昨日に引き続き、今年の読書の総括などを……。
今年読んだ漫画は161冊。
マンガの読書記録はアナログに紙に記入していたので、細かいところまで分かるのだ。
ああ、それにしても、読書記録のファイルが壊れたのが悔しい……。やっぱり。
時代に逆行してアナログに勝るものはないのかしら?
今年、一番私の中でホットだったのは海野つなみ「回転銀河」かもしれない。
「後宮」の連載が終わって、ひさびさに5巻が出たので、これを気に全巻一気買い。
イイ!
海野さんは複雑な心境をさらっと描くのが上手い気がするな~。
私は和倉ちゃんがお気に入り。
昨年から引き続き、よしながふみもホット。「大奥」もイイし「きのう何食べた?」「愛がなくても喰っていけます」の料理絡みのマンガも面白い。才能あるな~。
今、昨年の読書のまとめを読んでみたら、昨年もこの2人を挙げていた……。
あまり新しい人が発掘できず、変化なかったんだな……。
いや、というよりも、年間を通じてこの2人が大ヒット!
以下、今年発掘した作品。
今年知ったマンガ家さんでは小玉ユキがクリーンヒット!
私は「羽衣ミシン」が好きだったな~。連載中の「坂道のアポロン」も好き。
ちょっとノスタルジックな作風と画風がステキ。
何となく似た作風かな?と思うのは岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」。
こちらもピュアでのんびりした作風が良かった。
主人公の恋人役(?)の女の子が太っちょで、でもすごく良い子なところが斬新。
本屋でたまたま見つけて「何か気になる……」とうっかり買ってしまったのが運の尽き。
ああ、早く3巻が読みたいわ……。
今年連載が始まったもの(というかコミックスになったもの)では羽海野チカ「3月のライオン」はやはりイイ。
将棋マンガ、しかも青年誌で来るとは……!その攻めの姿勢にも好感だ。
私の中だけで「あなた、ステキよ」というセリフが大流行!
前々から気になっていた諏訪緑「ひすいの国」も面白かった。「時の地平」の方も読まなくては!
少女漫画では音久無「花と悪魔」が中々かわいらしい内容で良。
前作「マドモワゼル・バタフライ」で注目した小椋アカネの新作「絶対平和大作戦」も少女漫画らしくて良かった。
今まで「私のホームグラウンドは少女漫画!」とあちこちで言いふらしてきたが、さすがに年齢と共にもうちょっと上の年代向け、所謂OL向けのレディコミ(というと語弊があるか?)もかなり読むようになってきた。
ひうらさとる「ホタルノヒカリ」はドラマの影響で読んでみる。全巻オトナ買い!
ああ、ひうらさとる懐かしい……。「レピッシュ!」の人だよな~。
稚野鳥子「クローバー」もある日突然思い立って全巻オトナ買い!オトナってステキ。
ついでに「東京アリス」も読む。
こういう作品を読んでいると「自分、オトナになったな~」と妙な感慨にふけってしまう。
また、久しぶりにコミックスが出た作品も。
戦後編が終わって、もう終わってしまったのかと……。
現代編(?)ではヒロミツくんがあいかわずパンクで、連載開始当時からの時の変遷にちょっと感慨深かった。
山下氏の作品では「不思議な少年」も非常に好き。
久美ちゃんはどうなったのか?2部で再登場とかするのかしら?
久しぶり、というわけではないが藤田貴美「EXIT」10巻発売も嬉しい。
もう、この作品は藤田氏のライフワークだなあ。
その他、エッセイ風マンガの久世番子「番線」は本好きの情熱があふれていて、とても楽しい。
とりのなんこ「とりぱん」。
鳥の餌付けは私もたまにやっているので、こういう作品があるのは嬉しい。野菜作りの話とかもいいな~。
相変わらずたくましく生活している様子は、なんだか力づけられる。西原先生はやっぱり私の心の師匠だなあ。
以上。硬軟取り混ぜた2008年のまとめでした。
マンガも買った後読んでないものが少々……。
下手すると、途中、買いそびれているのに気づかないことも……。
(「なんてステキにジャパネスク」5巻を買いそびれていることに昨日気づきました。あれ、話の内容知っているもんだから、5巻読んでなくても話通じちゃったのよね……)
来年も心ふるわせるハートフルなマンガに、是非出会いたい!