睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

2008年読書のまとめ(マンガ編)

昨日に引き続き、今年の読書の総括などを……。  

今年読んだ漫画は161冊。  

マンガの読書記録はアナログに紙に記入していたので、細かいところまで分かるのだ。

ああ、それにしても、読書記録のファイルが壊れたのが悔しい……。やっぱり。

時代に逆行してアナログに勝るものはないのかしら?  

 

今年、一番私の中でホットだったのは海野つなみ「回転銀河」かもしれない。  

後宮の連載が終わって、ひさびさに5巻が出たので、これを気に全巻一気買い。

 イイ!

海野さんは複雑な心境をさらっと描くのが上手い気がするな~。  

私は和倉ちゃんがお気に入り。  

昨年から引き続き、よしながふみもホット。「大奥」もイイしきのう何食べた?」「愛がなくても喰っていけます」の料理絡みのマンガも面白い。才能あるな~。  

 

今、昨年の読書のまとめを読んでみたら、昨年もこの2人を挙げていた……。  

あまり新しい人が発掘できず、変化なかったんだな……。

いや、というよりも、年間を通じてこの2人が大ヒット! 

以下、今年発掘した作品。  

今年知ったマンガ家さんでは小玉ユキがクリーンヒット!  

私は「羽衣ミシン」が好きだったな~。連載中の坂道のアポロンも好き。  

ちょっとノスタルジックな作風と画風がステキ。  

何となく似た作風かな?と思うのは岩本ナオ雨無村役場産業課兼観光係」。  

こちらもピュアでのんびりした作風が良かった。

主人公の恋人役(?)の女の子が太っちょで、でもすごく良い子なところが斬新。  

また中村光聖おにいさんはシュールさで群を抜いている。  

本屋でたまたま見つけて「何か気になる……」とうっかり買ってしまったのが運の尽き。  

ああ、早く3巻が読みたいわ……。

今年連載が始まったもの(というかコミックスになったもの)では羽海野チカ3月のライオンはやはりイイ。  

将棋マンガ、しかも青年誌で来るとは……!その攻めの姿勢にも好感だ。

同じく青年誌に移った樹なつみヴァムピールも面白い。  

私の中だけで「あなた、ステキよ」というセリフが大流行!  

前々から気になっていた諏訪緑「ひすいの国」も面白かった。「時の地平」の方も読まなくては!    

少女漫画では音久無「花と悪魔」が中々かわいらしい内容で良。  

前作「マドモワゼル・バタフライ」で注目した小椋アカネの新作「絶対平和大作戦」も少女漫画らしくて良かった。  

今まで「私のホームグラウンドは少女漫画!」とあちこちで言いふらしてきたが、さすがに年齢と共にもうちょっと上の年代向け、所謂OL向けのレディコミ(というと語弊があるか?)もかなり読むようになってきた。  

ひうらさとるホタルノヒカリはドラマの影響で読んでみる。全巻オトナ買い!  

ああ、ひうらさとる懐かしい……。「レピッシュ!」の人だよな~。  

稚野鳥子「クローバー」もある日突然思い立って全巻オトナ買い!オトナってステキ。

ついでに東京アリスも読む。  

こういう作品を読んでいると「自分、オトナになったな~」と妙な感慨にふけってしまう。  

また、久しぶりにコミックスが出た作品も。  

山下和美天才柳沢教授の生活」。祝!26巻発売!  

戦後編が終わって、もう終わってしまったのかと……。

現代編(?)ではヒロミツくんがあいかわずパンクで、連載開始当時からの時の変遷にちょっと感慨深かった。  

山下氏の作品では不思議な少年も非常に好き。  

山岸涼子テレプシコーラ」。祝!2部開始!  

久美ちゃんはどうなったのか?2部で再登場とかするのかしら?  

久しぶり、というわけではないが藤田貴美「EXIT」10巻発売も嬉しい。

もう、この作品は藤田氏のライフワークだなあ。  

その他、エッセイ風マンガの久世番子「番線」本好きの情熱があふれていて、とても楽しい。  

とりのなんこ「とりぱん」。

鳥の餌付けは私もたまにやっているので、こういう作品があるのは嬉しい。野菜作りの話とかもいいな~。  

西原理恵子毎日かあさん」。

相変わらずたくましく生活している様子は、なんだか力づけられる。西原先生はやっぱり私の心の師匠だなあ。  

 

以上。硬軟取り混ぜた2008年のまとめでした。  

マンガも買った後読んでないものが少々……。

下手すると、途中、買いそびれているのに気づかないことも……。

(「なんてステキにジャパネスク」5巻を買いそびれていることに昨日気づきました。あれ、話の内容知っているもんだから、5巻読んでなくても話通じちゃったのよね……)  

来年も心ふるわせるハートフルなマンガに、是非出会いたい!