睡紫庵文庫

身辺雑記をまじえた読書雑記です。

マンガ

「ヤマノススメ」しろ

お茶碗が焼き上がった。 あとは、これを持って山に行くだけだ。 私は陶芸を趣味にしている。 かなり緩い趣味なので、自分の作りたいモノを適当に作りため、だいたい1年に一度くらい窯で焼く。 今回は、以前から、そのうち作ろう、と思っていたお茶の碗をつい…

「とりぱん」とりのなん子

先日、道の駅の農産物直売所をうろついていて、「訳あり りんご」(8個くらいで350円)を発見して、私は驚喜した。 すぐさまレジに直行だ。 自分で食べるために購入した訳でない。庭に来る鳥にあげるのだ。 もうずっと以前から、我が家では冬場に時折、庭の木…

「火の鳥ーヤマト編ー」手塚治虫

先日、我がG県では「HANI-1グランプリ」という大会(?)が開催された。 一体何が頂点を目指して戦ったのか!? そう。大会タイトルを読めばすぐにわかる。 ハニワである! G県で出土した埴輪の中のナンバーワンを決める戦いだ。そして、1位を獲得すると、そ…

「アカギ~闇に降り立った天才~」福本伸行

今、私の左腕には採血の注射痕がある。 「…どうしたんだ、その左腕」 「ふっ、ちょっと昨夜、鷲頭麻雀に興じたのさ」 って答えたいよ~!! 誰も聞いてくれないし、聞かれたとしても、答えの意味分かってもらえないと思うけど! そして、本当は献血に行って…

「玄椿」河惣益巳/「林檎でダイエット」佐々木倫子

暖かい日がだんだんと増えて、春の近さを感じるこの頃、私は椿に夢中である。 今、黒侘助が咲いてるの〜 ラブ‼︎ 赤と山吹色と緑の配色がパーフェクト‼︎ そもそも私が椿に興味を持ったのはかなり昔。 佐々木倫子「林檎でダイエット」に収録されている「椿館」…

犬の本いろいろ

今年は戌年!慶賀新春! もう一月も末で、完全にタイミングを逃した感があるが、犬が出てくる本ってどんなのがあるかな~とふと思い立った訳であります。 …とは言っても、私は完全な猫派で、猫の本ならいろいろ浮かんでくるが、犬だとイマイチ…。(いや、犬…

「ファミリー!」渡辺多恵子

HAPPY HALLOWEEN! 一応、最初に書いておきますが、今回、久しぶりに全く山に関係ないです。初心に返って(?)読書雑記です。 10月31日中にアップできるのかはなはだ心許ないが、今日はハロウィン。 11月からは冬になるので、魔物を払う、というケルト人の風…

「山登りはじめました」鈴木ともこ

前述の立山行きの時のことである。 一緒に行ったのは学生時代からの友人キキちゃん。(関西在住) 彼女は旅行に行くと、とにかく荷物が多い。一体何が入っているのか、と疑うくらいの大荷物で現れる。 今回の立山旅行でも、ザック(たぶん30L?)を背負い、…

「もう一人のマリオネット」さいとうちほ

先日、衝動的にスミレを買いました。 よく公園とかに植えられているパンジーとかビオラではなく、山野草のスミレで、素朴な小さい花を咲かせていたので、いてもたってもいられなくなって…。 ポット苗ではなく、鉢(プラだけど)入りなので、しばらく花を楽し…

「ちはやふる」末次由紀(2回目)

ちはやふる(9)講談社 440円 またもや漢検に破れた6月のある日、私は疲れた体を癒すべく、ごろごろ横になっていた。 ここ数日、ひたすら漢字漬けの日々を送り、机に向かい続けていたので、激しい腰痛にもおそわれていたからだ。 もう、ここまでやって、ま…

「ちはやふる」末次由紀

講談社BLKC 429円 先日、ゴミ捨て場でスバラシイ掘り出し物に出会った。 その日、私は大量に捨てられたフロッピーを回収していた。(フォーマットしてまた使うためだ。エコ) なんと、その中に「百人一首の遊び方」と題されたフロッピーを発見したのだ! 中…

「サディスティック・19」立花晶

いや~本のタイトルって大事だな~と、最近とみに思う。 今読んでいるのは中公新書「毒と薬の世界史」なのだが、これはタイトル買いしちゃった本。 世界史の中の毒殺事件とか錬金術とかの本だと思って。ボルジア家のチューザレとか…。 なんか、そういう後ろ…

「かわたれの街」勝田文

白泉社ジェッツコミックス 580円 惨敗しました。年末ジャンボ。 いや、当たりました、300円……。むなしい。 そうよね~。当たらないよね~。 どういう訳だか、年末には、もう当たったような気持ちでいたもんで、「どうして?どうして当たっていないの?」とえ…

「ブロンズの天使」さいとうちほ

小学館フラワーコミックス 全7巻 各巻407円 おお!あれはロシア式サウナ! や●やの千年ケフィアのCMである。 湯気の立ちこめる中、葉っぱを束ねたモノで、ぱしぱし全身をたたいているあれだ! CMを見て思い出した。あれは、さいとうちほ「ブロンズの天…

「鉄子の旅」菊池直恵 旅の案内人 横見浩彦

小学館 各巻590円 全6巻 私の仕事の一つに出張旅費の計算があるのだが、先日、とても面倒な計算をした。 その行き先は「石川県輪島市」。 輪島塗で有名な能登半島の町だ。 はじめは特に何も考えず計算を始めたのだが、初っぱなから大問題に激突! 輪島市内に…

