睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

行道山~花咲く里山~

ついに行道山に行くことが出来た。

行道山はG県東部からほど近い、ストロベリー県にある里山である。その気になれば、ふらっと行ける手近な山なのだが、不思議なほどご縁がなく、何度かの日程変更を経て、ようやく登ることができたのだ。

当初は、友人のでんさんから「足利に葛飾北斎が描いたお寺があるらしい」との情報により、じゃあ行ってみよう、と年明けから計画していた。

しかし、ストロベリー県に緊急事態宣言発令により、しばらく延期。

緊急事態宣言後、日程を調整したら、行道山にほど近い両崖山の山火事でまた延期。

火事収束後、ようやく予定を組んだら、激しい雨により、またまた延長。

四度目の正直で、年度の明けた四月上旬にやっとのことで、行道山に行くことができた。苦労しただけに感無量である

ずいぶん焦らされた。せっかくだから満喫しまくってやろうではないか。気合いは十分である。

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葛飾北斎「くものかけはし」

 

当日の出発地は大岩山西公園駐車場。10:00集合。

麓からの道路はものすごく狭く「今、ここで対向車が来たら、絶対にすれ違えない」と恐怖心を抱く道であった。

途中、「警笛鳴らせ」の標識が設置されていたので、「もちろん、従います!」と、しっかりクラクションを鳴らして通行した。

この標識、日常生活ではもちろん、結構標高の高い山ですらあまり見かけない気がするが、割と身近な山に設置されているのだなあ、と意表を突かれた思いだ。多分、都会で生活する人は、教習所で習って以降、一度も見ないで人生を全うしてしまうかもしれない。

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「警笛鳴らせ」。鳴らさないと罰金らしい。

 

大岩山西公園駐車場はかなりの高所にあるので、見晴らしが良い。足利の街が一望である。

多分、夜景もキレイ。ただし、夜景を見るためには、細い道路を危険と隣り合わせで登り下りしなければならないが…。あの道を夜行くのは私だったら御免被りたい。

夜景デートを楽しみたい若者ならば、血気盛んだからぐいぐい登れるのかもしれないが。

 

さて、今回のメンバー、でんさんとジェイ氏と合流し、景色を堪能してから歩き始める。まずはほど近い大岩山毘沙門堂にお参り。

日本三大毘沙門らしい。ちなみの残りの二つは奈良の信貴山と京都の鞍馬山だとか。

…絶対三つめは他にも沢山ある気がする…。

「三大○○」はいろいろなジャンルであるが、だいたい三つめが怪しい。三大東照宮日光東照宮久能山東照宮、そして世良田東照宮(G県東部にある)だと言われているとか…。

 

私が大岩山毘沙門堂を訪れるのは二度目である。最初は高校生の時に、先輩に連れられてやってきた。当時、先輩と私は歴史が非常に好きだったので(「歴女」などという言葉は当時なかった)「三大毘沙門があるらしいから、行くよ」と言われ「はいっ」と元気よくついて行ったのだった。

何も考えずに男坂を登り男坂って、急な道だったのでは。心臓が破裂しそうなほど苦しいです!」と先輩に訴えた記憶がある。

改めて、大岩山毘沙門堂にあった看板を見てみたら「男坂 全行程急坂」と書かれていて「やっぱり…」と改めて当時の辛さを思い出す。もっとも、今、麓から登るとしても「男坂」を選択すると思うが。

時間のたいしてかからない行程なので、より困難な道を行った方が御利益がありそう。

 

毘沙門堂をふらふらしてから、10:20頃から大岩山に向けて登り出す。

道には椿の花が沢山落ちていて、その赤色が落ち葉の茶の中でひときわ映える。私は椿が好きなので、一気にテンションが上がる。

さらに、道に積もっている落ち葉がどうも見覚えがあるような気がして、何の葉だかわからないもどかしい気持ちでいたところ、でんさんが答えを発見した。

柏餅の葉っぱだ!

そうだ、柏餅の葉っぱだ。つまり、柏の木の葉だ。

「5月に柏餅食べるけど、その頃には木に葉が出ているのかな。今は、多分全部落ち葉になっているけど」とでんさんが疑問を抱く。

「5月上旬に立派な柏の葉が生えている可能性は低いんじゃないですかねー。前の年のを保管しておくんですかね。氷付けとかで」

そんな話をしていると、柏餅が食べたくなってくる。季節的には桜餅だが。

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椿。赤が映える。

10:35 あっという間に大岩山山頂着。417m。

それほど時間はかかっていないが、ずっと登りだったので、息切れがする。

でんさんは「運動不足なので、このまま登ったら、もうリタイヤするしかない、と思った」と、のっけから苦しい発言をしていたので、山頂でゆっくり休憩することにする。

ベンチとテーブルが設置されているので、快適である。

G県ふるさとの山、赤城山の裾野が見える。この日は天気がよかったが、春なので霞んでいて赤城は裾野しか見えなかった。残念。

 

30分ほど近況報告などで休んだ後、本来の目的の山である行道山に向けて出発する。

ここからは道の傾斜はぐっと緩くなり、ぜーぜー荒い息をついていたでんさんも余裕が出てきて、楽しくおしゃべりをしながら歩くことができた。

下り道になると「私は知っているぞ。下るということは、その後、登るということ!もったいない!」と、下り道の真実に気づいてしまったでんさん。そのセリフ、私も良く言っている。登山あるある?

 

11:20 行道山頂 442m

あまりに早く着いたので、最初は行道山頂だと気づかずに、途中の見晴らしのいいピークの一つだろうと勘違いしていた。よく見たら、山頂の表示があった。

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行道山頂から。眺望○。

見晴らしが良く、気持ちが良いので、ここでお昼ご飯にする。

こちらの頂上もベンチとテーブルが設置されているので、ご飯を作るには最高の環境だ。

そう、今日のメンバーは私のキャンプ仲間なので、いつもの登山メインよりは、野外ご飯がメインである。

今回のお題は「サッポ○一番 塩らーめん」である。共通の食材でそれぞれが料理を作成する。ちょっとした料理の鉄○である。

それぞれが、おもむろにザックから「サッポ○一番 塩らーめん」を取り出して見せ合ってから調理を開始する。(見せ合ったところで、みんな同じものなのだが)

私が作成したのは、一度作ってみたいと思っていた、ラーメンご飯(?)である。カップヌードルで作っている人が多いが、インスタントラーメンでもおいしく出来る、という動画を見たので、サッポ○一番でトライしてみることにした。

作り方は簡単。

細かく砕いたサッポ○一番を少量のお湯で戻し、そこにレトルトご飯を加えて炒め、サッポ○一番のスープの素で炒めるだけ。最後に、真ん中に生卵を割り入れ、食べる時にかき混ぜる。

とても美味しいらしいので、やってみたいと思っていたのだが、ラーメン1袋とレトルトご飯(一人前)を使う時点で、どう考えても二人前出来てしまう、という問題点があって、ずっと作らずにいたのだ。

今回はメンバーが多く、分け合って食べる予定だったので、チャレンジしてみた。(ちなみに取り箸は分けている。感染症対策)

 

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サッポ○一番ご飯。見た目はイマイチかもしれない。

出来上がりの見た目を見た時は「あまり美味しくなさそう…」と思ったが、これが美味しい!なるほど、話題になるだけのことはある。

山で一人分作るときは、ラーメンとご飯をあらかじめ半分の量にして持って行ってもいいかもしれない。

今度は、王道のカップヌードルで作ってみるのもいい。

ちなみに、でんさんはカルボナーラ風サッポ○一番、ジェイ氏はイタリアンなサッポ○一番を作成していた。

どっちも美味。特にカルボナーラ風、美味しかった。

サッポ○一番は無限の可能性を秘めている。

 

ゆっくりとご飯を堪能して、今日のメインの目的地である浄因寺に向かう。

ここからはだいたい下りだが、それほど急な下りではないので、ゆっくり景色も見つつ下っていく。

下界の桜はほとんど葉桜になっている時期だが、山桜はちょうど花盛りの時期。

時々、目を引くピンクの花はヤシオツツジだ。(でんさんに教えてもらった)

まわりの葉が落ちた木々には、小さな黄緑の葉がちらほら出始めている。きっとすぐに新緑が美しい時期になるだろう。

山もしっかり春になってる。

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ヤシオツツジ。ピンクが鮮やか。

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寝釈迦。花が似合う。

途中、寝釈迦を経て、13:10行道山浄因寺に到着。

お寺に至る直前は、かなりの急な階段下り。ガツガツ下って、回り込んだ先には、花盛りのお寺の建物が目に入る。

立派なしだれ桜が鐘撞き堂にかかっている。

お寺と桜はベストカップリングである。とにかくキレイである。多分、浄土にもこんな桜があるに違いない。

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桜咲く浄因寺。

お寺を進むと、葛飾北斎が描いたという清心亭が空に飛んでいきそうに浮かんでいる。向かいの岩場から太鼓橋がかかっていて、この「くものかけはし」を渡って、清心亭でお茶を楽しむのだろう。

