睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

「あやうしズッコケ探検隊」那須正幹

山を歩いているときに、ユリが咲いていると、私は何となく安心する。 何故か。 それはユリ根は食べられるからだ。 これで、いざという時(山で遭難した時?)も、最悪食料は確保できる。 スーパーでユリ根が売られているのを見るときも、茶碗蒸しの中にユリ…

ワイナリー収穫祭2019

自分が自分だと思える根拠は、昨日も一昨日もそのずっと前も自分だったからだろう。 記憶だ。 自分であった、という記憶があるからこそ、初めましての自己紹介も出来るのだ。 そして、過去の記憶の積み重ねが、自分としての成長の基礎になっている。足し算引…

大菩薩嶺~富士見道中~

9月下旬に大菩薩嶺に行ってきた。今回は山の相棒、ノムさんと一緒だ。 この時期に設定したのは、私にとって大きな意味がある。 それは、ついでにぶどうを買えるから!である。 今や衆目が一致するところの、最高においしい品種、シャインマスカットを購入す…

山の御朱印

数年前から御朱印をコツコツ集めることを趣味にしている。 もう一つの趣味である登山のついでにも御朱印を頂くことが多いので、山で頂いた御朱印をまとめてみることにした。 山の御朱印の収集パターンは分類すると、だいたい次の3パターンになる。 ケース① …

「この御朱印が凄い!」地球の歩き方編集室/「御朱印トレッキング」(公社)東京都山岳連盟監修

富士山で焼印を集めまくった私だが、それと同時に御朱印も頂いてきた。 焼印だけでは片手落ち!御朱印も見逃す訳にはいかない。 富士山の山頂には久須志神社(浅間神社の末社)と冨士山頂上浅間大社奥社があり、それぞれ御朱印が頂けるのだ。 なかなかの高額…

富士山~日本一の焼印集め~

山に登るようになって、だいたい5年。 ついに日本一の山を極めることになった。 昨年までの私は「富士山にはあまり興味がない」などと言っていた。 聞くところによると、ひたすらザレ場を登るだけの単調な登山道で、とにかく人が多く、大渋滞するからつまら…

木曽駒ケ岳〜ロープウェイ一番乗り〜

今年の夏も、私とキキちゃんの雨女コンビは山へ向かった。行き先は中央アルプスの木曽駒ケ岳。千畳敷カールのお花畑で有名な山だ。 雨女の呪いにかかりっぱなしの私たちなので、梅雨が完全に明けていて、夏本番になっているであろう8月中旬に日程を設定して…

尾瀬沼~チーズフォンデュで満喫しすぎ~

8月上旬に尾瀬沼に行ってきた。 G県民の私にとって、尾瀬の玄関口と言えば、鳩待峠。そこから、尾瀬ヶ原を一周するのが近年の定番コースだった。 しかし、今回は久しぶりに尾瀬沼方面にトライしてみた。何でも、今年はニッコウキスゲが7月の終盤が最盛期らし…

「さかなクンの一魚一会」さかなクン

私は以前から、さかなクンのことを尊敬している。 「魚が好き」というだけのことを、とことんまで突き詰め、その想いでご飯を食べていける地位にまで上り詰めた人物だ。なかなか、好きという想いだけでそこまでいける人はいない。 あの魚への愛情はホンモノ…

立山(2日目)~白き地獄の頂~

2日目である。今日は立山に登る。 雄山 大汝山 富士の折立を縦走し、大走りから下山する予定だ。残雪状況によっては、大走りではなく、ピストンの下山も視野に入れている。 みくりが池温泉にて、5:00起床。 前日、ここから日の出を見るのもいいね、などとノ…

立山+黒部ダム(1日目)~極楽のアルペンルート~

今年の梅雨前線はどうしたことか。 確かに毎年、7月頭までは日本では梅雨だ。梅雨なので、当たり前だが雨が降りやすい。 そのことを承知はしていたのだが、「梅雨といったって、毎日雨が降るわけじゃ無い」「7月に入れば明けている可能性もある」「それより…

「冒険図鑑」さとうち藍 松岡達英

少し前に地元の図書館に行った際、棚に懐かしい本を見つけた。 「冒険図鑑」である。 私が小学生だった●十年前、読んでいた本だ。確か、山好きの父親が買ってくれた。 児童書はベストセラーになると、長い期間ずっと売れ続けるらしい。小学生だった、私がお…

赤城山~すでに真夏~

5月下旬、私はまた赤城山(黒檜山)の登山口に立っていた。 12月にも登ったが、あの時は冬で、とても寒かった。今はとても暑い…。5月とは思えない暑さだ。下界は軽く30度を超えた真夏日である。 季節はあっという間にめぐるものだなあ、と感慨深い。 それにし…

