睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

「動物のお医者さん」佐々木倫子

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 昨日、訳のわかんない夢を見た。  

夢の中で、友達たちと、ものすごくカッコイイ人にキャーキャー言っている。

とにかくめっちゃ格好良く、素敵な人なのだ。誰もが見た瞬間恋に落ちそうな、まあオスカルみたいな人だ。「オスカル様~」(ランビエール夫人)  

で、その人の名前は「二階堂さん」。  

「ねえねえ、二階堂さん、いくつなのかしら~?」とか「二階堂さん、彼女いるのかな~?」とか「ねえねえ、二階堂さんに話しかけてみない~?」とか、遠巻きでキャーキャー。うふ、女子って感じ。  

が、友人の一人が「ねえ、この名簿見れば、二階堂さんの下の名前が分かるよ~」と何かの名簿を持ってきた。  

「二階堂さん、どんな名前なのかしら?」と名簿を見てみると  二階堂昭夫!ばばーん!  

その名前を見た瞬間、「二階堂昭夫かよ!」と友達全員大笑い。さっきまで、素敵、と目をハートにしていたと言うのに!  

私もその名前を目にして、大爆笑。  

あまりにも笑いすぎて目が覚めた

夢の中で笑って目が覚めたなんて、初めての体験だよ。  

 

二階堂昭夫とは、名作「動物のお医者さん」の登場人物だ。主人公ハムテル(西根公輝)の親友である。  

個性の強すぎる面々に囲まれ、唯一フツーの人、という感じの彼だが、ネズミが大嫌いという弱点を持つ。そのくせ、ハムテルにつられて(?)獣医学科に進む、という訳のわかんない人だ。愛があれば、ネズミも大丈夫。おほほほ。  

ネズミ嫌いは徹底していて、教科書にネズミの写真が載っていると、そのページを袋とじにし、写真自体には「私はリス しっぽをそられたの」という名言を書き込んでしまうくらいだ。  

ちなみに以前ドラマ化された時には要潤さんが演じた。  

最初はミスキャストなんじゃ……と思ったりもしたのだが、ネズミを見ての泡吹いてぶっ倒れるサマはサイコー!うははは、まさにこれぞ二階堂!ちなみに、DVD持ってます。    

そんな二階堂が、何の前触れもなく、私の夢に登場!  

なんでじゃ!別に最近読み返した訳でも何でもないのに!深層心理で二階堂への深い愛情でもあったのかしら……?  

でも、名前だけで大笑いしちゃったよ……。なんか、申し訳ないな、二階堂くん、ごめんなさい。  

どうも、カッコイイ二階堂さんというのが、想像つかなくて……。  

とりあえずこれを機会に、「動物のお医者さん」を読み返すことにする。  

あのマンガ、面白すぎて、一度読み出すと、全部読みたくなっちゃうのよねえ。今まで、何度読み返したか分からないくらい読み返したが、いつ読んでも面白い。  

こういうマンガこそ、名作というのにふさわしい!天晴れ!