睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年読書のまとめ(マンガ編)

昨日に引き続き、今年の読書の総括などを……。 今年読んだ漫画は161冊。 マンガの読書記録はアナログに紙に記入していたので、細かいところまで分かるのだ。 ああ、それにしても、読書記録のファイルが壊れたのが悔しい……。やっぱり。 時代に逆行してアナログ…

2008年読書のまとめ

今年もあっという間に1年が経ってしまった。早いものよのう……。 今年読んだ本は多分120冊くらい。 何故「くらい」かというと、先日、読書記録を書き込んでいるファイルを壊してしまったからなのだ……。 おお、ジーザス!無慈悲なり!神は死んだ! ここ数…

「千住家にストラディバリウスが来た日」千住文子

新潮文庫380円 買いました。年末ジャンボ宝くじ。 今年は「当たりますように」というダルマが描かれた綿棒をもらい、何だかものすごく当選率が上がった気がする。 ありがとう、ジョ●ホー宝くじ売り場の人! もし、2億当たったらどうするのか?(バラ買いな…

当たった!

岩波文庫フェアの読者プレゼントに当たりました! やった~! オークヴィレッジ製の写真立てです。 裏にステキな岩波文庫マーク付き。 当たるとは思わなかったな~。出してみるもんだ。

「うわさの神仏 日本闇世界めぐり」加門七海

集英社文庫 480円 最近のゆるキャラブームにのって、私も好きなキャラクターがいる。 それは、せんとくんだ! 平城京遷都1300年祭の公式キャラクター。その「気持ち悪さ」が物議をかもした例の彼だ。 いや~初めて見たときはたまげたね。 こんなリアルで…

「ネコを撮る」岩合光昭

朝日新書 756円 毎年の事ながら、この時期の書店にはカレンダーがあふれている。 「イヌ好きの私でもダメだわ。このネコ写真カレンダーの魅力にはあらがえないわ」と言ったのは友人のるみたんだ。 確かに! イヌ写真もそりゃ、かわいいことはかわいいけれど…

気になること

どうでもいいことですが、楽天さんが勝手につけてくれているグーグル広告の内容が 妙にトイレものが多い! 多分、記事(日記)の内容に沿った広告を自動的に選んでいるのでしょうが、私、そんなにトイレネタばかり書いたか!? 書いてないとは言わないけどさ…

「飛龍伝」つかこうへい

集英社文庫 879円 うぉぉ~、もうここまで読んじゃった!残りがちょっとしかないよ~!でも、早く読みたいの! という、胸かきむしられるような葛藤を感じる本に出会えることは数少ない。 私の場合は30冊に1冊くらいかしら? ……すっごい低い打率だな……。0…

「ブロンズの天使」さいとうちほ

小学館フラワーコミックス 全7巻 各巻407円 おお!あれはロシア式サウナ! や●やの千年ケフィアのCMである。 湯気の立ちこめる中、葉っぱを束ねたモノで、ぱしぱし全身をたたいているあれだ! CMを見て思い出した。あれは、さいとうちほ「ブロンズの天…

「桂米朝コレクション」桂米朝

ちくま文庫 全8巻 各巻924円 先日、またもや京都に行って来た。第二の故郷なので、しょっちゅう行くのだ。 でも、正確には万博公園で行われた、とあるバンドのライブに行ったついでだ。(ライブ最高でした!足下びしょびしょでしたが。来年も行きます!) …

「苔とあるく」田中美穂

WAVE出版 1680円 ついに買ってしまった。 苔盆栽! うわーい。欲しかったの! 近所のホームセンター園芸館の片隅で売られていて、そのあまりのかわいらしさにふらふら~っとレジへ持っていってしまったのだ。蠱惑的。 ちなみにお値段は500円。お手頃だ。…

「後宮小説」酒見賢一

新潮文庫500円 北京オリンピックの開会式はよかったな~。 こう、東洋の美意識を「どうだ!」と見せつける感じがして。 中でも、私の目を引いたのが、中国美人。アジアンビューティー! マスゲームの美しさとか球にひっついて踊っていた演出とかじゃなく、そ…

「ロシアにおけるニタリノフの便座について」椎名誠

新潮文庫 420円 数年前の事である。 友人と3人で上海に旅行に行ったことがある。 事前に、旅に際しての不安はあまりなかったが、若干のひっかかりはトイレのことであった。 中国はトイレがすごいらしい!という噂をちらほら聞いていたからだ。(主に森永あ…

「ハイジ」シュピリ

岩波少年文庫 上下巻 各756円他 あれ?セバスチャンって、執事だったっけ? と、最近ちょいちょい見かける執事マンガを読んでいて思った。 メイド流行の一環?なのか、よくわからないが、最近、女性向けの執事マンガをよく見かける。 私もけっこう好きなの。…

「オーケンのめくるめく脱力旅の世界」大槻ケンヂ

新潮文庫460円 またカレーを食べてしまった。 今日の昼食だ。スープカレーのセットを食してしまった。カレー、辛れー!(くだらなくてスミマセン) 実は私、3日前にもココ酢(仮名)でカレーを食べたばかりなのだ。(どす黒い「黒カレー」これも辛れー!) …

