睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年読書のまとめ(マンガ編)

昨日に引き続き、本日は今年のマンガのまとめなんぞを……。珍しく勤勉な私。 私は字の本も読むが、それ以上にマンガも読む。 でも、記録をつけていないので、何冊くらい読んだのかが不明。おそらく100冊くらいじゃないかと……。(ちなみに字の本は読書記録…

2007年読書のまとめ

早いもので2007年ももうわずか。1年なんてあっという間ですなあ。光陰如矢。 この1年で読んだ本は今のところ108冊(マンガ除く)。 ああ、丁度煩悩の数じゃないか……。 そうなの。煩悩から離れられないの、私。解脱は一生無理だわ。 読んだ量が多い…

「空中飲茶飯店」かまたきみこ

朝日ソノラマ 上下巻 各巻756円 本を読んで、その世界に無性にひたりたくなることがしょっちゅうだ。 敬愛する三浦しをんさんのブログで、面白い!と紹介されていたので、早速購入したこの本は、中国茶を題材としたファンタジー。 中には中国茶のうんちくが…

「キス」マツモトトモ

全9巻各410円 文庫版は全4巻。各680円 先日、ゴスペルサークルのライブ(?)に行ってきた。友人が参加サークルの一つに入っているからだ。 所詮、田舎の発表会レベルなのだが、みんな楽しそうに歌っていて良かった。やっぱり歌は身一つで、明日からでも出…

「トム・ゴードンに恋した少女」スティーブン・キング

新潮文庫660円 うちの父は山登りが趣味だ。山男。 あれ、いないな~と思ったときはたいてい山に行っている。 趣味の程度なのだが、冬山とかにも行っちゃうので、それなりに危険なこともあるようだ。 「そう言えば、お父さん、いつ帰ってくるんだっけ?」と母…

「しをんのしおり」三浦しをん

新潮文庫460円単行本も新潮社から出ています。 ちょっくら思い立って、京都へ行ってきた。 2泊3日の紅葉狩り旅行。 京都は私の第2の故郷なので、ちょくちょく行っている。 春と秋は京都に行きたくなるのよね~。夏と冬は決して行きたくは無いがな……。あん…

「広辞苑」新村出編

岩波書店。普通版7875円。机上版12600円。 あれは確か、中学3年生の冬だった。 たまたまその年、私の誕生日に温泉に出かけた。父が永年勤続か何かで旅行券をもらったので。 旅館に着いて、温泉につかり、夕食もいただいて一息ついたところに父が切り出した…

「アドルフに告ぐ!」手塚治虫

文藝春秋ビジュアル文庫全5巻。各巻583円前後?他にも出てます。 私は仕事で電話を取り次ぐことが多い。総務だから。 しかし、一体誰が「総務=電話取り次ぎ」と決めたんだ!?電話ぐらい自分で出ろよ。 まあ、今はそれはいい。 先日もいつものように受話器…

「はじめちゃんが一番!」渡辺多恵子

マンガ文庫全8巻+番外編 590円前後。フラワーコミックスは全15巻370円ですが絶版。 台風20号の激しい雨風の中、私は献血に行っていた。物好き。 いつもは混雑している献血ルームがガラッガラ。さすがに、悪天候を押してまで献血に行く篤志家はそんなにい…

J●Bカードポイント

私も現代人の一人として、クレジットカードを所有している。 主に、ネットで本を買ったりするときなどに利用している。便利。 先日、久しぶりにカードのポイントを確認したところ、11月半ばで有効期限切れとなるポイントがあることが分かった。 これは使わ…

「パチンコ必勝原理」筒井康隆

角川文庫「日本以外全部沈没」に収録されています。他にもあるかも。580円。 やっちまった。 職場の人と、大げんか(?)してしまった。 しかも、ものすごく小さな理由だ。(私にとって。相手にとっては大問題なのかもしれない) 私は備品担当なので、電池を…

「箱男」安部公房

新潮文庫420円。改版は460円。 先日、職場でシュレッダーを購入した。 たいして大きいモノを買ったわけでもないのに、2重のでっかいダンボールに入れられて届き、「冷蔵庫か!?」と思ってしまったよ……。 地球にやさしくするために、これからは簡易包装が大…

「カラヤンとフルトヴェングラー」中川右介

幻冬舎新書882円。 ついに買ってしまった。 フルトヴェングラー指揮ベートーベン交響曲全曲集!デジタルリマスター版。CD6枚組。 思い切っちゃいました。なんと、1万円もするのよ!いちまんえん! 私のお財布状況からすると、大変な暴挙だ。何してんだ、…

「トーマの心臓」萩尾望都

いろいろ出てます。最近出たA5版は1470円 文庫版は710円 ついにここまで来たか……!! チラシを握りしめる私の手がふるふると震えた。 確かに現状の流れからすると、こういう発想が出てくるのはあり得ないことではない。が、私はまったくこんな事態を予想して…

「まほうをかけられた舌」安房直子

フォア文庫567円。 少し前の話になるが、私が働いていた事務所には「女性だけのお食事会」なるイベントが存在した。 何だかよく分からないけれど、季節ごとに、全員強制参加で仕事終了後に食事に行く、というはっきり言って、面倒なイベントだった。 (女だ…

