睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

「酔って記憶をなくします」石原たきび編

万歩計を買いました。2代目

初代万歩計は一昨年からずっと肌身離さず持っていて(ちょっと誇張表現)今日は何歩歩いたかな~?と計測結果を楽しみにしていたのだ。歩数はエクセルで管理して、平均歩数も出していた。(エクセル自作)

それなのに、年末、忘年会で泥酔した私は、その初代万歩計を無くしてしまったのだ…!!

その日はセーターのポケットに入れていたことは覚えてるの!でも、翌朝以降、どこを探しても無いの!

どこに行ったの、初代君…。しくしく。

2年間もずっと一緒に生活していたのに、急にいなくなってしまい、涙にくれる毎日。

無くしてわかるありがたみ。それ以後、まったく動かない私。レコーディングダイエットというのがちょっと前に流行ったけど、あれ、多分本当に痩せるね…。

そういうわけで、初代と同型の色違いの万歩計(通称:若殿)を購入しました。

前の人がいなくなって、すぐに新しい人に移るなんていけないことよ…!という妙な罪悪感があったりしたが…。

 

それにしても、どうして初代君を無くしてしまったのか…。

明らかに泥酔していたせいだが、私は別に記憶をなくしてはいない!

店員さんに向かってしっかり右手を「はいっ!」と挙手して「ボール!!」とびしっと注文していた自分の姿まで覚えている…。(単にハイボールを飲みたかっただけです…。居酒屋さん、ご迷惑かけました)

酔っ払ってぐねぐねしていたから、その際に落としたのかなあ…。以後気をつけよう。

 

泥酔による失敗談は酒飲みさんなら皆持っていると思うが、中でも突き抜けた失敗談を集めた本が「酔って記憶をなくします」である。(続編の「ますます酔って記憶をなくします」もあり)

これはすごい!!

本の紹介に書かれているけれど「酔っ払い、それは奇跡を起こす生き物」である。

私のように居酒屋で万歩計をなくすなんて、小さい失敗は失敗では無い。

同じ紛失系でも、結婚式直前に親戚からもらったご祝儀5万円新居の契約書、財布ほか諸々入ったカバンをなくすとか…。

家の鍵を紛失したので、持っていたリップを鍵穴に突っ込んで開けようとしたとか…。

もう、とにかく抱腹絶倒。人の失敗談は最高に面白い!

 

ちなみに私は記憶もなくさないし、二日酔いにもならなし、気持ち悪くもならない。(もしかして強い…??

が、過去に一度だけ気持ち悪くなったことがある。

終電ぎりぎりまで飲んで、夜の街を駅まで激走。おかげで終電には間に合ったのだが、走ったのと、ちょっとアルコールを薄めようと飲んだ「世界のKitchenから ソルティライチ」が逆に合わなかったらしく、電車内でこみ上げるものあり…。

電車の揺れがさらに胃からの上昇を誘い、のど元で押しとどめること数回。

駄目です、隊長!もう、これ以上押しとどめられません!!

と限界に達したときに、運良く乗換駅に到着。

助かった!とホームに下り、駆け込むトイレ!

そこで心ゆくまでマーライオンと化して、すっきり!復調!

トイレから出て、乗り換えの路線に向かったところ…改札はもう閉じていた…。

そうだった、ここの乗り換え、5分くらいしか無いんだった…。

仕方なくタクシーに乗り、帰宅したよ…。×千円かかった…(酔ってないと払えない金額です。5桁いかなくてよかった…)

 

こんな私の失敗談なんて、赤子のようなもの。

「酔って記憶をなくします」には、タクシーで5万円出して「釣りはいらねえぜ」とかっこよく言った人とか、埼玉県民なのに、目が覚めると日本海が見えたとか…。

私も乗り過ごし何回かあるけど、他の県まで行ったことはない!せいぜい車で1時間くらいの隣接市だ。(あのときもタクシー代が大変なことに…)

 

会社関係の失敗談も面白すぎる!酔っ払いの行動、意味不明!

上司のハゲ頭に柏手を打って拝んだり、家飲みで泥酔して、主任に自分の好きな食べ物をメール送信とか…。

ちなみに私は職場の忘年会で酔っ払い、上司に「徳川家康ラブ!」と大声で叫んだとたん、我に返った…。多分、大河ドラマの話をしていたと思う…。

私の場合、記憶があるので、後日思い出すと非常に辛い気持ちになる…。むしろ、記憶をなくした方が楽な時もあるかもしれない…。

年を重ねるごとにだんだん、酔いがひどくなってきた気がする。それに比例して、失敗談も増加…。

でも、それでも、お酒はやめられない。楽しいから!

「酔って記憶をなくします」級の失敗しない程度に、これからも楽しく飲みたいと思います。

 

酔って記憶をなくします (新潮文庫)

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ますます酔って記憶をなくします (新潮文庫)

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