入れるものなら入ってみたいが、清心亭に至る階段は登れないようになっていた。

しかし、近くの建物(掘立小屋?)には「料金200円」と書かれた古い紙が貼られていたので、もしかすると特別な日だけ入れるのかもしれない。

だったら、是非とも入ってみたい。そして、そこでお茶を飲んでみたい。

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浮かぶ清心亭。くものかけはしで渡る。

13:30 浄因寺を堪能して、帰路を行くことにする。

帰りは短い距離でさくっ帰れると思われる「巻き道」を選択することにするが、「巻き道」の分岐が非常にわかりにくい。

うろうろ歩き回り、「多分、こっちだよねー」と向かった先にあった四阿でちょっと休憩していたら、山菜採り(多分)をしている地元の人達がやってきた。

「これから、どっちに行くの?」とフレンドリーに話しかけていただいたので「こっちかな?大岩山毘沙門天の方です」と曖昧に答えたところ「大岩山は反対方向だよ。戻ったところに、巻き道の分岐があるから」と教えてくれた。

さらに「大丈夫かい?帰れる?」と笑われながら、心配される。

なんてこった!一応、YAMAPの地図を確認しながら歩いていたのに、反対方向に向かっていたとは。

ここで地元の人に会えなかったら、多分、かなり迷走を続けたと思う。ありがとう、地元の方々。

教えてもらった道を戻ったら、確かに分岐があった。しかも、小さいけれど、案内板もあった。ちゃんと見ながらあるこうと、深く反省する。

 

巻き道はその名のとおり、トラバース道で、斜面の横を通る道であった。かなり道幅は狭く、うっかり崖側に落ちたら大事故になってしまいそうで、ちょっと怖い道だ。

しかし、アップダウンはほぼなく、淡々と歩くことができる。眺望はない。

「この道はつまらないかもしれないけど、歩くのは楽でいいやー」とジェイ氏。

確かに、帰り道にはよいと思う。

どんどん進んで、あっという間に出発地の大岩山西公園駐車場に到着した。14:30。

 

西公園駐車場で、今日の目的その2を行うことにする。

それは野点ある。

清心亭はお茶室なので、じゃあ、山で野点をしてみようよ、という話になったのだ。

浄因寺でやろうかとも思ったのだが、ベンチなどがなかったので、駐車場のベンチとテーブルを借りて行うことにした。

見晴らし良好のベンチで、シェラカップに入れたお抹茶をいただく。(お抹茶はでんさんが持ってきてくれた)

良い気分である。

お抹茶って、つかれた体に染みこむなあ。

お茶菓子の豆大福(ジェイ氏提供)を食べながら、本日も楽しい登山が出来たことに感謝である。

行道山には縁がないのか、と諦めかけたこともあったが、晴れの日に登れて大変楽しかった。 

清心亭、いつか入ってみたいものだが、そのチャンスはあるのだろうか。

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浄因寺にあった。さすがお茶の寺(?)

<コースタイム>

10:10大岩山西公園駐車場…10:15大岩毘沙門天…10:35大岩山(約30分休憩)…11:20行道山(約1時間昼食)…13:00寝釈迦…13:10浄因寺(40分ほど滞在。道迷いあり)…13:50巻道分岐…14:30大岩山西公園駐車場

水沢山~小鳥と温泉と~

このままでは山に行かないまま春がやってきてしまう。

まあ、春が来てしまっても何の問題もないのだが、急に心忙しい気持ちになり、G県の名湯伊香保温泉にほど近い水沢山に行くことにした。

「ランドネ」2020年9月号の紹介記事を読み「これは、冬に行くべき山だ」とずっと暖めていたのだ。

何しろ、伊香保温泉の裏山(?)である。登山帰りに、伊香保温泉でゆったり暖まることが出来るのだ。最高だ。

伊香保なら、それほど雪は降らないし、何より近いし、それほど高い山でもないので、しばらく山に行かずになまった体を慣らすにも最適なはずである。

今回も山の相棒ノムさんと行く。ノムさんも久しぶりの山だという。毎度のことだが、ゆっくりマイペースで登ることにする。

 

9:00 登山口である水沢観音到着。

天気は上々である。

まわりを見ると、参拝客より登山スタイルの人の方が多い気がする。思っていたより、人気の山のようである。

本堂の奥の階段を登ることから登山が始まる。のっけから階段が長く苦しい。

「登り始める前からもう苦しい。やっぱり体がなまっている

「階段ってこんなに辛かったっけ」

ノムさんと二人、息を切らしながら登る。神社の急勾配の階段って本当に辛い。神主さんは意外と体力仕事なのだろうなあ。

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水沢観音本堂。十一面千手観音がご本尊だそうです。

水沢山は水沢観音の裏の山で、よくある麓に寺社、頂上に城跡とかがあったりするハイキングコースのような山だと思っていた。標高は1194mと若干高めだが、そもそも水沢観音が標高が高いところにあるので、標高差は実際には少なく、軽い気持ちで登れるはずであった。私の当初のもくろみでは。

どうして、そんな勘違いをしていたのだろう。

がっつり直登の山であった。

そもそも駐車場から行くべき山頂を見上げたときに「しっかり三角の山だな」とは思った。

ノムさんも事前に控えめに「職場の山好きの上司が、武尊登ろうとしたら雪崩で登れなくて、かわりに水沢山登ったらしい」と言っていた。雪の武尊登るクラスの人が、急な予定変更とは言えハイキングクラスの山に行くわけないではないか。(ハイキングだって行く時は行くのだろうが…)

行けども行けども登り。ずっと登り。

「うおぉー疲れるじゃないか

「久しぶりだから、明日、筋肉痛くるかも」

と困難を口に出しながら登り続けるが、実は結構楽しい。

辛い登りの苦しさも「山はこうでなくっちゃ」という、久しぶりの登山の喜びに変換されていたのだろう。息を切らして登るからこそ、頂上に着いたときの達成感が心地良いのだ。登山の麻薬。

 

10:00 お休み石

ひたすら登り続けることおよそ1時間。この山のお楽しみゾーンに到着した。

ヤマガラ餌付けゾーンである。

誰が置いているのかはわからないが、平たい石の上にエサがおかれており、ヤマガラ他小鳥がやってくるのだ。

すっかり人慣れしているので、人の手からもエサを持って行くらしい。

私は事前に登山ルートを調べた時にこの場所を知り、エサを用意していこう、と意気込んでいた。しかし、前日にはすっかり忘れ、手ぶらでこの場所に至ってしまったのだ。

「しまったー。ポン菓子持ってこようと思ってたのにー」と嘆くも、手元にはない。

しかたがなく、石の上のエサ目当てにやってくる小鳥をじっと眺めることにする。

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ちょっとマヌケなヤマガラの正面がお

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黒いベレーのコガラたん。

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黒いアイシャドウのゴジュぴー(ゴジュウカラ

コガラたん、ラブリー」「わあい、ゴジュぴー(ゴジュウカラのこと)こんな近くで見るの初めて!!」

ゴジュぴーって、何…?

ノムさんちょっと引くくらい、私は大興奮である。

最近の私は、You Tubeで鳥の餌付けをしている人の動画を見まくっているのだ。野鳥大好き。

おかげで、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラシジュウカラの見分けもバッチリ出来るようになっている。ついでに、「とりぱん」(とりのなんこ著)での呼び方を踏襲している。(ゴジュぴーとか)

この場所にはコガラたん、ヤマガラさん、ゴジュぴー(ゴジュウカラ)が来ているようだった。歩いている時に「ツツピー ツツピー」という鳴き声が聞こえていたので、多分シジュウカラもいると思う。

周りで手のひら餌付けに挑戦している方も何人かいたが、皆、エサはひまわりの種を用意していた。

カラ類はひまわりの種が好き!私が見ている動画でも、エサはひまわりの種だ。

なぜか私は「エサはポン菓子」と思い込んでいたが、ひまわりの種が最適品だったのだ。(ポン菓子を神社の鳩にあげた幼少期の記憶のせいであろう)

次、来る時はひまわりの種を用意してこよう。忘れないように、心のノートに赤字でしっかり記しておくことにする。

私も手からエサ食べてもらいたい!

 

何時間でもトリを眺めていられる気持ちであったが、そんな訳にはいかない。山頂が待っているのだ。

「コガラたん、またくるからね」と後ろ髪を引かれる思いでお休み石を後にする。

また直登。やっぱり、ずっと直登…。

 

11:10 山頂

最高の見晴らし。

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右:子持山 左:小野子山

最高の快晴に下界の温泉街や、上信越国境の冠雪した白い山が見渡せる。雪山のなんと綺麗なことか。

ヤッホーだ。快晴ヤッホー。心の中で叫んでみる。大人なので、声には出さない。

今年は雪山デビューは逃してしまったが、来年は雪山にも行ってみたいものだ。

 

ここでお昼ご飯、といきたかったところだが、水沢山の山頂はそれほど広くなく、既に何組か食事をしていたので、ここは潔く諦めて、先に進むことにする。

頂上からは伊香保温泉側に下る。上山公園まで下りて、その先は伊香保ロープウエイを使って、一気に石段街まで下りちゃう楽ちんコースで行くのだ。

道を進むと、さっきまで沢山いた登山者の姿がぱったり見えなくなってしまった。どうやら、大半の方がピストンで帰るようなのだ。

「なんでかなー。ランドネの記事では、温泉側に下りているんだけどねー」

「日本の名湯に入りたくないはずないけどねー」

まあいい。私は、ガイド(ランドネの記事)に忠実に行く。

周りに人がいなくなったので、気楽にマイペースで進む。

当たり前だが、今度は下りである。

「今日、初めての下りかもしれない。ずっと登ってたから、下り方忘れた

「そういえば、私、下り苦手だったわー

山を登った分だけ、下りがあるのだ。何度山に行っても、下りのたびに「にがてー」と叫んでいる気がする。進歩という文字は私たちの辞書にないのだろうか…。

 

