睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

小浅間山でハイキング~のんびり山ごはん~

最近、ちっとも運動をしていないので、とりあえず足慣らしに簡単な山に行こうか~ということで、小浅間山に登ってきました。

愛読書「入門山」(NEKO MOOK)に書かれていた「わずかな登りで雄大な景色に」という言葉につられて、これだ!と即決。

掲載されていた写真の景色が素晴らしかったの!

これは行くしかないよな~。

久しぶりにヤッホーだぜ!楽しみ~!

 

しかしながら、時は梅雨。天気予報は風雲急を告げる雨模様!

ええ~っ、また~!

雄大な浅間を眺めに行くのに、また、白いもやもや地獄嫌だよう。

でも、まだ予報変わるかもしれない、と若干の期待を込めて当日を待つ。

また、てるてるの神様に願うしかないのか…。人間って、自然の前には無力だ…。

 

今回は1時間程度で登れる簡単な山、ということで、出発も遅く午前7時発。

高速で碓井軽井沢インターまで、ばびゅーんとひとっ飛び。

天気は曇り。厚い雲。まあ、雨が降ってないだけいいのかな~。(ちなみに天気予報は曇り時々晴れに変わってました。ありがとう!てるてるの神様!!

軽井沢の繁華街や三笠ホテルを横目にどんどん山方面へ。

白糸の滝に至る有料道路(有料の割には道があまり…)を抜けた先が登山口。

到着はだいたい9時半すぎ。

登山口の駐車場(?)には誰も駐めていなかったので「こ…ここでいいのか!?駐車して良い感じじゃないが!?」「でも、ネット掲載情報によると、この空き地が駐車場らしいぞ」という不安な会話をしつつ、どーんと駐めました。多分、大丈夫だったはず。

 

準備をだらだらして、10時くらいから登山開始。

シダ植物がたくさんあって、なんだか南国感軽井沢なのに!

しかも、るんるん歩いている私たちの前方に突然、ぷらーんと垂れ下がったシャック(正式名称はヒロオビトンボエダシャクというシャクトリムシらしい。帰ってから調べた)が…!!

ぎゃぁ!!

「た、隊長、左前方に最大級が現れました!!

回避!

と、進撃の●人ごっこをしてみる…。

ついでに、ハンドパワー写真の撮影も実施。シャック浮いてます!!

なんか野趣あふれる道だな…。ジャングルっぽい。

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 シダ植物がわさわさ。シャックの写真は自粛しました。

 

ほとんど傾斜もなく歩きやすいジャングルは30分くらいで終了。

視界がいきなり開けた先には、これから登る小浅間山の頂上がどーんと現れる。

なんと、天気はほぼ晴れに!

わーい!これは本当にてるてるの神様のおかげかもしれない!ありがたや!

よっしゃ~。登るぞ~!

足下はザレ場に。浅間は火山だからね。今、噴火警戒レベル2で登山できない山だもんね。

 

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浅間山。砂山って感じだ…。

 

ここからは上り坂。

ざくざくしてて登りにくいけど、それほどキツイ訳ではない。

中程まで登って、後ろを振り向くと、ついに浅間山のお出まし。

「おお~っ!間近で見るとすごいな、浅間!」

登っては振り向き、登っては振り向きを繰り返し、最後は道なき道(全体的にザレているので、トレースがよくわからないし、どこから登っても同じ感じだった)を登ってフィニッシュ!だいたい11時過ぎ。

浅間山どーん!!

しかも、雲海もどーん!!その向こうには八ヶ岳(らしいが、どれがどの山なのかはよくわかんなかった…)

下界は厚い雲に覆われて曇りだったけど、ここはその雲の上!

なにここ!最高じゃないか!!

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浅間山。頂上の雲はご愛敬。

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雲海。おいしそう…。右手に見える山が八ヶ岳(多分)

 

さて、今回は新たな取り組みとして、山ごはんの充実を図ってみた。

前掲の「入門山」に「雄大な景色で楽しむ山ごはん」と書いてあったので、「それだ!」と完全に乗っかることにしたのだ。

いつもはあまり時間に余裕が無いけど、今回は余裕があるからね~。うふふ~。

今回のごはんはホットドッグ!