「十二秘色のパレット」草川為

白泉社 花とゆめコミックス1~5巻(連載中) 各409円 なんと、フラミンゴの羽色のピンクはエサがピンク色だからなんだそうだ! フラミンゴのエサはピンク色の藻である。この藻の色素が羽色に移って、あのピンク色のフラミンゴになるらしい。 ちなみに動物…

「銀曜日のおとぎばなし」萩岩睦美

私と友人のシロさんにはお気に入りの庭がある。 といっても、そこは近所のホームセンター付属の施設であって、かつての華族のお屋敷、とかではない。 でも、四季折々の花が咲いてきれいなの~。園内のレストランでは3段トレーのアフタヌーンティもいただけ…

「失踪日記」吾妻ひでお

イーストプレス 1140円+税 大ベストセラーになった吾妻ひでお「失踪日記」を読んでいて、思い出したことがある。 私の友人GOちゃんの学生時代の逸話だ。 当時、私たちは貧乏だった。 貧乏だった理由はいろいろあるのだが、あえてここでは言明を避ける。ろく…

「空中飲茶飯店」かまたきみこ

朝日ソノラマ 上下巻 各巻756円 本を読んで、その世界に無性にひたりたくなることがしょっちゅうだ。 敬愛する三浦しをんさんのブログで、面白い!と紹介されていたので、早速購入したこの本は、中国茶を題材としたファンタジー。 中には中国茶のうんちくが…

「キス」マツモトトモ

全9巻各410円 文庫版は全4巻。各680円 先日、ゴスペルサークルのライブ(?)に行ってきた。友人が参加サークルの一つに入っているからだ。 所詮、田舎の発表会レベルなのだが、みんな楽しそうに歌っていて良かった。やっぱり歌は身一つで、明日からでも出…

「アドルフに告ぐ!」手塚治虫

文藝春秋ビジュアル文庫全5巻。各巻583円前後?他にも出てます。 私は仕事で電話を取り次ぐことが多い。総務だから。 しかし、一体誰が「総務=電話取り次ぎ」と決めたんだ!?電話ぐらい自分で出ろよ。 まあ、今はそれはいい。 先日もいつものように受話器…

「はじめちゃんが一番!」渡辺多恵子

マンガ文庫全8巻+番外編 590円前後。フラワーコミックスは全15巻370円ですが絶版。 台風20号の激しい雨風の中、私は献血に行っていた。物好き。 いつもは混雑している献血ルームがガラッガラ。さすがに、悪天候を押してまで献血に行く篤志家はそんなにい…

「トーマの心臓」萩尾望都

いろいろ出てます。最近出たA5版は1470円 文庫版は710円 ついにここまで来たか……!! チラシを握りしめる私の手がふるふると震えた。 確かに現状の流れからすると、こういう発想が出てくるのはあり得ないことではない。が、私はまったくこんな事態を予想して…

「ジョージィ!」いがらしゆみこ 井沢満

現在はフェアベル文庫500円くらいが入手可能のようですが、漫画家と原作者が揉めた関係で、文庫版等は出ていないようです。私はフラワーコミックス版を所有しています。 女の子の楽しみ。友達とああでもないこうでもないと喋りながら、デパートでお洋服を見…

「あのこにもらった音楽」勝田文

先日までの私のピアノ課題曲はブラームスのワルツ(変イ長調)だった。(今はチャイコフスキー) 曲は基本的には自分で選ぶ。 この曲を選択した理由は「あの子にもらった音楽」の中で、蔵之介が主人公梅子にいつも弾いていた曲が、ブラームスの子守歌だった…

「HEAVEN?」佐々木倫子

牡丹の美しい季節になった。 我が職場では連日、自宅の庭に咲いた牡丹を持参するおじさまたちで、会議用テーブルが華やかに彩られている。 最初の花が持ち込まれたとき「うわー綺麗ですね~」と女性職員がみんなで喜んだので、おじさまたちが競って持ち込み…

「ガラスの仮面」美内すずえ(2回目)

寒い……。 この前まで、暖冬とは言っても寒いね~と言っていた冬が去り、窓の外は花の散った桜が青々と茂っている。春がやってきた。 季節って、ちゃんとめぐるんだな~と実感できて、ちょっと感動したりもした。 が、しかし、ちょっと勘違いしていたような気…

「動物のお医者さん」佐々木倫子

昨日、訳のわかんない夢を見た。 夢の中で、友達たちと、ものすごくカッコイイ人にキャーキャー言っている。 とにかくめっちゃ格好良く、素敵な人なのだ。誰もが見た瞬間恋に落ちそうな、まあオスカルみたいな人だ。「オスカル様~」(ランビエール夫人) で…

「ガラスの仮面」美内すずえ

ついに買ってしまった、紫のバラを!ミニバラだけど。 先日、ふら~っと立ち寄った園芸館で、ミニバラを見ていたところ、「アンドレア」なるミニバラを発見。 それが紫のバラだったのだ!しかも、最後の一鉢! こ……これは買わなければならない!とはっしと掴…

「天才柳沢教授の生活」山下和美

経済学の教授である柳沢教授は、とにかく学問に対して真摯だ。 その行動は往々にして、凡人である私たちには計り知れない。 何があろうと夜9時になれば自動的に就寝。道路は直角に曲がり(宝塚音楽学校みたいだなあ)、安いサンマを手に入れるためならば、…