11:35 お昼ご飯

下りが一段落したところで、お昼を食べるのにちょうどいいスペースを発見したので、ここでお昼にする。

今回は水沢山なので、うどんを持参してみた。(水沢はうどんが名物。マイタケの天ぷらと一緒にいただく)

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うどんにたまごと揚げ(エビ天)をトッピング。

卵を入れたので、ちょっと見た目が悪いが、おいしく仕上がった。

この日はあまり寒くはなかったが、やはり暖かいものはイイ。

ガスバーナーは災害時にも備えて、一家に一つは必要だよね、とノムさんと熱く語り合った。ちなみに、私は山に行くとき以外は非常持ち出し袋に入れている。

 

12:30 電波塔

13:00 つつじヶ丘

つつじヶ丘はナイスビューポイントで、トイレが設置されている。すぐ脇を道路が通っており、車でも来られるみたいだ。

相変わらずの最高の景色。

山の名前が記された案内板があったが、その写真とまったく同じ景色が目の前に広がっている。

「こんなに同じ景色に見える日なんて、滅多にない」とその場にいたドライブ客の方は嬉しそうに言っていた。

確かに、案内板に映っている山が全部見える。いい日に来た。ヤッホー。また、心の中だけで叫んでみる。大人っていろいろ不自由だ。

 

ここからは、勾配が少なくハイキングという感じになる。

周りにまったく人はいないが、登山客向けではなく、ファミリーの方や遠足などに最適だ。スニーカーでも大丈夫。

しかし、不安になるくらい人がいない。

 

13:30 上ノ山公園

立派な見晴台(しかも新しい)があるが、人影はない。

私とノムさんで独り占め(いや、二人占め?)である。

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伊香保の温泉街がよくみえる

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振り返れば榛名の二つ岳

景色を十分堪能して、伊香保温泉に下りるためにロープウェイ乗り場へ向かう。

乗り場は伊香保スケートリンクのすぐ脇にある。

スケートリンクはちらほら滑っている人はいるが、本当にちらほらで「営業、大変そうだなあ」と心配になってしまった。

まあ、いい。私たちはスケートではなく、ロープウェイに乗るのだ。

「何回も伊香保に来てるけど、ロープウェイに乗るの、初めてだよー」などど、楽しく会話をしていた私たちに衝撃の事実。

やってないよ、ロープウェイ!

コロナのせいなのか、冬のせいなのか理由はわからねど、その乗り場にはシャッターが下ろされている。

「このせいで、これまで全然人がいなかったのか!なんで、スケート場はやってるのに、ロープウェイはやってないわけ!?どうやって、ここまでスケートしにきてるのさ!

…車でしょ

よく考えれば、当たり前。車で来れるに決まっているのである。自分が歩いてきたものだから、交通手段が他にないような気がしていた。

「私、昨日、バスの時間(伊香保温泉から水沢観音までバスで帰るので)とかしっかり調べたのに、ロープウェイのこと、まったく調べなかった。もう、やっているものだとばかり…」

深く反省する私。なんか、いつもツメが甘いのだ。ヤマガラさんにあげるポン菓子も買うの忘れたし…。こういう性格は年を取っても改善するものなのだろうか…。

 

仕方がないので、温泉街まで歩くことにする。

「まあ、1時間も歩けば着くでしょう」

登山に来ているので、1時間くらいの歩きはなんということもない。

伊香保温泉こちら、という看板に従って、階段道をひたすら下り続ける。どこに出るのかよくわからないが、とにかく、ずっと階段。途中、手すりがはずれている部分などもあったが、かなりキレイに整備されている。

今回はこの道が非常にありがたかった。ものすごくショートカットして温泉に至る道だったので。

ただし、温泉街からこの階段をひたすら登ってスケートリンク(または上ノ山公園)に行く人はとても少ないと思う。浴衣でそぞろ歩きには多分、辛すぎる…。

 

14:20 伊香保神社

ありがたいしっかりとした道のおかげで予想よりもかなり早い時間に伊香保神社の裏に出ることが出来た。

なるほど、ここに出るのか。

ここまで来れば、もう道は大丈夫である。G県民なので、伊香保には何度もお世話になっている。

河鹿橋奥の露天風呂で温泉にぬくぬくとつかり、温泉まんじゅうやら玉こんにゃくを食したりして石段街を満喫。

登山の後に、温泉と温泉街散策が楽しめるなんて、最高だ。

 

16:00すぎ 石段街のバス停から水沢観音までバスで帰着。

やっぱり登山は楽しい。

水沢山は気軽に行ける山なので、今後も何回も登ることになると思う。

この山を教えてくれた「ランドネ」に感謝しなくては。たまにしか買ってなくてすみません…。

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山頂にて。誰かが置いた小鳥。かわいい。

<コースタイム>

9:00水沢観音駐車場…10:00お休み石…11:15水沢山…11:35昼食…12:30電波塔…13:00つつじヶ丘…13:30上ノ山公園(見晴台)…14:00伊香保ロープウェイ…14:20伊香保神社…14:30伊香保露天風呂…16:00石段前

 

「白夜行」東野圭吾

本邦でも近年は便器の洋式化が急速に進んでおり、公共施設のトイレでも相当の割合が洋式便器になっている。

そして、本場(?)の西欧ではどうだか知らないが、日本の洋式便器には蓋がついている。

その蓋については、閉めるべきだ、いや、開けといてもいいんじゃないかと喧々諤々の議論があるのではないかと推察するが、私個人としては、公共施設の洋式トイレの蓋は開けておいて欲しいのだ。

なぜならば、「もしかしたら、便座の中に青酸ガスが入ってるかも」との不安がどうしてもぬぐえないからだ。毎度、ものすごくドキドキして蓋をあけている。

 

東野圭吾白夜行」の中で、探偵の今枝氏はこの方法で殺害されている。

帰宅し、閉まっていた洋式トイレの蓋を開けたところ、中に入れられていた青酸ガスを吸い込んでしまい、彼は殺されるのだ。

ミステリーの殺人方法として、青酸カリはメジャーすぎる毒物だが、ガスにして吸わせる、というパターンは、私はこの小説でしか読んだことがない。

飲み物に混ぜて殺す方法が大半だ。多分、ホームズ先生もポワロさんも金田一君(孫)もコナン君もそんな事件は解決していないと思う。

しかし、作中で、青酸カリは水に溶けるか、と聞かれた典子(薬剤師)は言う。

「溶けるけど、たとえばジュースに仕込んで飲ませるというような方法を考えているんだとしたら、耳かき一杯とか二杯じゃだめだと思うわよ

「ふつうなら一口飲んで変だと思うからよ。舌を刺激するような味なんだって」

「青酸カリ自体は安定した物質なのよ。それが胃に入ると、胃酸と反応して青酸ガスを発生させる。それで中毒症状がおきるわけ」

この薬剤師のアドバイスにより、洋式トイレに青酸カリと硫酸を入れて蓋をし、青酸ガスを発生させ、それをターゲットに吸わせる、という方法が編み出されたのだ。(トイレの換気扇を回して、漏れ出た青酸ガスの臭いで気づかせない、という念入りの工夫もしている)

そんなのすぐに隙間から溢れ出ちゃって無理すぎるわ、と思ったりもするが、作中ではターゲットの帰宅直前に仕掛けているので、そのあたりのフォローも万全だ。(ちゃんと尾行している)

 

なんと、今までのミステリーの常識を覆す内容ではないか。

青酸カリと言えば猛毒で、飲み物に混ぜられた状態で一口でも口にすれば、確実に死んでしまうものだと思っていた。それが、致死量としては耳かき一杯分くらいの量が必要

だとは驚きである。

作中でも書かれているが、切手の裏に塗る程度では全然致死量に満たないのだそうだ。多分、カップに塗る方法でも致死量に満たないだろう。

また、ミステリーではワインに混入して飲ませるパターンが多いような気がするが、ワインは香りを楽しんでから少しずつ味わう飲み方をするもので(それはソムリエだけ?)、いきなりごくごく飲み干したりしないので、青酸カリには最も適さない飲み物のような気がする。

ターゲットが、ワインに口をつける前に香りをかいで「ん?…アーモンド臭が…?」と気づき、失敗する可能性が高すぎるではないか。

余談だが、毎度、アーモンド臭ってどんな臭いやねん、と思う。平均的日本人の大半は知らないと思うが、警察や探偵の皆さんは、多分、「これがアーモンド臭です」という何かの研修を受けているのであろう、と自分に言い聞かせている。

 

ごくごく一気にいく、というポイントのみに絞って考えれば、多分生ビールが一番だと思う。それも、夏の暑い日

しかし、寡聞にして、私は生ビールに青酸カリを入れた殺人が出てくるミステリー小説を知らない…。あるのかもしれないけど。

それにしても、この作品で青酸カリ殺人の限界(?)が描かれた訳だが、その後のミステリー小説でも相も変わらず青酸カリは飲み物に混入させたり、何かに塗られたりしている。