「マンボウ阪神狂時代」北杜夫

新潮文庫476円 どうしちゃったんだ、今年の阪神は!ひゃっほう! 実は、私は小学校時代からの阪神ファンである。 単純な話だが、小学校時代、大阪に一時住んでいたからだ。 あ、でも誤解の無いように言っておきますが、大阪でも阪神ファン以外の人、沢山いま…

「特集・本の雑誌3 活字の愉しみ篇」本の雑誌編集部

角川文庫660円。本の雑誌の総集編です。現在は絶版? 本棚にしまいきれない本に悩まされている人は多い。 私もそんな中の一人だ。 買った本を手放さないのがいけない、と頭では分かっているのだが、古本屋に売るっていうことは「自分の娘とかを女郎屋に売り…

「ジョージィ!」いがらしゆみこ 井沢満

現在はフェアベル文庫500円くらいが入手可能のようですが、漫画家と原作者が揉めた関係で、文庫版等は出ていないようです。私はフラワーコミックス版を所有しています。 女の子の楽しみ。友達とああでもないこうでもないと喋りながら、デパートでお洋服を見…

「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子

新潮文庫620円単行本は1.680円 白泉社より勝田文さんが漫画化しています。 そういえば、私は落語が好きな子どもだった。 小学生の頃の私は、「まんじゅうこわい」を覚えて、自らテープに録音とかしていたのだ。恥ずかし~! それにしても、テープというあた…

作家占い(日本近現代文学)

先日、敬愛する平野啓一郎氏のブログで紹介されていた「作家占い(日本近現代文学)」をやってみました。 コチラ←興味のある方はクリックして下さい。 結果 紫落庵さんは芥川龍之介 です! ● 芥川龍之介さんのあなたは、着実に一歩一歩進む、努力型の人です…

「異邦人」カミュ

新潮文庫420円他 週一回の更新、というブログとして失格な更新すらままなっていない最近の「紫落庵書庫」だが、その理由は「太陽のせい」である。 いや~あまりにも暑くて、ネットが通じる部屋(=自室)には寝るとき以外行きたくなくてね……。 自室にもク…

「ゆうびんサクタ山へいく」いぬいとみこ

理論社 1,155円(私がもっているのは880円)フォア文庫530円版もあったようですが、現在は絶版。 私が小学生だったころ、近所の子どもの中で流行ったことがある。 それは、ク●ネコヤ●トの宅急便の配達車に登下校中に出会ったら「家まで乗せていっ…

「沈黙の春」レイチェル・カーソン

最近、私は園芸に夢中だ。 植木鉢で観葉植物とか多肉植物とかバラとかを育てているだけなので、今流行の「ガーデニング」ではない。そんな小じゃれたモノは私には似合わない。ただの園芸だ。 昨年あたりから、いろいろ育て出したのだが、昨年は大失敗。 ……ミ…

「走れメロス」太宰治

人間みな、どうしてだか分からないが、頭にこびりついて離れない単語、というのがあると思う。 私の場合、その単語は「セリヌンティウス」だ。 太宰マニアの皆さん以外は、あまり覚えている人がいないだろうが、「走れメロス」中の、メロスの友人の名前だ。 …

「できるかなV3」西原理恵子

嬉し恥ずかしボーナスをいただいたので、体重計を買った。 かねてより念願の、体脂肪とかいろいろ計測できる、TA●ITAのインナースキャン。 これ、すごいよ! ただ、体重計の上に裸足で載るだけで、体脂肪から基礎代謝から内臓脂肪から骨量まで測定してくれる…

「きょうはなんのひ?」瀬田貞二作 林明子絵

そういえば、うちの両親の結婚記念日がもうすぐだ。 だからと言って、父母そろって「ああ、そういえばそうだったねえ」という程度の感慨しかなく、目下大喧嘩中なので(理由は些細といえば些細だが、まあ、喧嘩するよねえ、という感じの理由)、だからどうと…

「あのこにもらった音楽」勝田文

先日までの私のピアノ課題曲はブラームスのワルツ(変イ長調)だった。(今はチャイコフスキー) 曲は基本的には自分で選ぶ。 この曲を選択した理由は「あの子にもらった音楽」の中で、蔵之介が主人公梅子にいつも弾いていた曲が、ブラームスの子守歌だった…

「巴里の憂鬱」シャルル・ボードレール

先日、職場で思いがけない落とし物(?)が発見された。 私の職場はとある公園内に設置されており、地元の人たちの散歩コースとして親しまれている。 その公園内に、一応、フランスのノルマンディー地方(ブルゴーニュ地方であるとの説もあり)のこじゃれた…

「オトナ語の謎。」糸井重里監修

つい先日まで、新潮ケータイ文庫で毎日配信される「オトナ語の謎。」を楽しみにしていた。終わってしまって残念である。 あまりに楽しかったので、文庫本も購入してしまった。 だったら、始めから本買えば安上がりだったのにねえ……。ばか、私のバカ。まあ、…

「月魚」三浦しをん

先日、蔵書の整理を行った。 床積みになっていた本を、どうにか収納せねばならん、という決死の覚悟の元、丸2日間かけての大掃除を敢行したのだ。 ものすごく疲れた……。 極度の疲弊のため、食事すら喉を通らなくなったよ。晩ご飯1回分だけどさ。 私は基本…