睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

稲含山へ登る~絶景、絶景、絶景~

秋も深まる11月半ば。G県西部にある稲含山に職場の仲間7人で登ってきました。

登山口から1時間くらいで登れて、景色が最高!ということでチョイス。

天気は晴れ!私以外の皆さんは晴男、晴女のようです。わーい、ありがとう!

ちなみに、私は全くこの山のことを知らなかったのですが、なんと甘楽町最高峰(1,370m)だそうです!範囲、狭いな…。

 

前日、メンバーである松太郎部長から「稲含山というのは、谷川岳レベルでしょうか?」との質問があり、それに「覚悟して来てね」と返す月子姉さん。

意地悪。

1時間で登れる山ですよ~。

しかし、それを誰も教えないため、松太郎部長は気合いを入れて、1Lの水+500mlの水×2本持参。前回の谷川岳の経験で水がたくさん必要だ、と思ったそうです…。

ちなみに、松太郎部長は「次の山は稲含山です」との連絡を受けて、自らネットで調べ、「上級者」と書いてあったので、ヤバい!!と思ったそうです…。それ、たぶん「稲包山」…。(G県と新型県(仮)の国境にある)

 

当日は前箸(仮)に8:00集合。

高速を利用して、富岡ICに9:00前着。

小幡城下を通過して、道は一気に山道に。

うねうねした細い道になったので「もうすぐ登山口かな~?」なんて話をしていたのですが、全然、登山口に着かない!

行けども行けども山道!!

稲含山の推薦者、梅やん先生が「おお~っというくらい、登ります」と言っていた意味がやっとわかりましたよ…。

そうだよね。1,370mに1時間で登れるんだもん、スタートが高い位置からだよね…。

 

対向車が来たら、絶対にすれ違えない!という位の幅の道をうねうね登ることおよそ30分。なんとか、登山口の「神の池公園」到着。途中、一台も対向車は現れませんでした…。登ってる人、全くいないのでは…とちょっと不安。

ここで、梅やん先生と月子姉さんが合流。

二人がいてくれなかったら、ここが登山口だってわからなかったよ…。だって、ガイドブックには、「駐車 約20台可」と書いてあったけど、20台車が停められるスペースは皆無!

道幅が広くなっているだけでしたよ…。そこに、車停めたけど、路駐感ありあり…。

 

なんだかんだで時間をくってしまい、登りはじめはだいたい10:00。

ちょうどいい感じかな~。

神の池から出発して、すぐに一ノ鳥居。

稲含山は農耕の神として地元に親しまれているようで、稲含神社がまつられているそうです。稲含山の由来は祭神の豊稲田姫が、インドから稲の種を持ってくる際に、口に含んで隠し持ってきた、という伝説によるとか。

インドから口に入れてきたの!?

この由来を聞いたハナちゃんは「それは…種を飲み込むと、翌朝、出てくるというヤツですか?」と言ってました…。インドからで翌朝は厳しくないか…?…ものすごい便秘だったら、それもあるか…??

 

道は落ち葉で埋まっていて、朴のでっかい葉がたくさん落ちていました。

秋の山!うふふ~。

決して急では無いのですが、それなりに傾斜があり、落ち葉が滑るので、割と大変。

足がずっと斜めになっている感じで、「足首、堅いから地味に辛い…」との嘆きも。

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 紅葉もgood!

 

余裕があったので、一ノ鳥居から「夫婦ケヤキ」を見物に行くルートへ。

…この道、全然、人通ってないですね!

踏み固められている感があまりなく、斜面の細い筋をたどって行く感じなので、結構怖い!しかも、足下に生えている草がトゲトゲしてて痛いよぅ…。

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 木が植林されてました。杉かな?