多くのミステリー作家がこの作品を読んでいるはずなのに、どうして青酸ガスの方面に舵を取らないのか不思議である。洋式トイレトリック以上のトリックが思いつかないのかしら。

なんとなく「洋式トイレに毒ガスを詰め込むなんて!」という、感覚的なうさんくささを感じる方法だからだろうか。

そういえば、ミステリー小説はガス系の殺害はあまり好まれないような気がする。にくい特定の相手のみの殺害が主流のミステリーには、ガスは広範囲に広がる感じで、なじまないのかもしれない。

 

しかし、このやり方はあまりに斬新で、確実に殺されてしまう危険な殺人方法だ、と私の記憶に強烈に焼き付いてしまった。

そして、公共施設のトイレとかだと、私がうっかりターゲットよりも先に便座の蓋を開けてしまう事態が発生するかもしれない。(むしろ、その場合は、不特定多数を狙ったケースだろうか)

閉まった洋式便座の蓋を見る度に、息を止めてそーっと開けるようにしている。

私の精神衛生上よくないので、できれば公共施設の便座の蓋はあけておいていただきたいのだ。

 

そんな私だが、家の便座の蓋は閉める派だ。

うちのトイレに青酸ガスを入れられたら、もうしょうがない。諦めるしかない。

我が家のトイレの便座はかなり前から電気であったかくなる仕様なので、電気代節約の観点から蓋は閉めているのだ。

かつて、新井理恵「×~ペケ~」を読んで「何はなくとも便座カバー」に深く共感したが、そんな時代はとっくに過ぎ去った。

暖かい便座を手に入れた私は、数十円(?)の電気代の節約のために、ガスが詰められているかもしれない新たな危険性を見て見ぬふりをしているのだ。

 やっぱり、家のトイレも開けるようにした方がいいのかな。少し、考え直してみようと思う。

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

 

  

suishian.hatenadiary.jp

ものすごく昔に書いたもの。「何はなくても便座カバー」

百均メスティンの実力〜山の持ち物 その2〜

山へ行きたしと思へども 山はあまりにも遠し(気持ち的に)

 

我がG県の詩人、朔太郎は新しい背広できままな旅に出ることにしたらしいが、私は新しい山の道具できままなご飯を作ってみることにする。

新しい山の道具とは、話題の百均メスティンである。

私は今までメスティンを持っていなかった。

山でご飯を作る時はコッヘルか山フライパンを使っていて、十分満足していたからだ。特に山フライパンはパスタを茹でる時もギョーザを焼く時にもバッチリ対応できて、君さえいれば他には何もいらない、とありふれたJポップの歌詞のようなことを思っていた。(サイズが大きいのが難点)

しかし、世間のキャンプブームに後押しされて、百均各店がキャンプ道具を大量発売。

100円のものなんて、とはじめは侮っていたが、これがどうして、なかなかの品揃えである。

何より値段が手頃すぎるので、ま、使わなくても買っとけばいいか、とついつい購入してしまうのだ。

 百均メスティン(百均だけど500円。商標に偽りあり)も、ついつい購入してはみたものの、未だ使ったことがなく、その実力は未知数である。

先日のキャンプでジェイ氏が使っていたので、ご飯を炊く手順はわかっているつもりだ。

この機会に一度試してみようではないか。これで、ええやん、と思えば、今後山道具のスタメンになるかもしれない。

 

まず、お米(目分量で0.7合くらい)を研いで、水に浸しておく

その間、私はしっかり入浴。

今回は自宅で行ったので、普通にボールを使ったが、山に行くなら、ナルゲンボトルやジップ●ックなどに、水に入れた状態で持って行くといいらしい。

風呂上がりに、しっかり水を吸ったお米を百均メスティンに移す。通常のメスティンより小さいサイズなので、この量でちょうど良い感じだ。

白米でも良いのだが、今回は私のレモンサワー夜会(毎週金曜日に開催。一人で…)のおつまみにしたかったので、缶詰の焼き鳥ベビーチーズを一緒に炊き込むことにする。

二品ともつまみの王道である。多分、おいしくなるに違いない。

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クッキングシートを敷いておくと、洗うとき楽。

これをポケットストーブ(こちらもついついホームセンターで購入)にセットして、固形燃料の火で炊いていく。

ポケットストーブはガスバーナーよりも小型で軽いので、これでいろいろ事足りるなら、山に持って行くのもいいかもしれない。

室内で火を付けることにかなり抵抗はあったが、旅館の料理には定番で出てくるではないか、と自分に言い聞かせ、床に直置きで点火する。(板は敷いた)

ちなみに、この季節だが窓は全開にした。換気扇がない部屋なので。

固形燃料のオレンジの火が勢いよく百均メスティンの底に当たる様子を見つめながら、私は髪をドライヤーで乾かすことにする。ドライヤーの熱で窓全開の部屋でも暖かい。これは一石二鳥だ(?)

 

髪がしっかり乾いても、固形燃料の火は消える様子はない。

百均メスティンからは期待を高めるように、白い湯気良い匂いが漂ってきている。多分、良い感じに炊けているに違いない。

わくわくしながら、百均メスティンを見つめ続けるが、火はずっと燃え続けているので、待ちきれず、レモンサワーをお先に頂くことにする。

酔っ払った状態で炊きあがったご飯を扱うと、何か粗相をするかもしれないので、ゆっくりペースでちびちび飲むことにする。

ご飯を食べていない空腹にアルコールが染みる。ゆっくりペースだけど、酔いが手足にまわり、火がついているものをうっかり倒したりして、火事になってしまったらどうしよう。

変なところだけ心配性なので、火がついている百均メスティンのそばには寄らないようにし、遠くからしっかり監視しながら、一人レモンサワーをちびちびやる。

そんなに心配なら、火が消えてから飲み始めればいいのに、と今は思うのだが、その時はもう待ちきれなかったのだ。猫まっしぐらのモ●プチ(今はちゅ~●かもしれない)みたいな感じだ。

 

火を付けてから、約30分。ようやく火が消えた。

中がどうなっているのかわからないが、多分、おいしく炊きあがったはずだ。

ここから、タオル(私は手ぬぐいを使った)にくるんで蒸らしに入る。

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蒸らし中。

「はじめちょろちょろ 中パッパッ 赤子泣いてもふたとるな」は昔から言われているお米の炊き方である。

別に蓋をとったらおいしく炊けないわけではないことは知っているが、自分の中に「蓋を取らずにしっかり蒸らした方がおいしくなる」という刷り込みがあって、今回も蓋を取らずに、ひたすらじっと蒸らし終わるのを待つ。もちろん、その間、レモンサワーは進んでいる。

 

約15分の蒸らし時間を経て、ついに蓋をとる瞬間がやってきた。

どきどきする。多分、おいしくできていると思うが、ものすごく水状態だったらどうしよう、との不安もよぎる。そういえば、水加減は目分量のテキトーだった…。

祈るような気持ちで蓋を取る。

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美味しそう!

これは…!!

とても美味しそうに炊けている、と思う。

水加減は適当だったにもかかわらず、とても良い感じの炊きあがりだ。ふっくら、良いあんばい。

具を混ぜると、焼き鳥のたれがご飯に染みていて、うっすら茶色の混ぜご飯に出来上がっている。

お味も見た目どおり、美味しい。

これはイケる。

レモンサワーにもばっちり合う。この時点で1本目は飲み終わったので、自然と2本目のプルタブをプシュッといってしまった。

おいしいよー、と心の中で叫びながら、ご飯を黙々と食べる。

これを山で食べたら、多分もっと感動的に美味しいだろう。

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具を混ぜた状態。美味しいです。

だけど、結論から言って、私は百均メスティンを山へは持って行かないと思う。持って行ったとしても、ご飯は炊かない

なぜならば、時間がかかるのだ。

最初のお米に水を吸わせる時間は省略できるとしても、火を付けてから消えるまで30分。蒸らしに15分。都合、食べるまでに45分もかかるのだ。

そんなに待ってられないよー。

待っている間に、一山登れちゃうよー(これは嘘)

 

日帰り登山だと、やはりバーナーでさっとお湯を沸かして煮込むラーメンとかが「うまい、安い、はやい」(by吉●屋)で最適である。

山ごはんの本もいろいろ出たりしているが、山でご飯を食べている人の7割くらい(私の主観)がラーメンを食べているのは、そういうことなんだと思う。ちなみに、残りの2割はおにぎり(またはパン)で、1割がパスタ他である。

 

百均メスティンはおいしくご飯が炊ける事がわかったので、テント泊の時とか、やっぱりキャンプの時とかに活躍してもらうことにする。

一人分のご飯を炊くにはちょうどいい量である。あと、目玉焼き(卵2個のホンモノの目玉焼き)を作るにもぴったりな大きさのような気がする。

目玉焼きは今後のレモンサワー夜会で作ってみようかと思う。

もしかすると、百均メスティンは、テント泊とかキャンプの時よりもレモンサワー夜会での活動がメインになってしまうのかもしれない。それもいいか。

 

オマケで、私の山道具(レギュラー)の中に百均商品がいくつかあったので紹介する。

不思議と食事関連のものばかりだった。

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百均の山道具

カラビナ付きカップは200円商品。

二重ステンレスになっていてお湯など冷めにくい。

私はザックにぶら下げて山に行っている。何かの本でシェラカップをぶら下げたザックの写真をみて「カッコいい」と思ったので、真似しているのだ。

取っ手がカラビナになっているので、ちょっとしたヒモ(登山用ザックにはちょっとしたヒモが割とある)に簡単に取り付けられる。

尾瀬の弥四郎小屋前の清水なんかを飲むときに、さっと使えたりして非常に重宝している。

 

