「ブロンズの天使」さいとうちほ
小学館フラワーコミックス 全7巻 各巻407円
おお!あれはロシア式サウナ!
や●やの千年ケフィアのCMである。
湯気の立ちこめる中、葉っぱを束ねたモノで、ぱしぱし全身をたたいているあれだ!
CMを見て思い出した。あれは、さいとうちほ「ブロンズの天使」の中で、主人公ナターリア3姉妹が入っていたロシア式サウナではないか!
ここで映像として見られるとは!本当にああいうサウナがあるんだなあ~感動だ。
「ブロンズの天使」にも書かれているが、あの葉っぱは白樺の枝を束ねたものらしい。
白樺か……ロシアらしいけど、ちょっと痛そうだなあ……。がっつり叩いたら、拷問とか刑罰になっちゃうわ。
そういえば、昔、我が家の庭に白樺があって、かなり虫が付きやすくてイヤだった覚えがある……。
しばらくしてシロアリにやられて倒れちゃいました。5本もあったのに、全部……。弱い。
なんか、白樺、いいイメージないじゃん……。
しかし、ちょろっと調べたところによると、この「バーニャ」というロシア式サウナは肌をばちこんと叩くことによって血行を促進。さらに白樺の香りが立ちこめて良い感じになるらしい。リラクゼーション。
確かに、CMを見るとステキな美容法、という感じだもんな~。
「ブロンズの天使」でも、3姉妹がすっごく良い感じでサウナに入っている。
薄布をまとって白樺を手にして、ゆったりと横になっている様子は、絵画とかのネタになりそうな感じ。
「ナターリア きれー」
「女はひとり目の子ども 産んだ後が一番きれいって言うけど ナターリアは何人産んでもきれい」
なんて会話をしているのだ。3姉妹が。白樺でぱしぱししながら。
うーん、なんか浮き世と離れている感じで優雅だ。
これで、3姉妹がそれぞれ美女だったら、世の男性達は「うぉぉぉぉ~!(言葉にならない)」と浮き足立つような場面だろうな。
「その禁断の世界、覗かせてくれぇぇっ!」という感じか?蓬莱山ってこんな感じ?(←違う)
しかし、悲しいかな、ナターリアの二人の姉はイマイチのご面相なのだ。そこがちょっと惜しいところ。
さいとうちほ氏の作画は男性はもれなく美少年(または美青年)に描かれるが、女性にはけっこうシビアだ。
(ちなみに主人公ナターリアはプーシキンの妻。絶世の美女として有名。もちろん実在の人物だ)
このロシア式サウナに入ってみたいな~。
今までの私のあこがれのエステはハワイのロミロミだったのだが(宇野あゆみさんが「リゾート行かされまくり」でオススメしていたから)、ここにきて、「バーニャ」が急上昇だ。
優雅に入ってみたいぞ!
しかし、私がこのサウナに入るとおそらく、下っ腹部分を集中的にばちこーん!っとやってしまうに違いない。
「うおお……腰掛けるとお腹の肉が乗る……!!」
最近、ここの肉が全然落ちなくてねえ……。年だねえ。
白樺の血行促進は効果あるのかしら?あるなら、ますます入ってみたいわ、バーニャ!
いかん。全然優雅でもきれいでもないよ……。
これは個人の資質の問題なのだろうか……?ナターリアのような絶世の美女でないといかんのか?
道は険しいなあ。というか、顔の造作については無理なんじゃ……。
とりあえず、や●やの千年ケフィアを飲んで内側から美しくなっとけばいいのかしら?
うーん、買ってみるべきなのか……?迷うなあ。