睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

「できるかなV3」西原理恵子

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 嬉し恥ずかしボーナスをいただいたので、体重計を買った。  

かねてより念願の、体脂肪とかいろいろ計測できる、TA●ITAのインナースキャン。  

これ、すごいよ!  

ただ、体重計の上に裸足で載るだけで、体脂肪から基礎代謝から内臓脂肪から骨量まで測定してくれるのだ!  

賢い!  

そして、お値段は、ほどよくお安い。同時に両親にプレゼントした血圧計の半分程度だ。  

……せっかくのボーナスを血圧計やら体重計やらに費やしてんのか、私……。もっと、娘らしいもの買えよ。もう、「娘」だなんて、おこがましいってことか、そうか。  

梱包を解き、基本データを入力。どきどき高鳴る胸を押さえつつ、いざターニャ(私の中だけで命名)の上へ……!  

「ぴっ」という計測終了の合図と共に、提示された我が体脂肪は……!  

どぉぉぉ~んひぃぃぃ~!(犬木かなこ先生、または梅津かずお先生風で)  

あまりの恐ろしさに、ここでは数字が書けない!  

おかしいわ。昔、どこかで計った時は、24%程度だったわよ!  

しかし、何度か計り直してみるも、多少の差はあれど、ほぼ一定の数値を示している。(当然か……)  

ほんまでっか……これが私の体脂肪なんですか……。  

恐怖に引きつる私の横で「じゃあ、お母さんも計ってみるわ」と母が参戦。  

母、計測終了。  

……私より体脂肪少ない……。  

おかーさん、私より相当長く生きてるのに……!  

「あら~、毎日歩いているから、それがいいのかしら?」とご満悦の母。  

ターニャは基礎代謝量を量り、体年齢を教えてくれるのだが、母は34才だってよ!  

本当か!?本当なのか!?ターニャ、嘘だと言ってくれ~! 

ちなみに、私の体年齢は年相応だったわ。  

どうして、こんなことになってしまったのかしら……。しくしく。  

涙にくれる私の脳裏にひらめいたのが「私の4割が私じゃない!」との名言だ。  

西原理恵子先生……!  

西原先生は、私が勝手に「人生の師匠!」と仰いでいるお方だ。  

その西原先生が、体脂肪を計ったときの数値が40%!  

そして、西原先生はこの「私の4割が私じゃない!」という名言を吐かれたのだ。  

よくよく考えるとすんごいオソロシイお言葉……。  

すごいな、4割だよ。半分よりちょっと少ないだけだよ。それが全部脂なんだってさ。  

……さすがの私も西原先生よりは全然低いです!(ここ重要)  

でも、近い将来、サイバラ先生並みの数値をはじき出してしまう恐れは大いにある。  

当時はご健在だったカモちゃん(元夫 故人)が「おまえはサイバラを着ているバケモンだろ!返せよ、オレのサイバラをっ!おまえはじゃんがららあめんの精だろうっ!四割脂のモノなんてあれしかないっ」と逆上し、「かあさん、運動しよう」と説得力のある言葉をつぶやかれていた。  

確かに……運動が必要だよな……。  

私も少し、運動をして体脂肪を燃やすダイエットしよう……。  

読書するとき、足だけ自転車こぎ、という独自の運動法を開発。これで運動になるかしら……?(運動だけするのは嫌なのだ。時間がもったいないような気がして。続かなそうだし)  

ターニャ……君は有能だけれど、正直すぎて、私にはちょっと辛い……。  

でも、これからもよろしくね……。