折りたたみ式ナイフは常に持って行っている。

切れ味は悪いが、ちょっとした包装のビニールを切ったりする時などにも活躍する。

でも、本当のメインの使い方は、まな板とセットで、りんごを剥くときだ。

私はりんごが大好きなので、秋の登山時はかなりの頻度で山にりんごを持って行く。実はそのために買ったのだ。

たためると小さくなって、刃も安全なので非常に良い買い物をしたと思っている。

ちなみに、これを磨ぐための砥石も百均で購入した。

 

まな板はりんご用。

軽くて小さいまな板はむしろ百均でしか売っていないかも。

ザックの内側にあるハイドレーションの水を入れるところにぴったり入る。

 

ライターは何の気なしに購入したが、これ以上に山に最適な100円ライターはないと思っている。

火口がチャッ●マン式のものは他にもあるが、これは火の大きさを調整するレバー(+と-の間を動かすヤツ)がついているので、使うとき以外は「-」にしておけば、何かの拍子にうっかり火がついてしまうことがないのだ。

購入店以外の百均のライターコーナーで、レバー付きのものを見たことがないので、運がよかったなあ、と思っている。ビギナーズラック?

ちなみに、主な使用用途はバーナーの着火だ。イグナイターはついているが、調子が悪いとつかないので…。

 

他にもたまに持って行くスキレット(ものすごく重い)や、木の匙(今回作った混ぜご飯を食べるときにも使っている)や、クッキングシートファスナー付きビニール袋(ジップ●ックではない)とか、百均商品にはかなりお世話になっている。

多分、これからもずっとお世話になり続けると思う。本当にありがたいお店である。

願わくば、ちょっとごわっとした昔ながらのトイレットペーパーを売って欲しい

汚れたコッヘルなどを拭く用に持って行くのだが、この場合、お尻に優しいふわふわやわらかペーパーより、ごわごわペーパーの方がしっかり拭けていいのだ。

百均でも勿論トイレットペーパーは売っているが、かなりお尻に優しい感じだ。公共施設のトイレとかにある、あの業務用っぽいものを是非、小売りして欲しいのだ。

わがままなお願いなのは承知している。是非、検討願いたい。

ちなみに、我が家の本来用途のトイレットペーパーはふわふわである。

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百均でうっかり購入したマジックハンド。なんで購入する気になったのか、自分でもよくわからない

 

冬キャンプ入門~薪ストーブでネギを焼く~

今年初のキャンプに行った。

10月くらいから話は出ていたのだが、メンバーの都合やら何やらで、初冬、というかもう冬の12月の頭にようやく行くことが出来たのだ。

メンバーはジェイ氏とでんさんと私の3人。

秋キャンプ予定だった時は、ジェイ氏のリサーチによる景色のいい山近くのキャンプ場を考えていたが、12月の夜は絶対に寒いに違いない、と3人ともが慎重になり、前箸(仮称)市内の都市公園内のキャンプ場に行くことにした。

さすがキャンパーであるジェイ氏のリサーチは完璧である。まさか、こんな街中でキャンプができるところがあるとは思わなかった。ちなみに料金は無料である。(許可は必要)

キャンパー、ジェイ氏によると、このキャンプ場は穴場的な人気で、昨今のキャンプブームに乗り、週末はかなりの賑わいであるらしい。

山近くのキャンプ場よりも、絶対に夜の気温は高いはずだし、無理だと思ったらすぐに離脱できる、冬のキャンプ入門にはぴったりである。いいとこ選んでくれて感謝感激雨アラシである。(今年活動停止する某グループに敬意を表して!お疲れ様!)

 

近くのスーパーで食材を購入し、キャンプ場に到着した時間は16:00近く。

いつもながら、スタートは遅い。周りにはソロと思われるキャンパー数名とファミリーキャンプと思われる、ものすごく立派なテントが3張ほど既に張られている。

テント張る場所もない、というほど混んでいなかったので、悠々と場所を確保し、それぞれのテントと真ん中にタープを張って、テーブルやら椅子やらを設置する。

3人で黙々と作業を進め、あたりが薄ぼんやり暗くなる5時前にはしっかりセッティングは完了し、タープの下に設置したテーブル周りにどっかりと腰を据えることができた。

我ながら、けっこう手際はいい。

 

久しぶりに集まった我々は、ごそごそとそれぞれの荷物をあさり、今回持ち寄った道具の自慢大会を開催する。

今回のキャンプ場もそうだが、キャンプの場合、車で道具を運べるので、重くてかさばる道具や今回使わないかもな、という道具もためらわずに持って行けるのだ。私が持って行った40Lのザックはいろいろ詰め込んでパンパンであった。

今回、私は登山には絶対に持って行かない道具を持って行った。

私が持ち込んだ道具。それは「七輪」である。

 

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七輪。重量級。

今年の秋に「サンマが焼きたい!」と一念発起して手に入れた逸品だ。私にとっては今年買ってよかったもの」ナンバーワンである。

自宅でサンマやらホタテやらを焼きまくって悦に入っていたのだが、これはキャンプでも楽しめるだろう、と重さをいとわず持ち込んだのだ。どやっ!

 

しかしながら、私の鼻高々はあっという間にへし折られることになる。

なんと、ジェイ氏は堂々の薪ストーブを持ち込んできたのだ。

さすが、本気のキャンパー!ひれ伏すしかない。

七輪で自慢していた己が恥ずかしい。

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薪ストーブ登場。G県おもてなし料理のすき焼き、煮込み中。

「つい、買っちゃってさー。時間がある時は家の庭でも火を入れてるんだよね」と、うれしさを堪えきれないニヤニヤ顔で自慢するジェイ氏。

「すごいよージェイ氏ー。うらやましすぎるよー」と素直に声を揃える私とでんさん。

これはもう、感嘆の声をあげるしかない。やったな、ジェイ氏!

 

薪ストーブはヤカンを置いておけばお湯が沸くし、煮物も焼きモノも対応できるスグレモノだ。

今日のキャンプでは私たちもたっぷり恩恵にあずかることにして、晩ご飯のすき焼きは、このストーブの上でじっくり煮込ませてもらう。

冬の鍋、しかも野外での鍋おいしいに決まっている。

 

ついでに、すき焼き用に購入した下仁田ネギをストーブで焼いて食べることにする。

ただシンプルに焼いたネギに、醤油をちょろっとたらしてそのままいただく。

めっちゃおいしい!

一緒に飲んでいたビールにジャストミート。

下仁田ネギ、最高である。

これは、ビールのCMで使えるレベルの食材ではないだろうか。絵力もある(と思う)

冬ならではの料理に「これは出会ったね」と3人で確かめ合いながら舌鼓を打つ。

実は、鍋に入れた余りの1本を焼いたので、それを3人で分け合って(縦に3つに割いた)食べたのだが、もっと1人1本くらい焼いても良かった。

鍋でも勿論最高だが、焼いても良い。

是非、みなさま、お歳暮用にお買い求めいただきたい。G県の自慢の名品である。

念のために言っておくが、下仁田地区以外で作っても「下仁田ネギ」である。たとえG県外で作っても「下仁田ネギ」である。

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下仁田ネギをシンプルに焼く。

すき焼きの残り汁に入れておじやにするためのお米は、メスティンで炊く。

炊飯にはダイソー500円メスティンが登場だ。

でんさん購入のミニ焚き火台に私の固形燃料をセッティングし、ジェイ氏のダイソー500円メスティンを使用するという3人の道具の合わせ技で炊飯した。(ちなみに500円メスティンは私もこっそり所有している)

きれいな白飯に炊けたので、おじやにしてしまうのはちょっともったいなかったが、おじやはとてもおいしかった。

お米は日本人の胃袋を満足させる。今度、山でもお米炊いてみよう。

 

それにしても、やっぱり、キャンプ飯はとっても楽しい。そして、野外加算で何を作って食べても、とにかくおいしい。

今年はキャンプはできないかな、と思っていたのだが、ギリギリ滑り込みで出来て、本当によかった。

 

さて、この日は天気がよく暖かかったので、それほど寒さに震えることもなかったのだが、夜が更けるにつれ、さすがにぐっと気温が下がり冷え込んできた。

ご飯終了後はそれぞれの本日の寒さ対策について披露し合う。

いくら平地とはいえ、シュラフのみでは寒いと思い(ちなみに私のシュラフは3シーズン用)、みんなプラスワンの毛布を用意していた。でんさんにいたってはシュラフを2つ持ってきていた。

そして、ド定番のカイロ湯たんぽ。

私が用意したカイロは、「めっちゃ熱い」との売り文句にひかれて購入した、その名も「マグマ」である。

ものすごく熱そうである。そして、実際に使ってみたところ、めっちゃ熱い。そして長持ち。翌朝までずっとほかほかであった。すごいぞ、桐●!