ウィンナー炒めてパンに挟むだけ!

それ、山ごはんなのか!?料理ほとんどしてないじゃん!という苦情は受け付けないぜ。

簡単手軽なところが第一歩さ。

とりあえず、私の心意気として、軽井沢なので腸●屋のウインナーを用意した。

大奮発!。シャウ●ッセンよりも高級だよ!

財力で最初の一歩を成功へと導くのだ。ふふふ。

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完成品。油忘れたから、ちょっと焦げ付いちゃった…ケチャップは用意したのに…。

 

ホットドッグ、まいうー!!

写真には写っていないが、スライスチーズもトッピング。

おいしいじゃないか~。超簡単お料理だけど。

ノムさんと二人、感涙にむせびながらほおばる。

食後にはコーヒーを入れて、浅間を背景に「だばだ~だば だばだ~だばだ~」と二人で歌いながら写真を撮る。(他に誰もいなかったので…)

良い写真撮れたわ~。ほれぼれだわ。

 

1時間くらい山頂(東峰)でのんびり過ごし、西峰へ。小浅間山はピークが2つあるので、両方行ってみることにしたのだ。

一度、東峰を少し降り、西峰に登り直すのだが、この登りが割と大変…。ザレ場の急斜面なので、滑る…。子どもの頃、滑り台を登った時のことを思い出したよ…。

苦労してたどり着いた西峰は東峰よりも浅間が絶景らしいけど、雲で山頂部分が隠れていたタイミングになってしまったので、そこはイマイチ…。

でも、浅間に続く道がくっきりで、そこは感動。

いつかこの道をたどって、浅間山に登りたいな~。

 

下りはざっくざっく滑るように降りて、楽ちん。この滑るような降り方が楽しい!という方が多いみたいだけど、私はちょっと不安だな…。すぐに転がり落ちそうで。

一応、転ばずに堅い道まで降り立ち、そのまま下山。

途中、浅間の火山活動観測所みたいな建物があり「あのアンテナが怪しいね。悪の秘密結社のアジトだね」「小さい…まだ、全然勢力拡大できてないじゃん、秘密結社!!」などと愚にもつかない話で盛り上がる。

余裕があるので、馬鹿話にどんどん花が咲くのだ。

 

ジャングルを抜け、登山口到着が1時半くらい。

なんと余裕のある到着時間。いつも「どうして下山時はまわりに人がいなくなっちゃうのかな~?」「ロープウェイの最終に間に合わん!」とか言っている私たちとは思えないわ…。

浅間山。簡単お手軽で雄大な景色。いい山だったわ。

 

余裕があるので、帰りにトンボの湯(あの星野リゾート発祥の地だそうです)でお風呂。

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なんとお洒落な外観!銭湯とは思えん!さすがでござる!

 

1300円もするが、リゾート価格だから仕方あるまい。

周りにリゾートなお洒落人たちがたくさんいる中、「虫ついてないかな?」(ジャングルが野趣あふれていたので…)とチェックしあう私たちはちょっと浮いてた…。

トンボの湯は洗い場のお湯が定期的に止まらない仕様になっていて、さすが!と感動したよ。ずっとお湯が出てるの~!シャンプーもなんか良い感じだった。

さすが、星野リゾート

高級リゾートに慣れていないので、すべてに圧倒されている田舎者な私たち。

その後、調子に乗ってハルニレテラスでお茶。ご満悦。

余裕!スバラシイ!!

こういう山もたまには良いね~。

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別の日に道の駅(八ッ場ふるさと館)で買った、G県山の形のパンシリーズより。矢印の部分が小浅間山。(このパンシリーズ、じわじわ人気だそうです)

 

入門山トレッキングサポートBOOK2017-2018 (NEKO MOOK)

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 私が持っているのより新しいバージョンが出ていた…。