「麻雀放浪記」阿佐田哲也

文春文庫 全4巻 各660円 「パチンコっていうのはさ~、遊技場じゃない。戦場なんだ!」 と、朝、出勤して一番に職場のおじさんに言われた……。 「パチンコ等の遊技場で云々……」という書類の文言を見ての発言だった。いたくご立腹の様子。 「戦ってるんですか…

追悼 氷室冴子先生

昨日、新聞を見ていて驚いた。 氷室先生がお亡くなりになった。 がーん。大好きな作家さんだったのに……! 実はここ数ヶ月、私はコツコツ氷室先生の文庫を集めていたのだ。 発売当時、かなりの量を読んでいたのだが、所詮、貧乏学生。友達から借りたり、購入…

「鉄子の旅」菊池直恵 旅の案内人 横見浩彦

小学館 各巻590円 全6巻 私の仕事の一つに出張旅費の計算があるのだが、先日、とても面倒な計算をした。 その行き先は「石川県輪島市」。 輪島塗で有名な能登半島の町だ。 はじめは特に何も考えず計算を始めたのだが、初っぱなから大問題に激突! 輪島市内に…

「十二秘色のパレット」草川為

白泉社 花とゆめコミックス1~5巻(連載中) 各409円 なんと、フラミンゴの羽色のピンクはエサがピンク色だからなんだそうだ! フラミンゴのエサはピンク色の藻である。この藻の色素が羽色に移って、あのピンク色のフラミンゴになるらしい。 ちなみに動物…

「東京大学応援部物語」最相葉月

新潮文庫420円 単行本は集英社から出ています。 ここのところ、仕事が忙しくて、ろくろく新聞もテレビも見ていないのだが、これは!という情報だけはきちんとキャッチできている。 一般常識的なニュースはキャッチし損なっているのに……。(長野の聖火リレー…

「下妻物語」嶽本野ばら

小学館文庫 630円 どうも、私はベルサーチに特別な思い入れがあるような気がする。 それも「ベルサーチ!すっげー!かっけー!」というのではなく「ベルサーチ……?好きなの?うぷぷ」という、なんとも乾いた笑いを浮かべてしまうような……。 はっきり言って、…

「銀曜日のおとぎばなし」萩岩睦美

私と友人のシロさんにはお気に入りの庭がある。 といっても、そこは近所のホームセンター付属の施設であって、かつての華族のお屋敷、とかではない。 でも、四季折々の花が咲いてきれいなの~。園内のレストランでは3段トレーのアフタヌーンティもいただけ…

取り紛れておりました。

4月から転勤になりまして、3月末から取り紛れておりました。 いや、今も取り紛れています。 ここんとこ、仕事以外ほとんど何もしていないよ……。 そんな仕事まみれの中、ネットで「平野啓一郎結婚」のニュースを偶然見てしまい、けっこうショックでした……。…

「モモ」ミヒャエル・エンデ

岩波書店1,785円 岩波少年文庫840円もあります。 気づくと一日が終わっている……。 平日は仕方がない、と思う。 朝起きて、仕事に行って、帰ってきて、ご飯食べてお風呂入って、ちょっと本を読んで寝る。 このパターンだ。これは納得がいく。いかないかもしれ…

「人間椅子」江戸川乱歩

光文社文庫で全集が出ています。1巻に収録。1,050円。他社からも沢山出てます。 とある美術館の展示に彫像付椅子というものがあった。パプアニューギニアのものらしい。 どどーんとでっかい。大迫力。おそらく2m以上はあるかと思われる。 こちらです→ で…

「怪しいお仕事!」北尾トロ

新潮文庫 499円 姉妹編「危ないお仕事!」もあります。 先日、新聞の求人欄を何気なく眺めていて、すごいモノを発見してしまった。 求人「僧侶! 当方曹洞宗 要免許 ●●寺」 ……新聞で求人するような職業だろうか?僧侶。普通、本山とかが紹介するんじゃないの…

最近のわたし。

先日、職場のお姉さんのご自宅にお邪魔した。 そこのおうちは本がずらーっとならんでいた。しかも、私が良く読む文庫の小説とかじゃなくて学術書系。洋書も多かった。 おお!カッコイイ本棚だな~! 私もこういう本棚にしたいな~。憧れ。 でも、それより何…

「和宮様御留」有吉佐和子

和宮様御留 講談社文庫 660円(税込み) 「貧福 貧福 貧福……」 とつぶやきながら、毎日、職場の長い廊下を往復している。 なぜならば、最近、万歩計を付けているからだ。ピ●チュウのヤツ。ピカちゃん、意味もなく「ピカッピカッ」と鳴いてかわいいの。 毎日…

「人喰いの滝」有栖川有栖(「ブラジル蝶の謎」収録)

ブラジル蝶の謎 講談社ノベルス818円 文庫は579円 先日、久しぶりにまとまった積雪があった。10センチ弱くらい。おおっ!すごい! たまに雪が積もると、なんだか嬉しくなってしまって、庭の新雪にぽすぽす足跡をつけて喜んでいる私である。 いい年だけど、…

「失踪日記」吾妻ひでお

イーストプレス 1140円+税 大ベストセラーになった吾妻ひでお「失踪日記」を読んでいて、思い出したことがある。 私の友人GOちゃんの学生時代の逸話だ。 当時、私たちは貧乏だった。 貧乏だった理由はいろいろあるのだが、あえてここでは言明を避ける。ろく…