これに加えてのダウンなどの防寒着。

この日はこの程度で大丈夫であった。

多分、雪が降るような場所とかではもっと高性能なものが必要なのだろうが、街中キャンプではこれでぬくぬかに眠ることができた。

シュラフの下に毛布を敷いて、さらに中に1枚入れると、そうとう暖かく眠ることができる。まあ、荷物に毛布を2枚もプラスして登山なんか決してできないが…。キャンプならではである。

 

ついでに、今回登場しなかったが、使用を検討していたものがある。

ハクキンカイロである。

使い捨てじゃないカイロ。形状はZIP●Oとかのライターを大きくした感じ。ベンジンを燃料にしたカイロでものすごく熱いらしい。懐かしのアイテムだ。

ア●ゾンのカートにいれるところまでは行ったけれど、使い捨てでいいか、と購入までは至らなかった。

日常使いもできるので、購入してもいいかなあ、とまだ未練がある。そのうち購入するかもしれない。

ちなみに、ジェイ氏も、今回持っては来なかったが「豆炭アンカ」を古道具屋で購入したそうだ。(若い世代は、名前を聞いてもピンとこないかもしれないが、中に入れた豆炭を燃やすアンカである)

それもいい。

話を聞くと、欲しくなってしまって困る。

 

翌朝はゆっくり起床。

昨日は出番のなかった私の七輪に炭を入れ、でんさんのホットサンドメーカー肉まんを焼いて朝食にする。

おいしい、という評判を聞いていたので試してみたのだが、加減がよくわからずに片面真っ黒…。

でも、負け惜しみじゃなく、カリカリしておいしかった。本当だ。

失敗もまた楽しいのだ。

ホットサンドメーカー、重くて山に持って行きたくないので買っていなかったのだが、やっぱりいいなあ。欲しいなあ。

ギョウザとかも焼けて便利らしいし、買っちゃおうかな。低山とか尾瀬とかなら持って行けそうだし。

キャンプは物欲を刺激する。

これはちょっと危険な遊びなのかもしれない。

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片面黒焦げ。それも愛嬌。

 

黒斑山~ありがとう、快晴登山~

とにかく晴れの日に黒斑山に登りたい、と夏くらいからずっと思っていた。

黒斑山は浅間山第一外輪山。年中噴火している浅間山の一番外側の縁に当たる山だ。

何で読んだのかは忘れたが、黒斑山からは大迫力の浅間山が見られるという。まさに「どーん!」と目の前に迫ってくるらしい。

秋の紅葉シーズンには、浅間山の裾野をカラマツが黄金色に染めあげる景色を眺めることができるとのことで、それは夢のような光景だなあ、と写真を眺めて気持ちを高ぶらせていた。

しかし、他の山で戯れているうちに、紅葉シーズンはあっという間に過ぎ去った。

来年まわしかな、と少し諦めかけていたが、週末の天気予報で「晴れ」一択の日を発見し、急に「いつ行くの?今でしょ!」と黒斑山に行くことを決定した。混じりっけなしのおひさまマークの日は貴重である。

山の相棒、ノムさんも「よっしゃ、行こうじゃないか」とすぐに乗り気になってくれた。なんだかんだで、今年は「快晴」の日に山に行っていないので、私たちは多分「晴れ」に飢えていたのだろう。

 

我々G県民にとっては浅間山とその外輪山の黒斑山は「G県の山」であるが、登山口はシナノ県にある。県境に位置する山なのだ。

もしかすると、G県民以外は浅間山(と黒斑山)はシナノ県の山、という認識なのではないだろうか、という不安に駆られるが、シナノ県側からの浅間山の姿を眺めて「G県側からの方がキレイだから、やっぱりG県の山だな」と勝手に納得する。

G県平野部から眺める浅間山ほぼ富士山である。綺麗な円錐形のプリン型。私はホンモノの富士山をみて、浅間山と間違えたことがあるくらいだ。

シナノ県は他にも名だたる名峰を沢山持っている大富豪県だから、多分、貴族(?)の余裕でもって、浅間山一つくらい簡単にG県にくれるだろう。(ちなみに、黒斑山、浅間山ともに「ぐんま百名山」である)

 

8:30 登山口である車坂峠に到着。駐車場はほぼ満車である。どうやら、私たちと同じく晴れに誘われた登山者が沢山登っているらしい。

登山口近くの高峰高原ホテルでトイレを借りてから出発する。

高峯高原ホテルは「天空の絶景宿」を売りにしているようだが、この日の景色は言葉に偽りなしの絶景である。遠く、富士山もしっかり見える。

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登山口。火山情報の確認を促す看板あり。

 

登山道は「表コース」と「中コース」の2本があり、表コースは景色はいいが、若干距離が長く、中コースは樹林帯のため眺望はないが、距離は短いコースとなっているとのこと。もちろん、「表コース」を選択する。こんな晴れの日に、眺望のない道を選んではいけない。

登山道には雪は無いが、霜柱がざくざくである。特に日陰はみっしりと氷の柱が地面の下にひしめいていて、軽く踏んだくらいではつぶれない。もちろん、しっかりと踏みこんで、ざっくりと倒してやりましたとも。

荷物を梱包するぷちぷちと同様に、霜柱をみたら踏みつぶさないと気が済まない。きっとこの習性は私だけではないはずだ。相棒のノムさんも嬉々として霜柱を踏みつぶしていた。

 

登山口から車坂山というピークを一つ越え、一度下ったところから、黒斑山に向けて登り返していく。

また、登って下って登るのパターンか…。山登りというものはそういうものなのだろうが、未だに「せっかく登ったのに下るの、もったいない…」と思うのは、私が永遠の初心者だからなのだろう。

登りの傾斜はそこそこであるが、表コースは景色が良く、富士山を右に見ながら登れるのであまり苦にならない。

ところどころ、ナイスビュースポットがあるので、止まって景色を眺めながら休憩し、のんびり登っていく。

やはり、天気が良い日の景色のいい道の登山は最高である。

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スキー場の雪は人工雪?

10:10 槍ヶ鞘

ちらちら見えていた浅間山が一気に目の前にどばーんと登場する。大迫力だ。

「わーお、浅間山、来たよ!」と興奮のあまり大声でノムさんに知らせる。ノムさんも「おおーっ」と慨嘆し、まわりの登山者の皆さんも「あさまー」などと感動を声に出して確認しあっている。

晴れの日にこの山を選んだのは大正解。スバラシイ景色だ。

眼前に広がる浅間山は正に円錐形のプリン型。私がG県平野部で見ている浅間山の形そのままだ。

黒斑山と浅間山の形を、石丸謙二郎著「山は登ってみなけりゃわからない」では「グレープフルーツ絞り器」にたとえているがいるが、正にそんな感じだ。グレープフルーツを搾るところが浅間山で、その周りの搾った汁がたまる部分と同じようにくぼんだ谷が取り囲み、絞り器の縁が外輪山(黒斑山)である。

ここから先は、その縁に沿って浅間山を眺めながらの行程になる。楽しいに決まっている。

よっしゃ、行くぞ、と先への期待で興奮しつつ、この先のトーミの頭への道方面に視線を動かし、その傾斜を目にして「かなりの急登ではないか…」とちょっとびびる。景色はとても良さそうだけれど…。

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槍ヶ鞘からトーミの頭に至る道。急登…。

10:30 トーミの頭

急登を登り切り、トーミの頭到着。見た目ほど大変ではなかった。

ここが一番浅間山がキレイに見える場所だという。トーミは遠見だ。

裾野までばっちりの浅間山全貌が見渡せる。絶景である。

もう紅葉は完全に終わっていたので想像するしかないのだが、この山が黄金色に染まる様はそりゃーキレイだろう。来年は紅葉のシーズンに来たいものである。おそらく、この日とは比べものにならないくらい沢山の人で混雑するのだろうが。

 

ここの景色ではやるしかない、と両手両足を大きく広げたXポーズで写真を撮ったりして大満足だ。

近くにいた登山者の方は「何回来ても、同じような写真を大量に撮っちゃうのよねー」と言っていたが、確かに私も、似たような浅間全景写真を撮りまくってしまった。

絶景の感動がついついシャッターを押させるのだ。目に焼き付けるだけじゃ足りなくて、「いい景色だ」と思うと、写真を撮らずにはいられない。

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浅間山。中心にどーんと鎮座。

10:50 黒斑山 2404m

頂上到着。ここからも浅間がよく見える。というか、ずっと浅間がよく見えるルートである。

ずっと見ているのだが、割と飽きない。歩きながら横を見ると、浅間がどーんとそびえていて「やっぱり、いい景色だー」と再度見とれる。惚れ直すって感じ?

 

時間に少し余裕があるので、外輪山巡りを続けて、もう一つ先の蛇骨岳まで行くことにする。

蛇骨岳、なんだか迫力のある名前だ。蛇の骨のように見えるから付けられたらしい。蛇の骨…。

ここからのルートを眺めると、景色が最高の楽しい稜線歩きが出来そうで期待が高まる。

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トーミの頭から。左のピークが黒斑山。先が蛇骨岳。蛇の骨…?

