睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

甲武信ヶ岳登頂…失敗

先日、またもや山に行ってきました。奥秩父甲武信ヶ岳

登山初心者なので、百名山から登りたくなるのです…。読書でいうならベストセラーから読み始めるのと同じ感じ。

秩父ならば、近いな~という気持ちでチョイス。(G県民)

前日、登山口までのルートを調べて驚きましたよ…。

長野じゃん。埼玉じゃないじゃん。←このあたりで、私の初心者レベルが知れようというもの。

それでもめげずに高速をブッ飛ばして、長野県川上村着。

レタスだ…。レタスに覆われている、この村は。

レタス仕様と思われるトラクター(後ろに直方体のコンテナ?がついている)の後に続いて、登山口まで車を走らせることおよそ2時間。(高速のインターから)

途中、カーナビがファミリーマートのマークを表示したので、コーヒーを買うために寄ってみました。

 

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これ、ファミマ!? …違うと思うぞ…カーナビ君。

でも、必要と思われるものはなんでも売っていました。便利。

なんだかんだで登山口着が9:30過ぎ…遅い。

それでも、日帰りで登頂する気満々のワタクシ。

自分が標準コースタイムで歩けないことは承知してるけど、大丈夫な気がするんだよな~

途中、すれ違ったベテラン登山者(?)の方に「今からじゃ無理だから!」と諭されたのですが、行けるんじゃないかな~という気持ちは変わらず。

こういう無謀な人間は山に登っちゃいけない、という批判はたくさんいただいています…。

 

渓谷沿いの登山道は傾斜も厳しくなく、気持ちいい道でした。 苔も生えてて素敵!

いつもより、若干ハイペースで登り、滑め滝付近で12:30。

ついつい「ナメタケだ~!」と喜ぶ私。

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ナメタケじゃない滑め滝。

 

ここの看板に「山頂まで2時間」との記載が…!!

あれ?順調に行っても、頂上着が14:30だぞ。…そのペースで下ると、駐車場着が午後7時……。

順調にいけないことは分かっているので(歩くのが遅い)、ここでようやく目標変更。遅い…。

甲武信ヶ岳のもう一つの見どころ、千曲川源流まで行くことに。

滑め滝からは2.1kmとのこと。

えっちらおっちら、源流まで。

ちょっと気持ちが焦ってきたので、少しペースアップ。

すると、同行のノムさんからは「もう源流?」「あそこが源流?」などと親に登山に連れてこられた子供のようなセリフが次々…。

「あの坂を越えれは源流が見えるの?」などと、国語の教科書で読んだ例の文句まで飛び出す。

横を流れる渓流は、すでにちょろちょろ。

「近い!近いよ!ノムさん。あの坂の向こうだよ!」と励ましあって進むこと、およそ1時間。

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感動の源流到着~!!

すごいね!本当に湧き出してます。

ここから湧き出した水が、下るにしたがってどんどん大きくなって、日本海につくころには大河になるのか~!!

新潟に行ったとき、信濃川巨大!!と思ったなあ~。

お水をいただいて、しばし休憩。 だいたい14:00。

ここで一緒になった団体さんは、ここから1時間で山頂だね~と言いながら、急坂へ去っていきました。山小屋泊まりかな?

来た道をそのまま引き返して、滑め滝で休憩。

しばらくぼーっとしていると、なんと若者の団体がやってきました。

私たちが最後の下山者かと思ってたけど、まだいたよ!

でも、彼らは頂上を極めて来たんだろうな…。

私たちのほうが先に滑め滝を出発しましたが、案の定、途中、抜き去られました…。 やっぱり、最後の下山者か…。

 

だいたい16:45ころに駐車場着。 下りは若干早いです。

駐車場にて源流で汲んできた水でコーヒーを沸かしました。

今回は、このために父(山男)からバーナーを借りてきていたのです!

本当は頂上で沸かすつもりだったのに…。

時間がなかったので、結局駐車場で沸かす羽目に。とほほ…。

 

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 コーヒーおいしかったです。 源流の味!

駐車場でコーヒーを飲んでいたら、その後、2組くらい下山者がやってきました。

最後の下山者じゃなかったみたい。

 

帰宅途中で、八峰の湯(ヤッホーの湯:ナイスネーミング!)でひとっ風呂浴びて、八ヶ岳を眺めました。 夏には八ヶ岳に行きたいな~。

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 横川インターで釜めし食べました。美味。

 

今回の反省:登山口までの経路も考えよう!(超基本