睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

小盆栽講座

ついに、行ってみた。小盆栽講座に。

以前から盆栽には興味があったのだが、まだ手を出してはいけない領域だと自分に言い聞かせていた。せいぜい、盆栽だー!!(大宮市で売っている。サイダー)を飲んで悦に入る程度にとどめていたのだ。

しかし、たまたま行った園芸店で小盆栽講座のチラシを発見してしまい、そのまま勢いで講座を予約してしまった。

多分、冬はあまり山に行かないので、他のことに貪欲になっているのだと思う…。

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大宮盆栽だー!!(さいたまるしぇHPより拝借)

 

盆栽講座といっても、本格的な手入れの仕方とかを教えてくれるわけでは無い。簡単に言うと、寄せ植え講座だ。小盆栽を作って、お家で育てる。

今回のメインは

私、最初の盆栽は梅がいいな、ってずっと思ってた!

何しろ、花が咲くので華やかで可愛い。香りもいいし。

そして、なんだか梅は情に厚い姐さんっぽい気がするのだ。大事に育てれば、しっかり応えてくれると思う。単に、飛び梅の話が好きなだけかもしれないけど。

飛び梅は、太宰府に左遷された菅原道真を追いかけて、梅が京都から飛ぶ、という話です。キテレツ

ついでに梅酒も好き!

 

当日、園芸店の片隅のプレハブに向かう。

参加者は私と友人のノムさんを含めて5人。少数精鋭だ。

こんな片田舎で盆栽を作りたい人が5人もいることにちょっと驚きも感じた。みなさん、どういった素性の方なのだろうか…?

語り合うチャンスは無かったのでよくわからないが、きっと仲良くなれただろうな。ちょっと惜しいことをした気がする…。

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これから盆栽作ります!

目の前には、これから盆栽になる具材(?)が準備されていた。

白梅ちゃんと斑入りのハタザオだそうだ。

これを講師(園芸店の店員さん)の方の指示のもと、鉢にぐいぐい詰めていく。

鉢が小さいので、とにかく、土をガツガツ落とす。そうしないと入らない。

盆栽は小さい鉢で木を大きくしないものなのだろうが、用意された鉢が私には小さすぎる気がする…。根を制する者が盆栽を制する(?)

とりあえず詰め込んだ私の白梅ちゃんは鉢から相当はみ出しているが、講師の方に「よし」とうなずいていただけたので、これでいいと勝手に判断する。

根はある程度はちぎってしまっても大丈夫なのだろうか?びくびくして、これ以上はできない…。

 

続いて、角あたりの隙間に赤玉土ガツガツ詰め込む。割り箸でザクザクつつくと、結構入る。なんだか、寄せ植えって詰め込んでばかりだな…

余談。赤玉土を見て思い出したのだが、園芸でよく使われる土に「鹿沼土」がある。土地木県(仮)鹿沼市で採れる土なのだが、元をたどるとこの土は我がG県の赤城山の噴火による軽石なのだ。

友人のでんさんは「土地木(仮)が、G県のもので潤ってる!」と悔しがっていた…。G県民、心狭い…。

 

さて、植物を鉢に詰め込んだら、最後の仕上げとして、土にコケを張る。

コケについては、私も多少は知識がある。が、今までコケを育てられた事が無い。すぐに枯れちゃうのよ、コケ…。私のお世話にご満足いただけないのだ…。気むずかしいご主人様。

きっと、このコケもすぐに枯れちゃって、土むき出しの盆栽になるんだわ…と最初から諦めモードで割と手荒にコケを貼り付ける。

講師の方によると、コケと土がよく混じるように上からぎゅっと押さえつけると根付きやすい、とのこと(コケに根は無いが…)

でも、きっとすぐに枯れちゃうんだ…。コケに関しては最初から期待しないの。そのほうが、後で傷つかないもん…。

 

ジョウロで水をやり、アクセントに灯籠をのっけて完成!

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完成!隣はノムさんの作品。

所要時間は1時間くらい。

結構、よくできた気がする。(自画自賛

鉢のビビットな赤とコケの緑が良い感じ。これに、白い花が咲けばすごく映えるに違いない。

花が咲くのが楽しみだ。

「すぐにでも咲くと思いますよ」と講師の方は言っていた。

いつかな~?待ち遠しいな~。

コケが枯れるのと、花が咲くのと、どちらが早いだろう…?