「あした、山へ行こう!」鈴木みき

何事もスタートする時には初期投資が必要だ。 登山を始める時にも、登山道具を揃えるべし、と色々な入門書に書かれている。そして、その道具は登山道具専門店に行って、店員のアドバイスの元、揃えるとよい、と判で押したように、どの本も書いている。 登山…

矢木沢ダム 恒例の放流祭り2019

5月のゴールデンウイーク明け。今年もあの季節がやってきた。 年に一度の矢木沢ダムの点検放流である。 毎年、人気がウナギ登り。 このSNS時代、良い情報はあっという間に拡散されてしまう。「穴場」「隠れた人気」なんて言葉は、すぐに意味をなさなくなる。…

尾瀬ヶ原~雪中行進~

大型連休。私はついにあこがれの地に行ってきた。 尾瀬。 夏や秋には何度も行っているが、5月頭のこの時期は行ったことがなかった。 なぜならば、この時期の尾瀬はまだまだ深い雪に覆われているから。尾瀬の代名詞であるミズバショウすらまだ咲いていない。 …

「パンツの面目 ふんどしの沽券」米原万里

最近、たまに耳にするが、公共施設のトイレットペーパーを勝手に持って帰ってしまう人がいるらしい。 もしかしたら、家計がものすごく苦しいご家庭なのかもしれないが、なんともセコい話である。トイレットペーパーが無いなら、古新聞でも使えばいいのだ。(…

桜咲く

春が来た。 桜が咲くと、春が来た、と急にそわそわしてしまう。早く、花見に行かないと桜が散ってしまう。何が何でも、咲き誇る桜を見なければならない。だって、今年の桜は今年だけだから。 しず心なく 花の散るらん とうたった紀友則の気持ちがよくわかる…

気象神社で晴れ祈願

登山に行く日は晴れていて欲しい。 京都の大文字山に登った際の実感である。 雨登山もまた別の楽しみがあるとは思う。現に超絶雨女キキちゃんと、お互いを雨女とののしりつつ、楽しい登山ができた。下山後の湯豆腐、最高だったし。 でもやっぱり、晴れがいい…

宝登山〜春近し〜

冬の低山歩きの総決算として、長瀞の宝登山に行ってきた。 実は昨年、モ●ベルのイベントの抽選で、宝登山ロープウェイの無料券が当たったのだ。 有効期限は無いみたいだけど、早めに使った方がいいだろう。どうせなら、宝登山の代名詞である蠟梅が咲いている…

「とりぱん」とりのなん子

先日、道の駅の農産物直売所をうろついていて、「訳あり りんご」(8個くらいで350円)を発見して、私は驚喜した。 すぐさまレジに直行だ。 自分で食べるために購入した訳でない。庭に来る鳥にあげるのだ。 もうずっと以前から、我が家では冬場に時折、庭の木…

稲荷山(伏見稲荷大社)~妖しのインバウンド~

引き続き、京都の話である。 大文字山を登った翌日、帰路につく前に時間があったので、伏見稲荷大社に行ってみることにした。 実は、伏見稲荷大社は「京都一周トレイル」の出発地点。伏見稲荷大社の一ノ峰(山頂)への参拝コースはそのままトレイルコースにも…

大文字山~雨女リターンズ~

そうだ、京都行こう。 冬になったら、京都の大文字山に登ろうと、私は密かに計画していた。 冬に行ける雪の無い低山情報をコツコツ集めていたときに、ホシガラス山岳会「あたらしい登山案内」と四角友里「一歩ずつの山歩き入門」を読み、これや!と心のノー…

太田金山〜山頂で鍋〜

昨年の秋から、私には1つの夢があった。 荒船山に登った時に目にした風景。強烈に憧れた。 それは、山頂で鍋!である。もちろん寒いシーズンに! それも、シングルバーナーで野菜を煮込むだけ、といった簡単なものではない。 私が昨年荒船山の艫岩付近で見…

小盆栽講座

ついに、行ってみた。小盆栽講座に。 以前から盆栽には興味があったのだが、まだ手を出してはいけない領域だと自分に言い聞かせていた。せいぜい、盆栽だー!!(大宮市で売っている。サイダー)を飲んで悦に入る程度にとどめていたのだ。 しかし、たまたま行…

赤城山(黒檜山)~雪ふる前に~

新年あけましておめでとうございます。 今年も変わらず、気ままに続けて行きたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 新年明けてはいるのだが、昨年の12月初旬の赤城登山の話から2019年をスタートしたい。 赤城からスタートだと、なんだか縁起が…