「ガラスの仮面」美内すずえ
ついに買ってしまった、紫のバラを!ミニバラだけど。
先日、ふら~っと立ち寄った園芸館で、ミニバラを見ていたところ、「アンドレア」なるミニバラを発見。
それが紫のバラだったのだ!しかも、最後の一鉢!
こ……これは買わなければならない!とはっしと掴むワタクシ。
横にいたお姉さんがちらちら「放さないかしら?」という感じで私に視線を投げてきていたが、放すもんか!(察するに、お姉さんも「ガラスの仮面」ファンと見た←確信)
だって、紫のバラですよ!速水真澄ですよ!
本当は黄色か白のミニバラを買おうと思っていたんだけど、紫を見てしまったからには、これを買うしかないだろう!
「アンドレア」名前もいい!我が家では「アンドレ」と省略させていただこう。ベルばら。ちなみに、「ベルばら」ならば白バラがオスカル様の象徴なの。「オスカール オスカル 君は心の~白薔薇か~」(宝塚歌劇団のお歌より)
昨年は、赤・黄・白のミニバラをほぼ全滅させた私だったが、今年は違う!このアンドレのために、必ずやちゃんと育てて翌年、翌々年と花を咲かせるのだ!
紫のバラといえば、速水真澄。速水真澄と言えば紫のバラだ。
どうでもいいが、あの作中、あんなに紫のバラを送りまくっている速水真澄は、きっと紫のバラ園をどこかに建設しているに違いない。まさに秘密の花園。うーん、ステキ。
少女漫画史上、これ以上ないと思われる最高傑作「ガラスの仮面」で、ヒロイン北島マヤに正体を隠した速水真澄は、紫のバラを送り続ける。
よく考えると、速水さんの行動は怪しすぎるんだけど(父親譲りのストーカー気質かと推定される)マヤは喜んでいるので、深くは追求しないこととする。
だって、高校の学費を出してくれたり、マヤの舞台を上演する劇場を勝手に改修しちゃったりするんだよ……どんだけ金持ちやねん。そして、どっから手を回しているんだ!?危険な人物としか思えないわ!
あ、ヘレンケラーの時は、別荘を貸してたな……。そこに無防備に一人で出かけていくマヤ!どう考えても、危険だわ!
でも、いいのよね。少女漫画ですもの。大事なのは、フラワー&ドリーム。
「ガラスの仮面」を読み出した頃、速水さんはものすごく年上な気がしていた。
大都芸能の社長だし、仕事の鬼だし。「真澄さま、ご結婚はまだですの?」と周囲も騒いでいるしさ~。
が、よく考えると、速水さん若いよ……と最近気づいた。
マヤちゃんと速水さんの年の差は11歳。
なので、連載開始当初、マヤは13歳なので、速水さんは24歳だ!
若造じゃないか!それで、社長かよ!いくら、会長の身内だからって、大学卒業したばかりの若造が社長!(連載開始時は社長秘書でしたが)
あまり書きたくはないが、現在のワタクシよりも、遙かに若いよ……。
そんな年齢で、あの財力!
うらやましいわ!
(ちなみに、現在の段階ではマヤ推定21才なので、真澄さまは32才……。そろそろ少女マンガのヒーローとしては限界の年齢かと思いますが、まだまだいけます!真澄さま、小さなことにこだわらないで、マヤちゃんを幸せにしてあげてね!)
私は、しがないサラリーマンなので、財力はその万分の一にも足らないかと思われる……。
なので、出来ることと言ったら、自らバラを育てて増やすことのみ!自家生産。
アンドレを育ててお気に入りの役者に送るのよ!
さしずめ、今一番熱いStudio ●ifeの役者さんに……うふふ。「いつも見ています」という殺し文句のカードも添えて。ぐふふ……イイ!
アンドレで花束作れるようになるまでに、相当の時間がかかるけどね……。というより、ミニバラだから、花束にするとえらいこと、ちっちゃくなるけどね……。
「ガラスの仮面」の本編では、真澄さまはチビちゃんへの思いを断ち切ろうとしている!
「自分は紫の影に徹すればいい……」とか言っちゃっている!
いかん!真澄さま!マヤちゃんは、あなたの正体に気づいているぞ!
ついでに言うと、婚約者の紫織さんも「紫のバラの人」が誰なのか気づいちゃったぞ!(単行本未収録部分なので、変わるかもしれないけど)
くう~!もどかしいぞ、紫のバラの人!こんな気持ちが、もう10年以上続いているんだが……。(連載が遅々として進まないので)
この壮大な話は一体いつ完結するのか?(ついでに月影先生は本当に不死身なのか?) アンドレが花束になるのが先か……。花束が先かもな……。美内先生、一層の精進をお願いしたい!