。うまうま。

おじさん、ステキだ。そして、商売上手だ。

 

大満足でチャツボミゴケ公園を後にした。

うーん、永年あこがれ続けたけど、期待どおり!見所もがっちりで楽しかったな~。

草津温泉旅行のついでとかに、是非寄るべき!と声を大にして伝えたい。

また一つ、G県の見所を発見できて嬉しい私である。わーい。

ちなみに、帰りがけに草津温泉でまんじゅうを買って帰りました。…全く、お湯につかってないけど…。

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購入した苔盆栽。500円。安い!赤いのはコアカミゴケだそうです。実は、購入からしばらくたった現在は…多くは語れない。うう…。

 

suishian.hatenadiary.jp

 以前、こんなのも書きました。