青空の元、浅間を右に従えての稜線歩きを期待していたのだが、蛇骨岳へのルートは割と樹林帯であった。

道は狭く、ところどころ霜が溶けたぐちゃぐちゃ道。まあ、これは予想していたので何ということもない。汚れた靴は洗えば良い。

「それほど景色、よくないねー」とノムさんと言いながら歩いていると、途中で脇にそれる道が現れ、何となく進路を取ると、急に視界の開けた浅間絶景ルートが現れた。

ボーナスステージだ!スーパーマ●オで言うなら、土管を入った先にある、コインをいっぱいとれるところ!」

「1-2の地下とかにあるヤツか!」

ノムさんと私は同級生なので、こういう会話がスムーズなのが非常に助かる。ありがとう、友よ。

ボーナスステージはすぐに終わり、また樹林帯の道に戻る。うたかたの夢のようなルートであった。

 

11:40 蛇骨岳

眺望最高。また、眼前に浅間がどーん、である。

ちょうど時間がいいので、ここでお昼にする。少し風が出てきていたので、岩陰でインスタントラーメンに半熟卵をトッピングして食す。ウーマです!(byユースケ)

山ごはんはなんだかんだ言って結局はラーメンなのだ。

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卵は映えを意識して、割ってみた。

食事終了後、ここで折り返してピストンで帰路に着くことにする。

この先の仙人岳まで行ってみたいような気持ちもあったが、ご飯を食べて満足したことと、少し風が出てきていたので、今回はここまでとしよう、ということで決した。

次に来る時に仙人岳、さらにその先のJバンドまで行けばいいのである。

 

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蛇骨岳から。浅間の登山道がくっきり。

蛇骨岳から眺める浅間山には、登山道がくっきりと見える。

浅間山は年中噴火しているイメージであるが、活動が落ち着いている隙間をぬって、是非ともあの道を登り、前掛山まで行ってみたい。

道筋を見ると、ためらいのない完全登りなので少々不安を覚えるけれど…。

 

12:40 蛇骨岳発

13:05 黒斑山

13:30 トーミの頭

順調だ。

いつもの遅い下山時には、まわりに登山者がいなくなり「私たちが最後かもね…」などど語り合うのが常であったが、今回はなんと、まわりに沢山人がいるのである。

「私たちもやれば出来るじゃないの」

「蛇骨岳で折り返しの選択をしたのが今回の肝だね」

「成長してるよ」

ノムさんと互いを褒め合う。自画自賛

やればできる子なのだ、本当は。(裏返せば「やらないから出来ない子」なのだが…)

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トーミの頭から浅間を眺める人々。



13:45 槍ヶ鞘

ここで浅間山とはお別れである。名残惜しいが仕方がない。

下山は行きと同じ「表ルート」をとることにする。青空快晴登山が楽しすぎるので、少しでもいい景色を眺められる方を選択したのだ。

しかし、表ルートに入った途端、周囲の人の姿が消えた。なんだ、ミステリーか!?

「さっきまで人が沢山いたのに、全然いなくなっちゃったよ。なんで?」

「わからん…。もしや、「中ルート」をみんな選択しているのではないか?」

「ええっ!「中ルート」は景色イマイチだよ」

…下山は早く帰りたいんじゃないかな…」

「…そうかも…」

確証は持てないが、どうやら他の登山者の皆さんは距離が短い「中ルート」を選択したらしい。そうか、そうだよね。早く下りたいよね。

未練がましく「表ルート」の景色をまだ楽しむぞ、という選択をする人は僅少だったようなのだ。

時々、人の声が聞こえたので「おお、人がいたじゃないか」と人影を探してみるが、姿は全く見えなかった。声はすれども姿はみえず。ほんにおまえは●の様な…。(●は自主規制)

方向的に「中コース」がある方から声が聞こえたので、多分、そっちを選択した人達の声だったのだろう。声だけでも聞こえると「まだ人がいる」と安心できる。

しかし、負け惜しみ(?)を言う訳ではないが、「表コース」は午後になっても富士山も八ヶ岳も見えて、やっぱり良い景色だった。

 

15:00 車坂峠

なんと、この私たちが、登山の基本「15時までに下山」を達成した。

「これが本来の姿なんだね」

「やっぱり、やればできる子よ」

互いに互いを讃え合って、浮かれた良い気分である。

高峯高原ホテルで絶景風呂に入った後、優雅にロビーでヨーグルトを頂く余裕まであった。これが、あるべき登山の時間設定なんだな、と感慨深い。

今後はきっと、この基本をずっと守った登山ができそうな気がする。多分、大丈夫だ。

 

そして、黒斑山はとにかく浅間山の絶景を楽しめる、とても良い山であった。

また是非来よう、晴天の時に。ノムさんと硬く誓い合った。来年はカラマツの紅葉を見るぞ。

 

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この日は一日中快晴。サイコー!

<コースタイム>

8:30車坂峠…10:10槍ヶ鞘…10:30トーミの頭…10:50黒斑山…11:40蛇骨岳(昼食1時間)…12:40蛇骨岳発…13:05黒斑山…13:30トーミの頭…13:45槍ヶ鞘…15:00車坂峠

安達太良山~くろがね小屋泊で温泉満喫~

今年の紅葉登山は安達太良山に行った。しかも、温泉付き山小屋として人気の高いくろがね小屋泊である。

数年前にも安達太良山に行ったが、そのときは時間がなくて、温泉に入れずに小屋を通過しただけだった。

今年は満を持しての小屋泊である。温泉入り放題だ。

温泉は私の大好きな白濁の酸性泉。源泉から最も近い場所のお湯だという。

もう、楽しみ!

温泉付きの山小屋、最高である。

 

朝9:00 どんよりと雲に覆われた二本松の街を抜け、雲海の上の青空の安達太良山ゴンドラリフトの駐車場に到着。

山道の途中で急にぴかぴかの青空になった。真っ青。

雲を抜けたらその上は青空、という仙人になったような気持ちにさせて貰える天候である。

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駐車場からの見事な雲海。

下界の雲海にテンションが最高潮に上がる。しかし、浮き立つ心と裏腹に私とノムさんには大きな不安があった。

風は大丈夫だろうか。今日はゴンドラは動いているのか」

実は、数年前に安達太良山に来た時は強風でゴンドラ運休。ショックを胸に、スキー場のゲレンデを登る、という悲しい経験をしたのだ。しかも、ゴンドラ山頂駅まで登った時には運転再開していたというオマケ付き…。

「今回は、絶対にゴンドラに乗る!楽に頂上へ行く!」という強い決意をしてやってきたのだ。私とノムさんはロープウェイ好き。

果たして、ゴンドラは動いていた。

しかし、なんだかよくわからないが長蛇の列である。人だらけ!

「ど、どういうことだ…!この人達は何のためにここにいるのだ!?

「わからん…。とにかく列があるということは、並ぶ必要があるのでは?

想定外の事態に狼狽し、とりあえずノムさんは、手近な列に並び、その間私が情報収集に走った。

ドラクエ並に、その辺の人にいろいろ聞いてみたところ、この人々はゴンドラに乗るために列に並んでいる人達であることが判明。よく考えれば、それ以外に考えられないのだが、この時は現実を受け入れたくなくて、頭が理解を拒否していたのであろう。

しかも、集めた情報によると「チケット買うのに1時間」「ゴンドラ乗るのに1時間」かかるという。

あわてて列に並んでいるノムさんの元に報告する。

「何ぃ!?ゴンドラ待っている間に、ゲレンデを行けば登れてしまうではないか!

「で…でも、二手に分かれて並べば、短縮できるよう。友よ、今回はゴンドラに乗ることを誓ったではないか!

「そう…そうだね。紅葉シーズンは恐ろしいね…

本当に…。来る道での大渋滞はなかったが、やはり紅葉名物の山のトップシーズンは、大にぎわいらしい。

紅葉トップシーズンに人混みを避けて登山するのは不可能なのか…。ものすごい険しい山に行けばいいのか。いや、険しいと私たちが登れない。何年経っても初心者マークから抜け出せない私たちなのだ。

 

それにしても、日本人って、こんなに紅葉に貪欲なんだ

那須岳で思ったことをさらに再認識する。確かに、結構前に、いつもはガラガラの東福寺(京都)に紅葉の時期に行ったら「動けない…」と思うほどの大混雑だった。

そういえば「源氏物語」にも「紅葉賀」という章があって、紅葉見物の宴で源氏の君と頭中将(この時は中将ではないかもしれないが)が青海波を舞っていた。(耳の前に紙のない扇子みたいな飾りをつけていたという強い印象がある。何のマンガで見たのだろうか?)

