りんご園とヒマヤラ資料館
11月中旬、沼太(仮)にりんごを買いに行ってきました。
お目当ては「ぐんま名月」!(品種名なので、G県の本名(?)そのまま書くぜ!)
数年前から毎年買いに行っています。
とにかく、おいしい、ぐんま名月。
甘さが抜群!
食べた瞬間に「このりんご、すごくおいしいじゃないか…!!」と感動すること請け合い。
うーまーいー!!(味皇さまの勢いで!)
G県に生まれてきてよかった!(こちらはアンドレ風に)
ぐんま名月は、最近ではG県以外でもかなり栽培されていますが、G県のみで栽培可だった時期は「幻のりんご」と呼ばれ、手に入れるのに苦労しました。でも、当時から密かな口コミで大人気。悪事千里。いや、悪事ではない。
今でも店頭に置いていない農家さんが多いので、私は毎年、事前に連絡して、とっておいてもらっています。
今年も無事に購入できました。嬉しい~。1年ぶりにぐんま名月が食べられるぞ~!
奥の黄色が「ぐんま名月」。味は抜群ですが、見た目は……。当初、売れなかったそうです。
実はG県のりんご品種の登録数は、青森、長野に続いて第3位!
おぜの紅、あかぎ、陽光、新世界、スリムレッド、ハニークイーン。
最新の品種、紅鶴はまだ食べたことがないので、わくわくしながら期待しています。(まだ、市場に出回っていないらしい)
そう、私はりんごが大好き。りんご研究にも余念がないです!
岩手の冬恋(はるか)にも興味津々。お取り寄せか…。
毎年お世話になっているりんご園さんでは、ぐんま名月以外にもふじとかの紅いりんごをたんまり買い込みました。ふふふ。
車のトランクがりんごだらけになったよ…。いいの。このために空っぽにして行ったんだから。
昨年までの私なら、ここで満足して家路につくところですが、今年は他にも大きな目的がありました。
それは、山田りんご園でりんごを買う!(その1)
そして、ヒマヤラ資料館(山田昇資料館)に行く!(その2)
山田昇氏は沼太(仮)出身の登山家で、8000m峰14座のうち9座に12回登頂というスゴイ人。平成元年にマッキンリーで消息を絶つ。享年39歳。
地元では彼の功績を顕彰した大会「山田昇杯」というものまである。(現在は「上州武尊山スカイビューウルトラトレイル」になっている)
その彼のご実家がりんご園で、そこには「ヒマラヤ資料館(山田昇資料館)」があるらしい。
という話を聞いて、これは行かなければならないな~とずっと思っていたのでした。
そして、ついに、行きましたよ!ヒマヤラ資料館!
りんご園の入り口では看板犬(?)のハヤタロウくんが、毛繕いしながら出迎えてくれました。(「君はハヤタロウくんかい?」と聞いてみたら、完全無視でずっと毛繕いしてました…。ちょっとさみしい…)
とりあえず、お店でりんごを買い(目的その1達成!)「ヒマヤラ資料館がみたいです」と言ってみたところ「どうぞ~」と非常に簡単に言われました。(目的その2達成!)
基本的に勝手に入っていいらしいです。
リンゴ畑の片隅にありました、ヒマラヤ記念館。小さいけれど結構立派。碑もあったし。
どきどきしながら中に入ると、いきなり目に飛び込む、山田氏が雪山でテントから身を乗り出してモルツを飲む写真!
なんで、いきなりモルツ!凍ってないのか!?
(どうやら、サントリーの佐治さんと知り合いだったみたいです。佐治さんの献辞みたいなものも展示されていました)
写真や登山計画や表紙を飾った「岳人」などが展示されていて、結構見応えがありました。登山記録とかも本人が書いたそのままなので、すごく面白い。
また、写真のキャプションに「山田かつて無い早さで登った」などと書かれていて、時代を感じたり…。そろそろ通じなくなるね…。
そもそも「山田昇」なんて名前で登山家になるあたり、もう、運命だね。
資料館にはマッキンリーで遭難した時のザイルの一部も展示されていました。
家に帰ってからわかったんですが、一緒に遭難した3人が結び合っていたザイル(アンザイレン)だったんですね。
…現実感のある山の怖さ。
でも、山の魅力にはあらがえないのかな。魔力だな、怖いな。
いい資料館でした。
なんか、家族の愛も感じられました。沼太(仮)らしいな。
山田りんご園にて。あら、けっこう傷がついてるりんごでしたね。
大量のりんごと共に帰宅。
充実の沼太(仮)行きでした。
来年もまたりんごの時期に、じっくりヒマラヤ資料館に行きたいですね。
いや、谷川とか日光白根とか尾瀬とかの帰り道に寄るものよさそう。そうすると、また違った目で見られるかもしれないな~。
あ、来年は武尊も平標も行きたい!!他にも行きたい山は沢山。
この地区には、相当お世話になるに違いない…。
りんご農家さん手作りのアップルパイ♪すごくうーまーいー!!(再び味皇さまで!)