睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

りんごと湯葉だらけ

私は秋になるとりんごハンターになる。

とにかく、りんごが好きなのだ。

毎年、G県イチオシのりんご「ぐんま名月」を求めて奔走するのだが、今年は大人の余裕をみせて、農家さんから直接送ってもらった。

ふふ。昨年、買いに行った農家さんに案内ハガキの送付をお願いしておいたのだ。常連さんへの第一歩…!!嬉しい。

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ぐんま名月。送ってもらいました!1個食べちゃった。

ぐんま名月、最高においしいぞ~!!

しかし、見た目が…。

私には、初恋にほほを染める乙女のように見えて、「きゃっ、かわいいわん、名月ちゃん」と思えるけど、「りんご=赤」という先入観の前には、どうしても弱いのだ。

あ~か~い りんごに くちび~るよせて~♪

全国を席巻する爆発的ヒット品種になるだけのポテンシャルは持っていると思うんだけどねえ…。

「幻のりんご」として、知る人ぞ知る!絶品品種として愛されるのも1つの戦略かな。

「知っているかね?このリンゴを。おや、知っているのかい。君もなかなか隅に置けないね。わっはっは」←「知る人」のイメージ

ちなみに、品種名は「ぐんま名月」が正しいとのこと。「名月」だけしか表示していない場合も多いけど、G県の名前を冠した品種なのだ!…G県の農家さんから買っているのに、写真も「名月」と表示してるね…。おぉ…。

 

ということで、今年は産地に買いに行かずともぐんま名月をゲットできたのだが、やはり産地まで買いに行ってしまった。

だって、陽光とか新世界とはふじとかの赤いりんごも食べたいんだもん。

今年は台風が2回も来たため、かなり収穫量が少ないとのこと。また、猛暑のせいか、全体的に例年より早く実が熟したらしい。

でも、リンゴ畑を見渡すとたわわに実ったりんごたち。「私たち、最高においしいわよ」と言っているりんごの声が聞こえるようだ。(幻聴ではない!きっと)

ふじと陽光を買い込んで、満足。しばらくリンゴ三昧の日々だ~。

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これは「ふじ」かな?

 

りんご園を後にし、ついでに前から気になっていた豆腐屋「町田屋」に行ってみる。

なんでも、500円払うと湯葉食べ放題だというのだ。

ネットで調べてみると「事前予約が必要」とのことだったので、当日だったが、電話してみた。

「あ、来てくれればできます。団体さんが4組来る予定なので、その隙間を縫う感じで」と、割と気さくにできる感じ。

 

私と友人二人がお店にたどり着いたと同時くらいに、黄色い見覚えのあるバスが到着。

は●バス…!!

遠路はるばる、は●バスが来てるぞ~!!

「すごい!は●バスが来るくらい、有名なのか!」

なんとなく圧倒されたが(田舎者なので)、とりあえず店に足を踏み入れる。

店奥で、は●バスご一行様が一心不乱に湯葉掬っては食べを繰り返している。そんなに広いスペースではないので、かなりの混雑模様。

は●バスご一行様のパワーに押され、しばし店内でうろうろさまよったが、勇気を振り絞って「私も湯葉掬いがしたいのです!」と店の人に参加を表明。

針金?湯葉を掬うもの)とプラ皿をもらい、は●バスご一行様で賑わう湯葉掬いゾーンに突入した。

30cm四方くらいの升目がずらっと並んでおり、そこで暖められた豆乳が膜を張ったところをすかさず掬って食べる。

この光景はどこかに似ている…。

そう、G県が誇る日本一の名湯、草津温泉の湯畑!

どっちも良いとこ、一度はおいで!は~どっこいしょ♪

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湯葉畑と呼びたい

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こちら草津の湯畑

は●バスご一行様をかいくぐって、感動の湯葉掬い初体験

掬いたての湯葉、おいしい!

どれだけ食べても500円!

周りに目を移すと、おぼろ豆腐や白和え、あげ湯葉や玉こんにゃく 他のメニューも食べ放題。お茶やジュースに加え焼酎なんかもサービスとして提供されていた。

すごいぞ、町田屋!

湯葉だけだとすぐに飽きて、たいした量食べられないだろうけど、他のメニューで味を変えれば、湯葉もさらに掬えるって寸法だ。

客として、大変ありがたい!すごいサービス精神!

友人二人と黙々と湯葉を掬いまくる。

だんだんと、は●バスツアーご一行様はいなくなり、最終的には私たち3人だけになる。それでも、私たちは湯葉を掬うことを止めない。

だって、おいしいし、面白いんだもん!

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掬いまくる!

「もうダメだ。今、今私のお腹を押したら豆乳がマーライオンだ!

「大分、食らってやったからね。ここらで勘弁してやらあ」

限界まで湯葉を食べたのは人生初だ。

でも、豆乳だからね。ノーカロリーなはず!すごい食べ物だなあ。

 

おぼろ豆腐やら油揚げを購入し、充実感にひたって店を後にしようとしたところ、駐車場整理をしていたおじさまに声を掛けられた。

おから、貰った?

「はい。頂きました!(買い物すると無料でくれる。2包みくらい)」

「ちょっとしか貰ってないだろう!もっと持っていきな!

とおじさまに連れられ店内に逆戻り。

保冷バック(これもサービスでくれる)にどんどこおからを詰められる。10包みくらい!

「こ、こんなに頂いていいんですか!!」

いいってことよ、タダなんだから!

おじさまの笑顔がまぶしい…!!

たくさん買い物した訳じゃ無いのに、ありがたすぎる!

いろいろありがとうございいます!

友人二人と涙が出そうになるくらい感動して、今度こそ店を後にする。

 

りんごもたんまり買えたし湯葉も食べまくれたし、なんて充実した一日であったのだろうか。

G県沼太市(仮)、大好きだ~!イイ山もいっぱいあるしね。

この日購入した「雪ほたか」の新米もおいしかった!

おいしい町、沼太(仮)

次はイチゴ狩りだな…。ふふ、楽しみ。

 

suishian.hatenadiary.jp

 昨年もりんごについて書いてた。