筑波山に登る~早起きは三文の得~
冬の間は平地から指をくわえて山を眺めていただけだったので、久しぶりの登山。
天気も良さそうだし、楽しみ。わくわく~
しかし、筑波山と言えば大人気の山。そして、ゴールデンウィークはおそらく日本で一番混み合う一週間。
昨年、紅葉シーズンの那須岳の激混み大渋滞でオソロシイ目にあったので、必要以上に(?)恐れをなし、とにかく渋滞を避けるために朝5時発。備えよ常に!
(登山する人にとって、ちっとも早い時間じゃないのかもしれないけど、私には早い…)
高速を使わずに下道で行って、だいたい7時半前には筑波山着。G県東部からは近い山です、筑波山。
早起きが功を奏して、渋滞無し。駐車場も比較的近くに駐められた。
よし!那須岳の経験が活きているぞ!人間とは学ぶ生き物なり。
登山口のある筑波山神社までの道沿いにはお土産もの屋さんがたくさん。しかし、朝だからまだ開店していない。
うーん、早朝!という感じがするね。
筑波山神社でお参りして、御朱印ももらって、8時前くらいに白雲橋コースで登山開始!
回りには登山者の皆さんがたくさん。Tシャツ、ジーンズの軽装ファミリーもたくさん。さすが人気の山。
「もう、パパおそーい!」などど元気いっぱいのお子さんたち。
…でも、私は知っている。(だばだ~♪)筑波山は日本百名山のうち、群を抜いて低い(877m)が、登りはじめが低いため(240mくらい)、標高差が637mとそこそこキツい山なのだ。
私は昨年も筑波山に登ったが、「1000mもない山だし、ハイキング気分で大丈夫!」と登山経験ゼロの友人たちを誘った。…そしてその後、友人たちは二度と山に行ってくれなくなった…。
ふふふ、キッズよ。なめたら痛い目みるで~!
おだやかな山道ゾーンも少々あり。
酒迎場分岐、弁慶茶屋跡地までは順調。
「冬の間の不摂生がたたって、この登りは地味にキツい…」
「くっ、暑い…!!汗でめがねが曇る…」
今回も同行のノムさんと、口々に励まし合って(?)頂上を目指す。
…ファミリーの子どもたちよりも先に私たちがバテた…。子どもたちの方が基礎体力あるもんね…。おばちゃん、すぐ疲れちゃうの~。
弁慶茶屋跡地からおたつ石コースの皆さんも合流し、ここから奇岩怪石ゾーン開始。だいたい9時半くらい。
弁慶七戻り(頭上に岩が絶妙なバランスで配置されており、弁慶もくぐり抜けるのに7回戻ったそうです)で、ひょっこりはんごっこ(岩の影から顔を出す)をして楽しむ。ふふ、人目はあまり気にしないね!
母の胎内くぐり(巨石の間をくぐる)も当然挑み、手が泥だらけ…。しばらく、乾かして歩く私とノムさん。…だから、ほとんどの大人はくぐっていなかったのか!みんな賢いな。
るんるんと歩いていると、出船入船(割れた?巨石が並んでいる)を過ぎたあたりから、渋滞の気配。すぐさま完全に順番待ちで停止。
道が細い!登り下りがすれ違えないので、大渋滞が発生してしまうのだ。山道は譲り合い。
去年登った時も大渋滞だったので、これは慢性的なものなのかもしれないな~
まあ、おかげでそこそこキツい登りもあまり苦にならないけど。
大渋滞中。
だらだら登ること1時間半。
「どこまでこの渋滞が続くのかな~」なんて言いながら登っていると、急に女体山山頂到着。あっけないくらい。
時間は11時くらい。うーん、渋滞があったから3時間近くかかってしまった。早くスタートして良かったな~。
女体山山頂は岩場で狭いので、人が押し合っている状態だが、際ギリギリに行けば、けっこう満喫できる感じ。(危険なので人があまり近づかない)
もちろん、私はガツガツ際まで行く!
天気は上々だけど、春霞がかかっていて、絶景!とまではいかないけれど、良い景色だった。
登ってきてよかった~!
女体山から見た男体山山頂。
山頂を楽しんだ後は、筑波山神社の女体山御本殿で御朱印をもらい、男体山を目指して出発。
筑波山は双耳峰なので、両耳制覇するのだ!
間の道はほぼ平らで、売店もあったりしてのどかな感じ。
ロープウェイで登って、間を歩いてケーブルカーで下りる(またはその逆)、というお手軽ハイキングコースも人気みたい。
カタクリが咲いているかな~とちょっと期待したけれど、もう終わっていた…。今年は花が全体的に早いねえ。
トウゴクミツバツツジというそうです。ピンクが鮮やかで綺麗。
11時半くらいに御幸ヶ原に到着。ここはケーブルカーの駅があり、売店が建ち並ぶ観光スポット。
今回の私はここでどうしてもかなえたい夢があった。
それは…
(ノンアルコール)ビールで乾杯!!
山を登っていると、滝のように汗をかくし、「かーっ頂上でビール飲みたいな~!!」といつも思っていた。でも、車の運転があるから、「くっ!とりあえずコーラで我慢しといてやるぜ」と悔し涙を流していたのだ。
でも、私は気づいたの!
昨今の日本にはノンアルコールビールがあるじゃないか!
御幸ヶ原に立ち並ぶ売店では、当然のように売っていましたよ、ノンアルコールビール。みんな気づいていたのね…。
かーーっっ!!うまい~!!
ほどよく冷えていてgood
ご飯を食べてから、男体山山頂へ。12時すぎくらい。
だいたい15分くらいで登れるらしいけれど、ここも大渋滞…。ゴールデンウィークだからね…。ここは諦めと共に受け入れる私。だって、しょうがないじゃな~い。(by 和田アキ子)
こちらの山頂はコンクリート張りで鉄柵もあり、安全第一、な感じ。
再びの御幸ヶ原から下山開始。1時過ぎくらい。
下山は御幸ヶ原コースを選択。このコースはケーブルカーとほぼ同じルート。
…つまり、急な道。
ケーブル沿いの単調な道なのかな~と思っていたけれど、杉の巨木があったりして、割と楽しい道だった。
途中、ケーブルカーのすれ違いポイントもあり。
鉄柵にしがみつき、カメラを構えて、ケーブルカーをひたすら待つ徒歩組。
やってきたケーブルカー乗車組と手を振り交わして大満足!
…でも、なんか、貴族と庶民みたいだったな…。
ケーブルカーは赤と緑の2色。映えるね~。
ケーブルカーでは8分で移動するところを、2時間弱かかって筑波山神社に帰還。だいたい3時半。
朝早くから登り始めてるから余裕のある時間に下りてこられたぞ~!ゴールデンウィークなのに!!
やっぱり余裕のある計画って大事だな~。
那須岳の失敗は無駄では無かった!いいぞ、私!自画自賛。えっへん。
山からの下りの道路もすいすい。(まだ、登りが混んでた)
下山後寄ったお風呂もさほど混雑していなくて、ゆったり、たっぷり、のんびり♪(by 某CM)
(「やさと温泉 ゆりの郷」農産物直売所もあり、オススメです!)
帰りは高速を使ったけれど、それほど渋滞も無く、順調、順調。
とても充実した楽しい登山でした。幸先いいぞ~!るん。
でも、翌日筋肉痛になった…。夏に向けてちょっと鍛えよう…。
やさと温泉ゆりの郷で食べた、からあげ定食。ボリューム満点で750円!おいしい!お得!