 

15分くらいでたどり着いた先の夫婦ケヤキは…。たぶん、あれかな?という位のものでした…。

「あれだ、ということにしよう」ということに合議で決し、来た道を逆戻り。

夫婦ケヤキから先へは道がありませんでした…。

 

元の道にもどり、10分ほどで「神の水」。要するに、わき水です。とりあえず、飲んでみよう、と順番に飲んでいると、前を行く人々が上流を渡る…。

「この水は、今、飲んじゃいけないんじゃないか!?オレおなかが弱いんだ」とタケさんは決して口をつけませんでした…。まあ、ね…。

(ちなみに、もっと上流に筧がちゃんと設置されていました。飲む場所間違った…)

 

二ノ鳥居をすぎて、そこそこの勾配の道をしばらく登ると、稲含神社(旧秋畑社殿)に到着。(ガイドブックによると、530年創建だそうです)

歩いたので、割と暑くなり、みんな上着を脱いで、しばし休憩。11:00前くらいに出発。

えっちらおっちら登って行くと、山を回り込むように登山道がつけられており、時折、フェンスが設置されていたり、鎖場ならぬトラロープ場が現れたり。(鎖場もありましたが)

「回りこむから、わりとすぐには頂上に着かないですね…。ちっ」

「この回り込む感じがトラヴァースってやつですか?」←違うと思う…

などと、くだらないことを言いながら道を進むこと20分くらい。

稲含神社(下仁田社殿)に到着。

トタンが門(?)を覆っていて、ちょっと雰囲気ぶちこわしですが、社殿は立派でした。

トタンには稲含山を歌った地元の学校の校歌を展示。

こんなにたくさん歌われているのか!愛されてるな、稲含!

(しかし、よく見ると、作詞者 鈴木さんのお名前がたくさん…。同じ方がいくつもの学校の作詞をされたみたい)

 

ここからは頂上まではすぐ!

最後の坂をぐいっと登ると、そこは一気に360度のパノラマ。

絶景、絶景、絶景!!(カイジのナレーション風でお願いします)

山の海だ~!

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 真ん中奥の真っ平らな山が荒船山。登りたいな~。

 

なんと、ここまで私たち以外の登山者に誰一人として会いませんでしたが、頂上には先客がいました。地元高校の山岳部のみなさん。ちょっと安心。

やっぱり、地元に愛されているのねえ、稲含。

 

頂上は地元の皆さんに譲って、稲含神社までちょっと下り、皆、思い思いのラーメンでお昼ご飯。(ラーメンの種類が違うだけで、全員、ラーメン。集団行動!)

山で食べるラーメンはどうしてこんなにおいしいのでしょうか。

うまうま。

私のラーメンは今回、カップヌードルカレー味。下界ではあまり選ばないカレー味を挑戦的にチョイス。カレーのいい臭いすぎるいい臭いが食欲増進だぜ~!

タケさんは、謎肉ビッグ(?)カップヌードルを持参。おお!

月子姉さんは、余ったお湯でコーヒーを沸かしてくれました。おいしい!いつもありがとう!

 

おなかを満たして下山開始。12:30くらいだっかな…。

下りのルートは登りと別ルートを選択(赤鳥居を通るルート)

こっちのルートの方が、道幅広いし、ベンチや階段が整備されていたので、たぶんメインのルートだったみたいです。

こっち通れば他の登山者に会えたのかな…。いや、いなかっただろうな…。

 

鉄塔のすぐ脇を通ったので、おきまりの写真も撮ってみました。

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 ゆがんだ…。どんぴしゃ真下から撮りたかったなあ…。

 

さくさく下り、たぶん45分くらいで神の池公園着。13:30くらいだったかな?

結局、今日は地元高校山岳部以外の人には誰一人会いませんでした。そんなもんなのかしら?なんか、もったいないな~。もっとみんな登ればいいのに。

何しろこの山の絶景は最高にいい!

教えてくれた梅やん先生に感謝だな~。

 

満足感を胸に、こんにゃくパークに寄りつつ帰宅しました。

しらたきシャワー、すごかった…!!