平安の昔から、日本人は紅葉が好きなのだ。

登山を始める前の私はとにかく情緒不足で紅葉狩りにほとんど興味がなかったので、その事実に全く思い至らなかった。もののあはれを解さない私…

 

9:45 二手に分かれて並んだおかげで、なんとか45分の待ちでゴンドラに乗れた。

予想外に時間がかかったが、お昼頃には山頂に着けそうなのでよしとする。

しかし、ゴンドラを待っている間に青かった空は、雲に覆われ出している。

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「ほんとの空」もどんより…。

まあいい。目指す山頂、乳首はくっきりと見えている。そして、紅葉は最高だ。

「あの乳首を目指して進もう!いやん、ちょっとハズカシイ

あの乳首は男性だよね!やっぱり、そのものにしか見えないね」

数年前に来た時も同じようなことを言いながら登った気がするが、今回も山頂「乳首」について、二人で語り合いながら歩く。

多分、地元の方達のこんな会話があったに違いない。

「おっ今日もくっきり晴れて、乳首がなっから見えんなー」

「やだ、あんた。あの山には安達太良山っていう名前があんのに、そんな変な名前つけて!」

「だって、おめえ、あの形。どう見ても乳首だんべよ

「…まあ。そりゃ、そう見えるけど…

※我がG県の方言でお送りしました。地元じゃないけど。

 

歩きはじめは安心の木道。徐々に傾斜がある山道になっていく。

道はずっと整備されていてとても歩きやすいのだが、とにかく狭い。人1人幅なので、すれ違いが非常に困難である。

しかも、両脇がシャクナゲとかの低木になっていて、脇によけにくい。がさーっと思い切って、背中側を樹木につっこんでよけるしかない。

前回来た時は、それほど混んでいなかったので、狭い道という印象はなかったが、今回はとにかく多い人出である。

特に、朝一くらいのゴンドラで登り始めた人が帰路につきだす時間帯と思われる11:00過ぎからは、歩いている時間よりもすれ違いの人を待っている時間の方が長いんじゃないか、と思うほどの混雑ぶりだ。

まあ、仕方がない。自分も紅葉につられてやってきた登山客なのだ。気持ちよく譲り合おう。

 

 

11:45 混雑の山道を抜けて、山頂到着。ゴンドラを下りてからだいたい2時間なので、まあまあである。

もちろん、山頂は大混雑。乳首登頂も混雑していたので、とりあえず先にご飯を食べることにする。

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やっぱり、近くによっても乳首そのもの。

お昼ご飯(ラ王味噌味)を食べた後、乳首に登り、完全登頂を果たす。(1,700m)

周りの山を360度見渡せる大パノラマ。これから行く予定の沼ノ平への道も見下ろせる。ヤッホーだ。

しかし、残念ながら、朝の晴天は幻だったかのように、空は雲に覆われている。景色が全く見えない真っ白地獄ではないので、まずますとするべきか。磐梯山はなんとか見えた。

 

12:45 乳首を下山し、沼ノ平方面へ出発する。

実は、前回来た時は、元来た道を少し下ったところにあるルートから下山を開始してしまい、沼ノ平の爆裂火口を見ずに山を下りてしまったのだ。簡単にいうと、道を間違えた。

「今回は、絶対に爆裂火口!」と何故か火口好きのノムさんは熱を込めて主張し、私も激しく同意した。写真で見ると、すごい迫力。これは絶対に見たい。

稜線を20分ほど歩くと、左手に爆裂火口が姿を現す。

おおー!!これはすごい!写真どおりの大迫力だ。

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正に爆裂火口。大迫力。

ここは、昔、ここから噴火したのね、と城跡を眺めるようなノスタルジックな気持ちで眺めるような場所ではない。

安達太良山って、活火山なんだ。噴煙をあげて、ここからマグマが吹き出すし、火山弾もバンバン飛ぶのだ。

そういう、現役感のある爆裂火口だ。危険地帯だ。硫黄の臭いに震いする。

この火口のどこからか、くろがね小屋は温泉をひいているらしい。すごく、臨場感のある(?)いいお湯に違いない。

ノムさんと大興奮して写真を撮りまくる。もちろん、二人ともキメキメポーズである。周りの人の目は全く忘れていた。大丈夫だ。まわりの人も興奮してポーズを決めまくっていたから。

 

13:30 矢筈の森手前の分岐

日帰り登山ならここから下るところだが、今回は小屋泊で余裕があるので、分岐で曲がらずに鉄山に行ってみることにする。

爆裂火口に沿って、ぐるっと回る感じのルートだ。

爆裂火口に心を奪われた私たちは、出来るものなら一周したいくらいの気持ちだった。できるだけ、ずっと眺めていたいのだ。

鉄山へ向かう道は「馬の背」の名の通り、細く急な道だ。足下は土なので、わりと歩きやすいのが救いである。

沼ノ平までは沢山いた登山者がほとんど姿を消したので、マイペースに楽しく登る。

鉄山頂上に至るルートは急登に見えたが、大きく巻いて頂上に至るので、それほど辛くはなかった。

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馬の背。

14:00 鉄山 1,709m(実は安達太良山より9m高い

上空は白い雲だが、下界が見渡せて、なかなか良い景色。爆裂火口の向こうに磐梯山も見えた。

人がほとんどいないので、写真撮り放題。楽しい。ますます、変なポーズ写真の撮影に励んでしまう。

小屋泊だから、こんな時間にこの場所にいても大丈夫なのだ。「下山時間、ヤバいね」と言っている、いつもの日帰り登山とは違うのだ。ふふふ。嬉しい。

 

14:30 矢筈の森手前の分岐まで戻り、ここから下り。

当然だが、人はまばらである。

まわりの山の紅葉が非常にきれいな道だ。あちこち立ち止まり、写真を撮りながら下る。

綾錦の絨毯のよう。まばらにいる登山者のカラフルなウエアも紅葉になじんでいる。

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紅葉の中を行く人たち。

15:40 峰ノ辻を経て、くろがね小屋到着。

シュラフを広げて寝る場所を確保したら(今年はシュラフ持参)、すぐに温泉である。

今年は感染症対策で一度に3人までに制限されており、受付で木札を貰って入浴する形式だ。

そんなに広くないので、この措置はありがたい。

私たちが行った時は誰もいなかったので、二人でうはうは笑いながら大胆に入浴する。

白濁の酸性湯最高!疲れた体に染み渡る。

「極楽だねえ、ノムさん

「山小屋でこんな贅沢を味わっていいのかしら」

「あの沼ノ平からひいてるらしいよ」

ありがたいねえ

「本当、ありがたいねえ

あまりのありがたさに、夕食後(名物カレー)もう一回入ってしまった。

山小屋なのに、2回も入浴できるなんて、幸せ過ぎる。

 

お風呂後は、小屋にあった「火の鳥 未来編」を読みながら早々と就寝。

所謂「寝落ち」だ。

マサトとムーピーのタマミがどうなるのか気になるのだが、眠さに勝てなかった。うちの本棚にあるはずなので、帰宅したら続きを読まなくては。

 

6:30 朝食を頂き、荷物を片付けてくろがね小屋出発。

とても居心地のいい山小屋でとてもよかった。何より温泉最高!

また是非とも、泊りたい。

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くろがね小屋のくろがね。紅葉に映える。

さて、2日目のルートは、昨日の逆を行き、沼ノ平から山頂(乳首)を経て、ゴンドラで駐車場に戻る。つまり、2日かけてのピストンである。

天気も晴れているし、人の少ない朝の山頂に行ってみたかったのだ。

 

7:30 峰ノ辻

8:00 矢筈の森手前の分岐

この日も朝は雲海であった。しかし、馬の背まで来ると、大分雲は薄くなっていてちょっと残念。

ほとんど人はおらず、景色独り占め。写真撮り放題。

山の朝の空気は透明で、うっすらかかる白いモヤも少し幻想的でいい。

昨日見た景色のはずなのだが、朝見るとちょっと違った印象があり、とても楽しくなる。空間が昼間より広いような気がする。

朝の景色はいいねえ

「もっと早いとまた違う印象なのかなあ」

すこしまだらになってきた雲海を眺めながら、二人で感動にひたってしまった。

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まだらな雲海を眺める

 

8:30 再び乳首登頂。

景色を存分に堪能した後、乳首を下りて、コーヒーを湧かして一休み。

イイ。

朝から山頂で暖かいコーヒーを飲む。

浸れるくらいイイ。

「山小屋泊、スバラシイね。優雅だよ

「本当に優雅だよ。昨日の喧噪が嘘のようだよ」

この山はゴンドラ利用の登山者が大半のようで、山頂にいる人は本当に数えるほどしかいなかった。他の人気の山なら、日の出とともに登り始める人が結構いるような気がする。

 

9:15 山頂発。

名残惜しいが、登った山は下らなければならない。

昨日通った道を下り始める。

途中、登っている人が現れたので(ゴンドラ始発組?)「ゴンドラは動いていますよね?」と確認の質問をして「動いてますよ」の回答に安心する。ちょっと風が出てきているような気がしたのだ。

これでゴンドラが動いていなかったら、ゲレンデを下りで下りなくてはならない。下りが苦手な私たちとしては、出来れば避けたいところだ。

 

昨日同様、道を譲り合いながら、てくてく下り、ゴンドラ山頂駅到着。10:45。

せっかくなので、薬師岳から見納めに紅葉を眺める。ここが安達太良山紅葉ベストポジションらしいのだ。

赤黄緑の入り交じった山がどーんと目の前にある。自然って面白いことをする。

これは確かに苦労しても見に来たい光景だ。

登山を始めてから、私も少しはもののあはれを理解してきているので、紅葉した山を見て、素直に「きれいだな」と思えるようになっている。

来年の紅葉シーズンはどの山に登ろうか。もう、来年のことに思いを馳せて、わくわくしまうのだった。

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ケルン?てるてる坊主みたいでかわいい。

<コースタイム>

9:00駐車場…9:45ゴンドラリフト…10:00智恵子抄の碑…10:45仙女平分岐…11:45山頂(昼食1時間)…13:15沼ノ平…14:00鉄山…14:50峰ノ辻…15:40くろがね小屋(泊)…6:30くろがね小屋発…7:30峰ノ辻…8:00矢筈の森前分岐…8:30山頂(休憩45分)…9:15山頂発…10:30薬師岳…10:50ゴンドラリフト…11:30駐車場

 

suishian.hatenadiary.jp

 前回の安達太良山。ゲレンデを登った時のもの。