睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

巻機山~バテバテでたどり着く楽園~

巻機山は私の中で長いこと憧れの山であった。 以前、職場の人(元登山部)から「巻機はいい。登山経験ゼロの友人を連れて行ったが、すごくよかった、と感謝された」と聞いていたからだ。 ガイドブックなどを読んでみると「穏やかな山容が美しく」なんて書か…

鳴神山~ソロできままに~

ここのところ怠惰な生活を送っていたせいで、妙に体が重くなった気がしていて(気がするだけではなくて、実際に重くなっている)、夏山シーズン前に足慣らしでどこかの山に行っておきたいと思っていた。 G県内の近めの山で、手頃な山はないかな、と探してい…

「ヤマノススメ」しろ

お茶碗が焼き上がった。 あとは、これを持って山に行くだけだ。 私は陶芸を趣味にしている。 かなり緩い趣味なので、自分の作りたいモノを適当に作りため、だいたい1年に一度くらい窯で焼く。 今回は、以前から、そのうち作ろう、と思っていたお茶の碗をつい…

七輪ライフ~山の持ち物 番外編~

いろいろあった2020年。 5月に書く記事の冒頭ではないことは承知しているが、あえてこの書き出しで行く。まだ、2021年の前半なので、大丈夫だ。きっと。 2020年、私が購入した物の中で一番の「買って良かった」商品は「七輪」である。 家でのバーベキューが…

行道山~花咲く里山~

ついに行道山に行くことが出来た。 行道山はG県東部からほど近い、ストロベリー県にある里山である。その気になれば、ふらっと行ける手近な山なのだが、不思議なほどご縁がなく、何度かの日程変更を経て、ようやく登ることができたのだ。 当初は、友人ので…

水沢山~小鳥と温泉と~

このままでは山に行かないまま春がやってきてしまう。 まあ、春が来てしまっても何の問題もないのだが、急に心忙しい気持ちになり、G県の名湯伊香保温泉にほど近い水沢山に行くことにした。 「ランドネ」2020年9月号の紹介記事を読み「これは、冬に行くべき…

「白夜行」東野圭吾

本邦でも近年は便器の洋式化が急速に進んでおり、公共施設のトイレでも相当の割合が洋式便器になっている。 そして、本場(?)の西欧ではどうだか知らないが、日本の洋式便器には蓋がついている。 その蓋については、閉めるべきだ、いや、開けといてもいい…

百均メスティンの実力〜山の持ち物 その2〜

山へ行きたしと思へども 山はあまりにも遠し(気持ち的に) 我がG県の詩人、朔太郎は新しい背広できままな旅に出ることにしたらしいが、私は新しい山の道具できままなご飯を作ってみることにする。 新しい山の道具とは、話題の百均メスティンである。 私は今ま…